ロシアに供給を依存するパラジウム、ウクライナ情勢を受け価格急騰

1D編集部
2022年2月25日
歯科医療者にとっては馴染みの深い金属の一種、パラジウム。「金銀パラジウム合金(通称:金パラ)」として、歯科治療でも使用されている。

パラジウムはこの十数年、自動車触媒や電子工業などの産業向け需要が高まっており、この数年では投資需要も増加していた。

その影響からか、歯科業界ではパラジウムの価格高騰が懸念されていた。2017年頃は1gあたり3,000〜4,000円程度で推移していた価格は、昨年春には1gあたり10,000円を超えた。

価格変動の背景にはロシア情勢


パラジウムは、世界全体の供給量の約50%(約110トン)をロシアに依存している。緊迫を高めるウクライナ情勢をめぐり供給懸念が広がり、先月から買いが殺到し価格が急騰している。

2021年5月、パラジウムは史上最高値を付けた。これもロシアの鉱山大手の浸水事故による供給懸念が一因であった。識者によれば、ウクライナ情勢がさらに発展しロシアからのパラジウムの供給が滞った場合、最高値を再び更新する可能性も否めないという。

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需要の8割占める自動車業界の動向も


一方で、需要サイドではニーズが小さくなっているという見方もある。

昨年以降、新型コロナウイルスの拡大や半導体不足により、自動車大手の減産が相次いでいるためだ。自動車の排ガスを浄化する触媒に、パラジウムが数g単位で使われている。

パラジウムの需要の80%は自動車産業が占め手織り、その価格形成において自動車業界の影響を大きく受けるのだ。

また長期的には、自動車業界における脱炭素に向けた電動化の動きも、パラジウムの需要が抑制される一因になるだろう。

今後も動向に注視が必要


パラジウムは、金やプラチナ(白金)などの貴金属と比べると市場が小さいため、わずかな強弱材料でも価格が反応するという特徴がある。

価格の先行きを予測することは難しい金属とされており、当然われわれ歯科医療者はそれを予測する術を持たない。パラジウムの価格急騰で、歯科医院の経営者は頭を抱えている。

今後もウクライナ情勢や自動車業界の動向、また供給の約3割を占める南アフリカの動向などを注視しながら、継続して発信を続けていく。

参考文献


1
金パラはどこから来て、どこへ行くのか?』青木 秀馬, 1D(ワンディー), 2020年11月21日.
2
『プラチナ投資のエッセンス パラジウムとは:プラチナ及びパラジウム投資への手引き(URL)』 World Platinum Investment Council, 2020.3.
著者/監修者
1D編集部
歯科医師

1D編集部は、臨床経験のある歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士で構成されています。歯科業界の最新ニュースから歯科医療の臨床・学術情報、歯科医療者のためのライフスタイル記事まで、歯科医療の専門家の視点で、ただしく・おもしろいコンテンツをお届けします。

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1D編集部
2日前

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1D編集部
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1D編集部
2024年8月15日

口腔外バキューム、ちゃんと使えてる?サブスクでお得に最新設備を導入しよう

厚生労働省が推奨する、院内感染対策の施設基準でもある「口腔外バキューム」を設置している歯科医院は多いだろう。しかし製品によって機能はもちろん異なり、設備としての要件や使用法をしっかり満たせているかは疑問だ。つまり、あれば何でも良いというわけではない。今回は感染対策の中でも口腔外バキュームに焦点を当て、意外と知らない型式による違いなどを紹介したい。口腔外バキュームの普及と誤解口腔内を治療する歯科医院は、感染症予防と衛生管理の徹底が患者からの信頼度に直結する。コロナ渦を通して、患者の感染症に対する意識が高まったこともあり、より清潔で安全な環境の整備が必要となった。あなたの医院ではどのような対策がなされているだろうか。有効な対策として口腔外バキュームがある。口腔内バキュームでは吸引できなかった微細な水や唾液、切削粉塵、におい等を吸い取ることができる。特に治療時に発生するエアロゾルは、患者の血液や微生物、病原菌も含んでおり、院内感染を引き起こす原因だ。これらを防ぐためにも、口腔外バキュームの使用が推奨されている。厚生労働省によると「口腔内バキュームのみ使用した歯の切削後に、患者の口腔レンサ球菌が術者のマスク・眼鏡、診療室の空気中から検出された一方で、口腔外バキュームを併用した場合の細菌の検出約9 割減少した」との結果が報告されている。そのため、口腔外バキュームの設置はあらゆる制度のより高い水準の施設基準となっている。「口腔管理体制強化加算(口管強)」や「歯科外来診療感染対策加算」認定基準の一つとして、「歯科用吸引装置により、歯科ユニット毎に歯の切削や義歯の調整、歯冠補綴物の調整時等に飛散する細やかな物質を吸引できる環境を確保していること」があり、この基準を満たすためにも口腔外バキュームを設置する医院は多い。しかし、口腔外バキュームを効果的に使えているかはまた別問題となる。基準を満たすために、簡易的な移動型の口腔外バキュームだけを使用してはいないだろうか。移動型は、導入コストが低く、最低でも一台購入すれば移動して使用できるといったフレキシブルな面もあるため、比較的導入しやすい選択肢となっている。しかし、いくつかの問題点があり、結果的に不適切な使用になってしまう場合があることに注意が必要だ。手軽な「移動型」のリスク移動型バキュームの特徴は、一台で吸引、汚染物の除去、排気を完結させられる点である。必要なすべての機能が一台にまとまっているため、設置・移動をスムーズに行うことができる。また小型なものが多く、価格帯も低くなっている。このような導入のしやすさから、前述したとおり、感染症対策において移動型を設置する歯科医院が急増した。しかし、これらの利点は、かえって口腔外バキュームとしての効果を損なっている。注意すべき点の一つ目として、移動型の製品は吸引力が弱いという点が挙げられる。製品によって差はあるものの、小型化によってより強い力を出すことは難しくなる。十分な吸引力を持たなければ、拡散しやすいエアロゾルを取り逃してしまい、口腔外バキュームの役割を果たせない。また石膏やレジンなどを吸えないこともあるので注意が必要だ。注意すべき点の二つ目は、移動型バキュームの排気方法である。吸引された空気はフィルターを通った後、移動型バキュームの外へと排気される。つまり、排気は室内で行われることになる。いくらフィルターを通った空気とはいえ、完全に汚染物質を除去できるとは断定できない。よって室外へ排気した場合と比べれば、移動型バキュームは十分な安全性を保てないと考えられる。その他にも移動型には、室内の騒音や位置決めの取りづらさなどといった問題もある。これらを踏まえると、「口腔内バキュームで除去しきれなかった物質の除去」と「飛沫やエアロゾルによる環境汚染の防止」という本来の目的を果たすには能力の劣る面があり、扱いやすさにおいても移動型にはデメリットがあることを把握しなければならない。正しい感染対策として適切な使用そこで、口腔外バキュームの効果を最大限に発揮するため、移動型に代わる製品がセントラル型となる。セントラル型とは、強力な基幹吸引モーターを機械室に取りつけ、設備された配管を通じて各ユニットの吸引口から汚染粉塵を吸引する方式である。移動型と異なり、吸引口は各ユニットに固定して設置し、基幹部分へと送る配管も床下に敷設する必要がある。そのため、導入には大規模な工事を伴い、価格帯も高めになるのだが、その分の効果が期待できる。まず、吸引モーターは移動型のように小型化する必要がなくなり、強力な吸引力が得られる。吸引力の強化は、治療時に排出される汚染物質の取り逃しを減らすことにつながる。加えて、各ユニットから離れた場所に吸引モーターを置くことによって、診療室内の静音化も可能になる。またセントラル型では、排気口を室外にとりつけることができる。これによって、万一フィルターで汚染物質が完全に取り除かれなかった場合の再拡散を防ぎ、感染症対策という観点において安全性が高められるのだ。以上のように、セントラル型は移動型と比べると、あらゆる面で長けた性能を持ち、本来の目的により近づいた結果が期待できる。しかし、導入コストの面からセントラル型を選択しない歯科医院が多いのが実情である。特にテナント歯科であれば、配管工事に時間とコストがかかるため設備投資に手が回らないだろう。実際、2020年5月のデータでは全国で15%ほどの歯科医院にしか設置されていない。やむを得ず、移動型で対応するという形になりがちだ。しかし一台一台が幅を取るため、全台設置までとは至らないだろう。初期費用に悩まない「セントラル型」のサブスクが登場そんなセントラル型の口腔外バキュームを、手軽に導入できる方法がある!株式会社Deportでは、2024年4月から「セントラル型」のサブスクリプション(定額制)サービスを開始した。また、通常購入でも定価380,000円とリーズナブルな設定となっている。これまで、その初期費用の高さから、なかなかセントラル型の設置に踏み出せなかった医院も多いことだろう。しかし、このサービスとリーズナブルな価格によって設置のハードルが格段に低くなる。株式会社Deportのセントラル型バキュームは、強力なモーターによってウィルスや石膏、レジンの吸引が可能。関節部はフレキシブルに動き、位置調整が誰でも簡単にできる。スタイリッシュで診療室内の幅をとらないデザインだ。またサブスクリプションは「支払手数料」といった費用科目で経理処理ができるため、固定資産税がかからない。さらに、料金内にはメンテナンス料も含まれているため、いつまでも安心して使い続けることができる。このような利点はサブスクリプションならではのものだ。「手軽に導入したい」という医院にお勧めなこのサービス、気になる金額は?アーム&ポールとモーターそれぞれ一台ずつ契約することが可能。組み合わせでの利用は月額26,020円で利用することができ、4年目以降はなんと月額13,010円となる。リースよりもお得で、4年目以降いつでも解約できるのも、このサービスの特徴だ。定常的に利用している、もしくは利用する可能性が高い場合は、こちらのサブスクを活用して長期利用するのがおすすめだ。継続年数、設置数によって月額は変動するため、下の表が参考だ。※税抜価格となります令和6年6月の診療報酬改定で加算対象にさらに令和6年6月のの診療報酬改定により、個室や陰圧室での処置が加算されることとなった。従来、医科でのみ個室や陰圧室の定義がなされていたが、今回の改定で歯科にも表記されるようになったのだ。その詳細は、「歯科診療特別対応加算」が細分化され「円滑に処置する手技・手法を用いる、もしくは個室/陰圧室にて診療を行う」事で、250点もしくは500点の加算が得られるといったものである。 これは株式会社Deportの口腔外バキュームにも適用される。株式会社Deportの口腔外バキュームを使った陰圧検証において、密閉空間で口腔外バキュームを設置し検証した結果、約25秒で2.5pa(陰圧と認められる数値)を測定することができた。よって、個室内で株式会社Deportの製品を使用すると陰圧対応と認められるため、特別対応加算を得られることとなった。 ※口腔外バキューム(DeApollo)での検証結果感染対策がより重要視されている 診療報酬改定を受けて、感染対策はさらに重要事項となっている。 具体的には従来の「外来環」が廃止され、「歯科外来診療医療安全体制加算」と「歯科外来診療感染対策加算」の2つに分けられ、より高い水準の施設基準に変更となった。 これまでは、基本的なAEDなどの医療機器の整備と緊急時の他医療機関との連携準備ができていることが施設基準となっていた。しかしこの度の改正により、感染対策も施設の基準に追加されることとなった。感染対策にはCOVID-19といった新興感染症も含まれている。 つまり、感染症の流行期であっても医療を止めてはならないという訳だ。 また、近年では患者だけでなく衛生士においても、感染症対策の設備が整った医院を選ぶ傾向が顕著である。口腔外バキュームを設置することは、患者から、スタッフから、そして国からも求められている投資なのではないだろうか?衛生管理に力を入れているかの尺度となる、セントラル型の口腔外バキューム。新しく誕生した株式会社Deportのサブスクリプションサービスを使い、より清潔な診療室を手軽に目指してみてはいかがだろうか。詳細はこちら
1D編集部
2024年8月1日

<実録インタビュー>歯科医師を引退した68歳が始めた投資

引退後も安定した生活を実現するためには、資産運用が欠かせません。特に、長年にわたり専門職として活躍してきた歯科医師にとって、賢い資産運用は今後の生活の質を大きく左右します。今回のインタビューでは、68歳で東京都港区にある歯科医院の経営を引退されたAさんに、その資産運用について深掘りします。お父様から継いだ歯科医院を25年間経営し、2022年に引退。長年、銀行や証券会社からの投資勧誘はありましたが、投資活動には手を出していませんでした。しかし、遺産相続をきっかけに不動産投資を始め、現在では商業ビルを所有し、年間約3000万円の収入を親族が運営する会計事務所と連携し法人として運用、さらには約5000万円の株式を保有するに至りました。Q. Aさん、引退されてからの資産運用についてお聞かせください。特に、投資を始める前に持っていた不安はありましたか?はい、実は引退するまで投資にはほとんど興味がなかったんです。でも、父から受け継いだ不動産を何とか活用したいという思いと、引退後の生活への不安がありました。最初は何から手をつけていいのか分からず、正直なところかなり戸惑いました。Q. その不安をどのように乗り越え、資産運用を始められたのですか?まず、遺産相続で手に入れた商業ビルをどう活用するか考え始めたんです。そこで、親族が運営する会計事務所の助けを借りて、法人としてビルの運用を開始しました。それがきっかけで、より積極的な資産運用に興味を持つようになり、不動産投資や株式投資、その他様々な投資に手を出すことにしました。Q. 具体的に最も上手くいっていった資産運用はなんだったんですか?仮想通貨です。私自身は仮想通貨というものに懐疑的で、なんなら嫌悪感すら覚えるほど苦手意識がありました。なので最初に仮想通貨を始めようという話になった時は、最初は本当に不安だらけでした。知識も経験もない中でのスタートでしたから、どうなることかと思っていました。でも、Bitcoinを含む主要通貨に少しずつ投資をしていくうちに、その価値が急上昇しました。特に驚いたのは、投資を始めてからわずか3ヶ月で、投資資金が約3.5倍にも増えたことです。それは私にとっても、周りの人たちにとっても予想外の結果でした。その成功体験から、仮想通貨投資に対する理解が深まり、よりリスクを管理しながら投資を進める方法に興味を持ち始めました。現在は、ドルベースで取引される仮想通貨を中心に、年間20%のリターンを目指しています。リスクを低減しつつも、しっかりとしたリターンを目指せる仮想通貨投資に、今はかなり力を入れていますね。Q. その成功体験が資産形成のスタンスにどのように影響したんでしょうか?資産運用に対する見方が変わりました。リスクがあるからといって避けてばかりいては、大きなチャンスを逃してしまうこともあると学びました。もちろん、無闇にリスクを取るわけではありませんが、適切なリスク管理とバランスを考えながら、積極的に投資の機会を探求していくことの大切さを実感しています。これからも、学び続け、賢く資産を増やしていきたいと思います。Q.  他の人にアドバイスを求めることに対して、不安や不信感はありませんでしたか?最初は確かに、他人に自分の財産状況を相談することに対して大きな不安がありました。自分のこれまでの努力で築いてきた資産を誰かに話すのは、少し怖いと感じる部分もあったんです。でも、一人で悩んでいても答えが出ないことに気づいたんですね。そこで、勇気を出して専門家に相談してみると、私の不安をしっかりと受け止めて、分かりやすくアドバイスをくれました。専門家の方々は、私みたいに資産運用に不安を持っている人をたくさん見てきているので、その経験をもとにしたアドバイスがとても心強かったです。徐々に、専門家と一緒に資産運用の計画を立てることで、不安が解消されていきました。Q.  資産運用で成し遂げたことについて、どのように感じていますか?資産運用を始めてから、私の資産は確実に増えました。もちろん、市場の変動には一喜一憂することもありますが、全体としては安定した収入を確保できていると感じています。特に、商業ビルの運用から得られる収入は、引退後の生活に大きな安心感をもたらしてくれています。また、株式投資や仮想通貨に関しては、最初は不安も大きかったですが、慎重に運用を続けることで、その不安も少しずつ解消されてきました。資産運用を通じて学んだこと、経験したことは、私にとって非常に価値のあるものです。今後も、資産運用を続けながら、安定した老後を送っていきたいと思います。Q. 老後の不安に対して、他の歯科医師へのアドバイスはありますか?老後の不安を抱えている歯科医師の方々には、まず行動を起こすことをお勧めします。不安を感じるだけでは何も変わらないし、悩んでいる時間があるなら、その時間を資産運用の学習に充てるといいと思います。そして、専門家のアドバイスを積極的に求めてください。最初は不安かもしれませんが、専門家の知識と経験は、私たちが見落としがちなリスクを教えてくれたり、新たな投資のチャンスを提案してくれたりします。資産運用は一朝一夕にはいかないものです。長い目で見て、じっくりと取り組む必要があります。そして、リスクを恐れず、でも無謀にならないように、適切なリスク管理を行ってください。専門家のサポートを受けながら、資産運用にチャレンジしてみることで、老後の不安を少しずつでも解消していくことができるはずです。投機ではなく投資をするためにプロに相談をAさんの経験からは、老後の資産運用における不安を解消するためには、行動を起こすことの重要性と、専門家のアドバイスを積極的に求めることの大切さが浮かび上がります。資産運用の道のりは決して簡単ではありませんが、適切なサポートと正しい知識があれば、より安心して将来に備えることができるでしょう。仮想通貨や株式投資などは投機的な側面が目立ってしまい悪い印象を持たれている方も多いかもしれませんが、適切な資産ポートフォリオを組んだ上でプロの相談を元に進めることで適切な投資手段になり得ます。情報収集をしているけど知識だけが溜まって行動に移せないという方もまずは、どんな相談がプロにできるのかを知るところから始めせんか?どんな相談ができるのか詳しく見てみる
1D編集部
2024年7月16日
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