矯正治療において治療後の側貌(プロファイル)の変化は重要であり。仮に上顎前突を改善しても、横顔が美しくなければ患者さんは満足されません。
つまり歯科矯正臨床においては、主訴としての咬合異常のみでなく、治療前の診査診断で側貌についても適切な診査診断を行い治療計画を立案することが必要です。
しかし顎顔面頭蓋形態の異常、特に日本人で多い下顎前突に関しては遺伝的要因と環境的要因が複雑に関与しており、原因として何の比重が大きいかの判断やこれを加味した治療計画の立案は困難と言われています。
実際「ご家族にも受け口の方はいますか?」など簡単な家族歴の確認で終わりにしてしまっている方も多いのではないでしょうか?
このセミナーでは「プロファイルデザイン」をテーマに、双生児法による顔面形態の遺伝・環境要因、診査診断、セファログラムの活用法、治療計画の立て方について関連する論文や症例をもとに 日本大学特任教授 葛西一貴先生(松戸歯学部歯科矯正学)に解説していただきます。
客観的指標をもとに立てた治療は再現性が高く、先生の成功症例を増やすことに必ず役立ちます。
横顔美人な患者さんを増やしましょう。
こんな方におすすめ
👉 再現性の高い矯正治療を身につけたい
👉 美しい側貌の作り方について考えたい
👉 骨格異常に関する症例を論文をもとに学びたい
講義目次
日本人の横顔
顎顔面頭蓋形態と遺伝
評価方法と治療計画への活かし方
症例供覧

講師紹介
葛西 一貴
日本大学松戸歯学部歯科矯正学 特任教授
日本大学松戸歯学部歯科矯正学 特任教授。日本大学松戸歯学部卒業後、同大学大学院修了(歯学博士)。日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座助手、講師、教授を経て現職に至る。日本矯正歯科学会認定医、指導医、管理指導医。外国歯科医師臨床修練指導歯科医。著書・講演に「歯科に役立つ遺伝学」「新・歯科衛生士教育マニュアル 歯科矯正学」など多数。