歯科医院で発生した死亡事故の実態について、皆さんはどれくらい理解できていますか?
小児に対する局所麻酔が関連した死亡事故やインプラント治療に関連した死亡事故などが起きたことを知っていても、その原因や機転、裁判による法的責任など、その一連の流れについて詳しく分かっていない方は多いでしょう。
同じ過ちを繰り返さないためにも、過去にどんな死亡事故が起きたのか、そしてその経緯などがどのようなものだったかを理解しておく責任があるかも知れません。
このセミナーでは、歯科医院における過去の死亡事故のケースを取り上げ、可能な範囲でその詳しい経緯などを丁寧に紐解きます。そして過去のケースを通じて、歯科医院における医療訴訟の現状や、医療事故が起きる原因、医療事故調査制度の仕組み、そして事故が起きてしまった際に正しく対処するためのポイントについて、鶴見大学公共医科学研究センター長・教授 佐藤慶太先生に解説していただきます。
震災など有事における歯科医師の活動や前回のセミナーの後に質問が多く寄せられた、どのような保険に入ればいいのかなど保険選びの基準についてもお話しいただきます。
患者さん、そして自分自身を守るために、正しい知識を身につけましょう。
こんな方におすすめ
👉 歯科医院の死亡事故のケースを知りたい
👉 死亡事故を起こした時の適切な対処法を知りたい
👉 医療紛争を防ぐ方法を知りたい
講義目次
医療機関における死亡事故の実態
医療事故しに関する司法捜査と法的責任
医療事故調査制度とは
保険の選び方
歯科医院におけるケーススタディ
鶴見大学公共医科学研究センター長・教授。鶴見大学歯学部を卒業後、東京医科歯科大学大学院医学研究科(法医学専攻)にて医学博士修得。東京医科歯科大学医学部助手、鶴見大学歯学部准教授、鶴見大学先制医療研究センター教授を経て現職。他に日本法歯科医学会理事(倫理・医療安全委員会委員長)、日本医療安全学会代議員、日本歯科医学会連合医療安全調査委員会副委員長、地方裁判所医事関係訴訟裁判専門委員等を務める。著書に「社会医学事典」、『法医歯科学』、「医と法の課題と挑戦」等多数。医療事故の原因分析と防止のプロフェッショナル。