後戻りを減らす「保定」の話 - 矯正歯科治療における保定装置の種類から、期間や使い方の原理原則を解説
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後戻りを減らす「保定」の話

矯正歯科治療における保定装置の種類から、期間や使い方の原理原則を解説
1時間51分
松本 芳郎
配信期限
2025年03月26日(水) 23:59

講義詳細

「矯正歯科治療後、保定をしているのに歯が後戻りしてしまう…」 その原因の大半は治療の計画や結果、保定装置の選択などに問題があるからです。 適切な保定がなされていれば後戻りのリスクを下げることは可能ですが、「患者さんに保定の必要性を説明出来ていない」、「協力度にあった保定装置を選択出来ていない」などを理由に保定が不十分になり、後戻りが生じて再治療…なんてことも少なくありません。 患者さんにより協力度は高いけれど、歯列や咬合の影響で保定装置の破損が頻繁に生じてしまう方も一定数おり、モチベーションを保ち快適な保定生活を送ってもらうには術者の豊富な知識や経験・対応力なども欠かせない要素といえます。 このセミナーでは「保定」をテーマに保定の目的や種類、方法、保定装置の選択などの基本的な必修事項から、後戻りのリスクを下げるための理想的な診断や保定装置の使い方の要点、トラブル回避とトラブル発生時の対処法などについて、東京医科歯科大学咬合機能矯正学分野講師の松本芳郎先生にお話ししていただきます。 保定により長期間安定した歯列・咬合を得られた症例についても紹介・解説していただきます。 矯正歯科治療のスキルをアップさせるのに欠かせない保定に関する専門的な知識と実践方法について学べます。

こんな方におすすめ

👉 保定の基本について本気で勉強したい 👉 後戻りのリスクを下げるためのコツを会得したい 👉 保定中・保定後のトラブル回避と対応について学びたい

講義目次

  • 保定の目的・意義
  • 理想の保定
  • 保定の種類
  • 各種保定装置とその調整・取扱テクニック
  • 想定されるトラブル等
松本 芳郎
講師紹介
松本 芳郎
歯科医師・歯学博士

東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 医歯学系専攻 口腔機能再構築学講座 咬合機能矯正学分野 講師。東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業後、同大学大学院歯学研究科(歯科矯正学第一講座)博士課程修了。東京医科歯科大学歯学部 歯科矯正学第一講座 助手、同大学大学院医歯学総合研究科 口腔機能再構築学系専攻 口腔機能発育学講座 咬合機能制御学分野助手・講師、同大学歯学部附属病院 育成系診療科 矯正歯科外来 講師を経て現職に至る。(2024年10月より東京医科歯科大学は東京工業大学と統合して東京科学大学が誕生します。)公益社団法人日本矯正歯科学会 認定医・指導医。著書・講演に「臨床イヤーノート2014~ SECTION 9 矯正歯科 1. 医療面接, 3. 予防・治療(基本)技術, 5. 応急処置, クインテッセンス出版, 624-629, 648-653, 660-662, 2013」、「咬合機能低下歯根膜における歯の移動時の歯根吸収と炎症関連因子, 第64回日本矯正歯科学会サテライトセミナー, 2005」、「Basic investigations of an orthodontic onplant. 第6回アジアインプラント矯正歯科学会・台湾矯正歯科学会年次大会招待講演, 2007」、「異なる保定装置で長期保定し安定している過蓋咬合・叢生を伴う3症例, 第73回日本矯正歯科学会一般講演, 2014」、「スポーツ選手の不正咬合を診る―外傷リスクと競技力の関連―, 日本スポーツ歯科医学会第21回認定研修会, 2015」、「より良い咬合育成のために~筋機能療法と矯正歯科治療、第27回日本臨床スポーツ医学会シンポジウム, 2016」、「低侵襲性直接法コンポジットレジン修復を活用して個性正常咬合を確立した3症例, 第78回日本矯正歯科学会一般講演, 2019」など多数。

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