親知らずの抜歯後、神経損傷なんてないと思っていませんか?
抜歯時の電気メスの利用や、解剖をよく理解しないまま抜歯をした結果、舌神経を損傷した事例も存在します。
神経麻痺が起きたことは、患者から言われないと分かりません。麻痺のレベルによっては、いくら時間が経過しても治らないこともあります。
神経の走行を正しく理解し、どのような状態の歯を抜歯すると神経麻痺の可能性があるのかを知ることで防げる神経麻痺は多いのです。
このセミナーでは、神経麻痺に関係する解剖や診断の仕方、処置中の注意点などを東京歯科大学名誉教授・客員教授、同大学千葉歯科医療センター長補佐、亀田総合病院 顧問である柴原 孝彦先生に解説していただきます。
麻痺が起きてから「知らなかった」では済まされません。患者も術者も不幸にならないために、正しい知識を身につけましょう。
こんな方におすすめ
👉神経麻痺について意識してこなかった
👉神経の走行について自信がない
👉抜歯など外科処置をする機会が多い
講義目次
神経損傷の実際
神経の走行
画像でチェックするポイント
処置中の注意点
神経損傷の治療方法
東京歯科大学名誉教授・客員教授、同大学千葉歯科医療センター長補佐、亀田総合病院 顧問。東京歯科大学卒業後、同大学大学院研究科修了(歯学博士)、同大学口腔外科学講座助教、国立東京第二病院(現・独立行政法人国立病院機構東京医療センター)厚生技官、東京歯科大学口腔外科学講座講師、ドイツ・ハノーバー医科大学客員講師、東京歯科大学准教授、同大学主任教授、同大学定年退職を経て現職。著書に『口腔がんについて患者さんに説明するときに使える本』『それって本当に口内炎? 知っておきたい舌がん』など。口腔外科学会専門医・指導医、日本顎顔面インプラント学会指導医、日本有病者歯科医療学会指導医、日本老年歯科医学会指導医、日本小児口腔外科学会認定医、日本口腔腫瘍学会暫定指導医。