金属アレルギーへの関心の高まり、歯科用貴金属の価格高騰、そして審美的ニーズの上昇により、「保険で可能なメタルフリー修復」の需要は確実に拡大しています。
2018年4月に保険収載された高強度硬質レジンブリッジは、連結部補強として従来のメタル構造体の代わりにグラスファイバーを採用し、メタルフリー・審美治療を保険内で実現する新しい選択肢として注目されています。
このセミナーでは「保険のメタルフリーブリッジ」をテーマに、高強度硬質レジンブリッジの材料学的特性、適応症、基礎構造を整理するとともに、臨床でトラブルを避けるための支台歯形成の最重要ポイントについて東北大学大学院歯学研究科分子・再生歯科補綴学分野助教の原田章生先生に解説していただきます。
さらに実症例を通じて、適応判断・形成・装着までの流れをわかりやすく提示。
明日から臨床に活かせる“保険メタルフリー”の実践知を身につけたい先生方に最適な講義です。
こんな方におすすめ
👉 高強度硬質レジンブリッジの形成と装着を学びたい
👉 保険診療におけるメタルフリー補綴を実践したい
👉 支台歯形成のコツと接着のポイントが知りたい
講義目次
高強度硬質レジンブリッジ導入の背景
ブリッジの基本構造とグラスファイバー補強
材料学的特性(強度・耐久性・接着耐性など)
保険適応症と適応外ケースの判断基準
支台歯形成における注意点
臨床症例(形成・装着・トラブル防止)
講師
東北大学大学院歯学研究科分子・再生歯科補綴学分野助教 東北大学大学院歯学研究科分子・再生歯科補綴学分野助教。東北大学歯学部卒業。歯科材料学を専攻。著書・講演に「Tooth wearを伴う欠損歯列に対し固定性補綴装置で審美・咬合を回復した症例」「基礎研究・臨床研究から考えるCAD/CAM冠の特徴」など多数。