矯正領域において、治療を開始する前の状態を確認するデータとして重要な役割を担う「セファロ分析」。
計測点及び計測平面と基準平面のなす角を計測し平均値と比較することによって、歯の傾き、上下顎骨の位置関係を客観的評価することにも長けており、具体的な「数値」を用いた診査・診断は的確な治療へ導く一手として重要になります。
また、治療前後のデータを重ね合わせることによって、どのように歯や顎が動いたかの変化を比較出来る分析法としても矯正治療において不可欠な検査の1つです。
しかし、それを臨床に活かすことは容易ではなく正確な分析技術を習熟し理解しなければなりません。
このセミナーでは「セファロ分析」をテーマに、セファロ分析における解剖学的知識、よくあるトラブル、診断で重要な項目、数値を用いた診断例について 日本矯正歯科学会指導医・認定医の佐藤 亨至先生に解説していただきます。
矯正駆け出しの先生も、明日から臨床で活かせるセファロ分析の知識が身につきます。
こんな方におすすめ
👉 セファロ分析を身に付けたい
👉 読影・診断のポイントが知りたい
👉 矯正歯科をイチから学びたい
講義目次
セファロ分析によって何がわかるのか
セファロ撮影時によくあるトラブル
計測点設定の注意点
図形分析、線分析と角度分析
セファロ分析結果からの診断
セファロの重ね合わせ、PAセファロ分析
まとめ
東北大学歯学部卒業、東北大学大学院歯学研究科修了。東北大学歯学部附属病院助手、同大学歯学部講師、同大学大学院歯学研究科講師、東北大学病院講師を務める。日本矯正歯科学会指導医・認定医。厚生労働省認可歯科医師卒後臨床研修指導医。日本成長学会理事。