一度失った歯周組織を取り戻す「歯周組織再生療法」において大切なことはなんでしょう?
状況に適した薬剤やメンブレンなど生体材料の使用もそうですが、最も重要なのは再生療法に適した環境づくりになります。
つまり、技術が進歩し素晴らしい生体材料があったとしても、それらが能力を発揮できる環境がなければ期待する効果は得られないということです。当然、求められる環境は患者さんに応じて異なるため、患者さん1人1人に応じた環境を作るには適切な切開線の選択など手技的な内容はもちろんのこと、再生のメカニズムについてなど多くの知識が求められます。
歯周外科のベーシックを網羅的に学ぶ全3回コースの最終回は「歯周組織再生療法」をテーマに、再生療法も歴史から本日に至るまでの進歩、再生療法に適した環境づくり、近年注目を集める抜歯後の骨吸収の予防法「ソケットプリザベーション」について 神奈川歯科大学先端臨床医学系口腔再建学分野特任教授 児玉利朗先生に解説していただきます。
再生のメカニズムに基づいた症例の解説もございます。
歯周外科のスキルをワンランクUPしたい先生方、ぜひご受講ください。
こんな方におすすめ
👉 歯周外科の基礎を固めたい
👉 歯周外科の腕をワンランクアップさせたい
👉 基本的外科処置を見直したい
講義目次
歯周外科処置とは
診査診断
基本的な外科処置
フラップ手術
講師
現在、神奈川歯科大学特任教授。神奈川歯科大学卒業後、同大学歯周病学講座に入局。1997年に退局後、児玉歯科クリニックを開業。神奈川歯科大学客員教授、同大学大学院歯学研究科高度先進口腔医学講座教授(2014年~)、神奈川歯科大学附属横浜研修センター・横浜クリニック院長(2023年まで)を歴任し現職に至る。