いつもと同じように局所麻酔を行ったのに、患者さんから「麻酔が全然効いていない」と言われてしまった苦い経験をしたことはありませんでしょうか?
日々の臨床で、局所麻酔はもっとも多く行われている診療行為のひとつであるにも関わらず、局所麻酔に関して、知識や技術の見直しを行う機会は多くは無いように思います。
局麻の投与量って実は習った事なくて、先輩の見様見真似で覚えたけど、本当にこれで合ってる?
炎症があると麻酔が効きにくいのは知ってるけど、どんな理由だっけ?
局所麻酔に関する疑問は、深く考えればたくさん出てきますが、いまさら学生時代の「歯科麻酔学」の分厚い教科書を開く余裕はないな…と、つまり「局所麻酔」は感覚的に行ってしまっている診療行為ではないでしょうか。
このセミナーでは「効きにくい部位での局所麻酔」をテーマに、麻酔を確実に奏効させるための解剖の基礎的な話から、手技的なコツ、伝達麻酔に切り替えるべき症例、痛みが除去できない場合の対応について、日本歯科麻酔学会専門医の征矢 学先生に解説していただきます。
難しそうな「歯科麻酔の話」をできるだけ簡単に、そして明日からの臨床ですぐに使える知識としての「よく効く局麻のポイント」として薬の話、投与量の話、どれくらい待つべきなのかという話、そして最新の局所麻酔の情報アップデートといった今後どのような薬の需要が高まるかまで枝葉を広げてお話ししていただきます。
疼痛のない、ストレスフリーな歯科治療を目指しましょう!