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2026年10月3日 20:00
武器としての歯髄温存療法

武器としての歯髄温存療法

日常臨床において、可能な限り歯髄を残し、歯の寿命を延ばす「歯髄温存療法」の重要性は年々高まっています。

一方で、どの症例までが適応となるのか、どのマテリアルを選択しどう処置を進めるべきかなど、実際の判断に迷いを感じる場面も少なくありません。

書籍や論文で病態やエビデンスを学んでも、実際のう蝕除去の範囲や歯髄の評価、マイクロリーケージを防ぐ現場での臨床テクニックまでは落とし込みづらいのが実情です。

症例ごとの解剖学的リスクや病態の進行度は多様であり、画一的な対応だけでは予後を安定させることが難しいためです。

だからこそ、確実な診断に基づき、間接覆髄から断髄、マテリアル選択、さらにはメインテナンスやリカバリーまで見据えた明確な判断基準を持つことが不可欠となります。

本セミナーでは、「武器としての歯髄温存療法」をテーマに、歯髄温存療法の適応症例・診断から、処置のバリエーション、マテリアル選択、メインテナンスまでの一連を、白石歯科クリニック院長の白石 大祐先生に解説いただきます。

う蝕や歯髄疾患の診断と分類、治療方針の立て方をはじめ、間接覆髄・直接覆髄、さらには部分断髄や全部断髄といった選択肢の整理。

臨床の成否を分けるマイクロリーケージを防ぐ防湿方法や、歯髄温存療法において力を発揮するMTAセメントの特徴と取り扱いの要点についても詳しく取り上げます。

さらに、処置後のメインテナンスや万が一のリカバリー対応に至るまで、臨床で直面する一連の流れを網羅的に学べる構成となっています。

「歯髄をどこまで保存できるか」「どの手技や材料を選ぶべきか」といった、日々の診療で生じる臨床上の疑問や判断を整理したい先生におすすめです。
白石 大祐
白石 大祐 先生
歯科医師
2012年東北大学大学院歯学研究科(歯内歯周治療学専攻)修了、博士(歯学)を取得。同年より白石歯科クリニック副院長を経て、現在は医療法人白石歯科クリニック院長(理事長)を務める。
臨床においてはメディカルトリートメントモデル(MTM)を取り入れ、歯髄保存治療・歯内治療・歯周治療を中心とした予防・保存診療を実践。また、東北大学非常勤講師や金沢大学共同研究員として基礎・臨床研究にも従事しており、学術大会やセミナーにおいて歯髄保存(Vital Pulp Therapy)や予防歯科をテーマとした講演活動を行うなど、臨床と学術の知見を融合させた教育活動にも力を入れている
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2026年9月19日 20:00
知れば知るほど面白い「マージン」の話

知れば知るほど面白い「マージン」の話

日常臨床において頻繁に行う修復治療・補綴治療の長期的な成功は、歯質と修復物が接する「マージン」の設計に大きく左右されます。マージンの不備は、修復物の不適合、審美不良、歯周組織の炎症、さらには二次カリエスに起因する再治療など、多くの問題を引き起こします。

このわずか数百μmの境界部が、修復物、ひいては歯そのものの予後を決定付けると言っても過言ではありません。

しかし実際の臨床では、理論的背景が十分に整理されないまま、経験則に基づいて治療が行われている場面も少なくありません。

特に、う蝕が歯肉縁下に及ぶ場合には、マージンの位置をどこに設定するかについて、より慎重な判断が求められます。

歯肉息肉、出血、浸出液などの存在は、う蝕除去、支台歯形成、印象採得、装着、余剰セメントの除去といった一連の臨床操作の精度を低下させ、結果として修復物の不適合や歯周組織の問題につながる可能性があります。

だからこそ、目の前の症例に応じて状況を評価し、適切な治療法を選択するための「確かな判断基準」が必要となります。

本セミナーでは、「知れば知るほど面白い「マージン」の話」をテーマに、科学的根拠と臨床経験を交えて「マージン」について掘り下げ、各状況における臨床的な判断基準について日本歯科保存学会認定医の田中 亮祐先生に解説いただきます。

まず、マージンに関する基本的な用語を整理したうえで、クラウンにおけるマージン形態について、エビデンスに基づいた考え方を提示します。

さらに、縁上マージンと縁下マージンのそれぞれのメリット・デメリットを比較し、日常臨床で遭遇するさまざまな状況において、どのようにマージンの位置を判断すべきかを解説していただきます。

また、歯肉縁下う蝕への対応として、ディープマージンエレベーション(DME)、歯冠長延長術(クラウンレングスニング)、矯正的挺出(エクストリュージョン)など、複数の選択肢を取り上げ、それぞれの適応と選択基準について詳述いただきます。

コンポジットレジンやインレー、オーバーレイ修復といった部分修復におけるマージンの考え方についても体系的に整理。

単なる形成テクニックの話にとどまらず、「なぜそこに設定するのか」という視点から、マージンを体系的に捉え直します。「毎日の形成作業でなんとなくマージンを決めてしまっている」「縁下う蝕処置に関する根拠のある判断基準を持ちたい」と感じている臨床家の方に、ぜひご覧いただきたい講義です。
田中 亮祐
田中 亮祐 先生
歯科医師
2017年大阪大学歯学部卒業。同附属病院歯科保存学講座に入局し、大阪大学大学院歯学研究科にて歯学博士号を取得。大阪大学歯学部附属病院では7年間にわたり臨床・研究・教育に従事し、現在は「医療法人社団Smile Artたなか歯科医院」副院長を務める。 専門は歯内療法・保存修復。日本歯内療法学会専門医、日本歯科保存学会認定医、厚生労働省卒後臨床研修指導医の資格を有し、国際誌掲載論文による日本歯科保存学会奨励賞の受賞歴も持つ。精密根管治療をはじめ、接着修復治療、歯髄温存療法など歯を残す高度な歯科医療と臨床指導・発信に取り組んでいる。
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2026年10月4日 20:00
GPのためのCBCTフル活用ガイド

GPのためのCBCTフル活用ガイド

日常臨床においてCTを導入する歯科医院が増加しており、三次元的な画像診断は診査・診断の精度を飛躍的に向上させる強力なツールとなっています。

しかし、実際の現場では智歯抜歯の位置確認など特定の用途にとどまり、「導入したものの活用しきれていない」「画像から得た情報をどう治療計画へ落とし込むべきか迷う」と感じている先生も多いのではないでしょうか。

CT画像の読影や臨床応用は、書籍や解説書を読むだけでは実際の症例へ落とし込みにくく、臨床現場での具体的な判断基準を持つことが難しい側面があります。

解剖学的な位置関係や病変の広がりを正確に把握し、治療の安全性を高めるためには、画像を見るポイントと検査結果を実際の治療へ活かすための明確な視点が欠かせません。

本セミナーでは、GPのためのCBCTフル活用ガイドとして、CT導入のメリットから撮影すべき症例、読影のポイントに至るまでを、船津歯科医院院長の船津昌利先生に解説いただきます。

智歯抜歯や根管治療をはじめとする日常臨床での活用例をもとに、CT画像から得られる情報の評価法と、実際の治療へどのように活かすかを中心に整理。

二次元画像では確認が難しい解剖学的リスクや病変の診断について、三次元画像を用いてどのように見極めるかについても詳しく解説します。

さらに、実際の症例ベースで読影のプロセスと判断の組み立て方を紹介し、日常的な症例から難症例まで対応力を高めるための視点を提供。

自院のCTを余すことなく活用したい方や、三次元画像に基づいた精度の高い診断と治療計画を確立したい先生におすすめの内容です。
船津 昌利 先生
スタディーグループCCD 会長
スタディーグループCCD 会長、スタディーグループDOT 顧問、スタディーグループFUN 顧問。著書・講演に「器具の選択と切開線のデザインが外科処置に及ぼす影響」「次世代CO2レーザーがもたらす診療形態」など多数。
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2026年9月24日 20:00
ハードモード除去

ハードモード除去

メタルフリー修復の普及に伴い、日常臨床でジルコニアクラウンやファイバーポストを用いた治療を行う機会は大きく増加しました。確実に接着された補綴装置は長期的な予後を支える一方で、再治療時の撤去において大きな障壁となるケースも少なくありません。

特にファイバーポストの撤去やジルコニアの除去は、象牙質との色調の類似や材料特有の硬度から、どこまで切削すべきかの判断に迷いやすく、歯質穿孔や過剰削合のリスクと隣り合わせの難工事となりがちです。

書籍や論文で基本的な撤去方法を学んでいても、硬固に接着した難症例において、実際の臨床でどのような器具を選択し、どのようなアプローチでアタックすべきかという具体的なイメージが湧きづらいと感じる先生も多いのではないでしょうか。

だからこそ、単に「削り落とす」のではなく、難症例に特化した適切な器具の選定と、安全かつ確実に除去を進めるための明確な判断基準を持つことが重要です。

本セミナーでは、「ハードモード除去」をテーマに、ジルコニアクラウンやファイバーポストなど撤去が極めて困難なケースにおける基本的な考え方から、実践的な手技の勘所までを、米国歯内療法学会認定講師の寺内 吉継先生に解説いただきます。

除去難症例に焦点を絞り、難度の高いケースで直面しやすいリスクとその回避策について整理。

難症例の攻略に必要な器具のラインナップやその選び方、歯質を傷つけずに効率よくアプローチするための手技のポイントを中心に解説。

実際の除去時の具体的な流れをステップ解説し、臨床現場で即座に応用できるアプローチ法を共有いただきます。

「難度の高い補綴装置の除去でどこから手を付けるべきか」「歯質穿孔のリスクをどう抑えるか」といった、再治療時の難症例アプローチに課題を感じている先生へ向けた内容です。
寺内 吉継 先生
歯科医師
東京医科歯科大学大学院卒業後、同大学大学院非常勤講師。ボストン大学歯学部歯内療法科非常勤臨床准教授(Adjunct Clinical Assistant Professor of Endodontics at Boston University Henry M. Goldman School of Dental Medicine)、バチェシア大学歯学部歯内療法科 非常勤教授(Adjunct professor at Department of Endodontics Faculty of Dentistry Bahçeşehir University İstanbul/TURKEY)、トロント大学スタディープログラム講師、AAE(米国歯内療法学会)認定講師。日本顕微鏡歯科学会認定指導医。著書・講演に「はじめての顕微鏡 マイクロスコープが「見える」「使える」ようになる本」「MTA全書」など多数。
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2026年10月6日 20:00
インプラントは補綴主導でやる

インプラントは補綴主導でやる

インプラント治療において、長期的な機能性と審美性を両立させるためには、最終補綴を見据えた治療計画の立案が欠かせません。
しかし、実際の臨床現場では骨量や外科的手技などの解剖学的制約が優先されやすく、結果として補綴設計との整合性に頭を悩ませる場面も少なくありません。

書籍や論文でトップダウントリートメントのコンセプトを理解していても、実際の症例において診断から外科・補綴へとどのようにつなげればよいのか、具体的なイメージが掴みにくいと感じることもあるはずです。
解剖学的な制約と理想的な補綴位置のギャップをどのように埋め、一貫したアプローチをとるかという判断基準を持つことが、予後を左右する鍵となります。

本セミナーでは、「インプラントは補綴主導でやる」をテーマに、トップダウントリートメントの考え方に基づいた設計のポイントから手技の流れまでを、歯科技工士/ノーベルバイオケアプロセラインストラクターの志田 和浩先生に解説いただきます。

補綴主導型インプラントの基礎となる考え方を整理し、治療全体のプロセスをスムーズに展開するための視点を提示。
前歯部や臼歯部といった部位ごとの特徴に応じた設計ポイントや、診断から外科・補綴への連携で押さえるべき臨床上の判断基準を中心に解説します。

さらに、実際の症例をもとに、理論だけで終わらせない実践的なアプローチやトラブルを防ぐための考え方についても紹介。

外科優先の計画から脱却し、補綴主導の考え方に基づいた一貫性のあるインプラント治療を実践したい医療者におすすめの内容です。
志田 和浩 先生
歯科技工士/ノーベルバイオケアプロセラインストラクター
歯科技工士。高田歯科医院等での臨床勤務を経て、東京都内にて歯科技工所「PREF」を開業・主宰。インプラント補綴やCAD/CAM技術を用いたデンタル・プロダクトの製作を専門とし、高度な審美・機能補綴に精通する。ノーベル・バイオケア社のプロセラ・インストラクターを務めるなど、先端的デジタルソリューションの普及や後進の指導にも尽力。デンタルマガジンへの寄稿や業界誌(『QDT』等)での論文・解説執筆を通じて、臨床歯科技工における高度な技術と理論を発信している。
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2026年10月8日 20:00
予知性の高い支台築造のテクニック

予知性の高い支台築造のテクニック

補綴物の長期安定性(Longevity)を追求する上で、支台築造は処置全体の成否を左右する極めて重要なプロセスです。

しかし、フェルールが十分に確保できない症例や残存歯質が乏しいケースなど、日常臨床では「どのマテリアルを選択すべきか」「どのように保持力を高めるか」と頭を悩ませる場面も少なくありません。

教科書的なガイドラインや各種マテリアルの特性を知識として理解していても、それを複雑な臨床現場に落とし込み、予知性の高い歯冠修復へ繋げるのは容易ではないのが現状です。

築造体の選択や処理手順のわずかな違いが、歯根破折のリスクや二次う蝕の発生、ひいては補綴物の脱離を引き起こす要因になりかねません。

だからこそ、個々の症例に応じた確実な材料選択と、ステップごとの精密な手技に裏付けられた明確な判断基準を持つことが不可欠です。

本セミナーでは、「予知性の高い支台築造のテクニック」をテーマに、Longevityを考慮したマテリアルの選定基準から臨床で差がつく手技のポイントまでを、日本歯周病学会認定医の杉山 達也先生に解説いただきます。

ファイバーコアや金属コアをはじめとする各種マテリアルの物理的特性や適応症の整理を中心に解説。

接着性能を最大限に引き出すための前処理や、支台築造時の気泡混入を防ぐテクニックなど、臨床の精度を高めるポイントについて網羅的に整理します。

支台築造のマテリアル選択に迷いのある方や、予知性の高い補綴処置を突き詰めたい臨床家にとって、日常臨床の精度を一段引き上げるヒントが得られる内容です。
杉山 達也 先生
歯科医師
新潟大学歯学部卒業。横浜市内の医療法人での勤務や「Team東京 ノブデンタルオフィス」診療所院長を経て、2014年に群馬県前橋市の杉山歯科医院院長に就任。地域に根ざしたGP(総合臨床医)として、歯周病治療を中心に歯内療法、インプラント、審美修復まで包括的な歯科診療を行っている。日本歯周病学会認定医としての専門的な臨床を行うかたわら、SJCDをはじめとする著名な研修会で継続的に研鑽を積む。2022年には東京SJCD「平林アワード」を受賞。歯科専門誌『QDT』への論文寄稿や症例発表を行うなど、臨床と学術の双方において精力的に活動している。
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2026年9月27日 20:00
TCHをなくしたい。

TCHをなくしたい。

日常臨床においてTCH(歯列接触癖)が疑われる患者さんに遭遇する機会は少なくありません。

一方で、TCHの存在を診断することはできても、「その後どのように介入すべきか」「無意識の習癖をどうやって是正すればよいのか」と対応に苦慮している先生や歯科衛生士の方も多いのではないでしょうか。
TCHは患者さん本人が無意識に行っている行動であるため、単に「噛み締めないでください」と説明や指導をするだけではなかなか改善に至らず、アプローチが後手に回ってしまうケースも散見されます。

書籍で知識を得ても、実際の指導や行動変容へ落とし込むプロセスには難しさがあり、現場で迷わないための明確な対応スキームや指導のポイントを持つことが極めて重要です。

本セミナーでは、TCHの見つけ方から是正に向けた具体策、患者さんの行動変容を促す説明のコツまでを、歯科衛生士/整体師のイ・リナ先生に解説いただきます。

TCHの基礎知識や臨床への影響の整理をはじめ、従来の関わり方で改善しにくい理由、TCH緩和ケアの基本的な考え方と介入時のポイントを提示。
さらに、実際の症例に基づく改善プロセスや、チーム全体で取り組むための医院導入の仕組みづくりについても解説いただきます。

患者さんへの伝わる説明方法や日常生活で取り入れられる工夫など、明日からの臨床にすぐ活かせるアプローチ法を整理したい医療従事者におすすめの講座です。
イ・リナ
イ・リナ 先生
歯科衛生士/整体師
大阪歯科大学歯科衛生士専門学校卒業。歯科衛生士として臨床に携わる中で、従来の歯科アプローチのみでは対応が難しい口腔や顎の不調に着目。整体学や心理カウンセリングの知見を融合させ、食・身体・心の3つの視点から総合的にアプローチする「イリナプログラム®︎」および「TCH(上下歯列接触癖)緩和ケアプログラム」を考案する。
現在は国際TCHケアオフィス株式会社の代表取締役として、全国の歯科医院や歯科医療従事者を対象に、痛みを伴わない顎関節周りの緩和ケア技術や歯科食育に関するセミナー・スクール(TCHプロアカデミー)を展開。歯科衛生士の職域拡大と、患者のQOL(生活の質)向上に寄与する臨床指導・教育活動を精力的に行っている。
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2026年10月9日 20:00
歯が1本だけズレてる時の対処術

歯が1本だけズレてる時の対処術

日常の臨床において、歯列全体の問題ではなく「1歯だけが転位・捻転している」という症例に遭遇することは少なくありません。

特に臼歯部などで1歯だけが頬側へ転位している場合、咬合性外傷を引き起こす懸念もあり、「咬合調整だけで経過を見るべきか」「根本的な歯列移動まで介入すべきか」と治療方針の決定に迷いが生じやすいポイントです。

こうした局所的な転位は、単に歯の位置の問題だけでなく、萌出異常や骨格、咬合関係、軟組織の影響など多様な要因が絡み合っています。書籍で個別の術式を学んでも、実際の現場で介入のタイミングや部位ごとの最適なアプローチを見極めるのは容易ではありません。

安易な咬合調整にとどめたり、放置してしまったりすると、将来的に咬合の崩壊や下顎位の偏位といったリスクを招く恐れもあります。だからこそ、「1歯だけ」の不調和にとらわれず、全体的な噛み合わせや正中・下顎位を踏まえた明確な判断基準を持つことが不可欠です。

本セミナーでは、「1歯だけがズレてる時の対処術」をテーマに、局所的な転位・捻転に対する治療介入の判断基準から、部位別の具体策、注意すべきリスクまでを、日本顎咬合学会指導医・理事の越智 信行先生に解説いただきます。

まずは1歯の転位が生じる根本的な原因や、萌出異常・骨・軟組織との関係性、治療前に必ず確認すべき診査診断のポイントを提示。

続いて、中切歯から大臼歯に至るまで部位別の具体的なアプローチ方法と手技の流れを整理します。

さらに、正中や下顎位の位置関係をどう評価し介入に活かすか、咬合調整で配慮すべき点や放置のリスクについても深掘り。

「1歯のズレに対してどこまで・どのように介入すべきか」という日常臨床の迷いを解消し、全顎的な視点に基づいた適切な治療戦略を整理したい先生方におすすめの内容です。
越智 信行
越智 信行 先生
歯科医師
2008年九州歯科大学歯学部卒業。大阪歯科大学附属病院での臨床研修修了後、勤務医および分院長を経て、2016年に東京都千代田区にて「神保町タワー歯科・矯正歯科」を開院。咬み合わせ(全顎補綴)治療を軸とした総合歯科診療を実践し、特に一口腔一単位の考え方を基盤としたアライナー矯正(マウスピース矯正)およびインプラント治療を専門とする。アライン・テクノロジー社公認の「インビザライン ファカルティ」を務めるとともに、9年連続でインビザライン ダイヤモンドプロバイダーに認定されるなどトップクラスの臨床実績を誇る。 日本顎咬合学会指導医・理事、即時荷重研究会(ILSC)理事を歴任するほか、100名以上が所属する歯科スタディグループ「Make A Line」の代表として後進の指導・育成や全国でのセミナー・講演活動にも精力的に取り組んでいる。
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2026年9月30日 20:00
ワイヤー併用アライナー矯正テクニック

ワイヤー併用アライナー矯正テクニック

アライナー矯正の普及に伴い、幅広い症例に対応したいというニーズが高まる一方で、アライナー単独での歯面移動や複雑な歯の移動には限界を感じる場面も少なくありません。

特に、計画通りに歯が動かないケースや、難症例における最終位置への誘導など、臨床の現場で「アライナーだけでどこまで対応すべきか」「いつワイヤーを併用すべきか」に迷いを感じている先生も多いのではないでしょうか。

書籍やセミナーでアライナーの理論を学んでも、実際のトラブルリカバーやリカバリー時の具体的なワイヤー装着手技、併用するタイミングについては実践的なイメージが湧きづらいのが現状です。

アライナーの強みとワイヤー矯正の確実性をどのように組み合わせ、症例ごとにどのようなアプローチを選択すべきかという明確な判断基準を持つことが、矯正治療の成功率を高める鍵となります。

本セミナーでは、「ワイヤー併用アライナー矯正テクニック」をテーマに、アライナーとワイヤーを組み合わせたコンビネーション矯正の具体的な臨床手技やリカバリー法について、白鳥歯科・矯正歯科理事長の白鳥 裕一先生に解説いただきます。

アライナー単独での限界を見極める診査・診断のポイントから、事前に行う補助的なワイヤー矯正(プレトリートメント)の活用法までを整理。

さらに、アライナー照射期間中に動きが停滞した際のリカバリー手技や、併用時におけるブラケット・ワイヤーの選定と設置のポイントについても解説。

実際の症例を踏まえ、コンビネーション矯正を導入することで対応可能な症例幅を広げるための臨床的な工夫や具体的な手順を紹介します。

「アライナーだけでは動かしきれない症例へのアプローチを知りたい」「トラブル時のリカバリー手法を確立したい」と考えている先生におすすめの内容です。
白鳥 裕一
白鳥 裕一 先生
白鳥歯科・矯正歯科理事長
日本大学松戸歯学部卒業。日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座で研鑽を積んだ後、白鳥歯科・矯正歯科を開院。著書・講演に「GPが押さえておきたい小児矯正の基礎」「デジタル・トランスフォーメーション×人材のポートフォリオの見直し」など多数。
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2026年8月31日 20:00
開かない根尖、EDTAでこじ開けます。

開かない根尖、EDTAでこじ開けます。

狭窄根管の処置において、根尖までファイルが穿通せず、対応に苦慮する場面は少なくありません。

特に根管が著しく狭窄している症例では、ブラインドでの操作になりやすく、力任せのアクセスはステップ作成やファイル破折といった偶発症のリスクを高めてしまいます。

教科書的に「EDTAなどのキレート剤を使用する」と理解していても、実際の臨床では「どのタイミングでどの製剤を選ぶべきか」「薬剤だけに頼らず、どう手技と組み合わせるか」という具体的な落とし込みに迷うことも多いのではないでしょうか。

根管の狭窄状態や湾曲にはバリエーションがあり、一筋縄ではいかないからこそ、薬剤の特性を正しく理解し、安全かつ確実に穿通へ導くための明確な判断基準が求められます。

本セミナーでは、「狭窄根管に対するEDTAの臨床応用」を軸に、薬剤の基礎知識から臨床でのバリエーション、安全な穿通テクニックまでを、東北大学大学院歯学研究科 歯科保存学分野 所属の原田 芙太巴先生に解説いただきます。

まず、EDTA製剤の化学的成分や作用機序といった基礎的な内容を整理し、主目的である根管洗浄における役割や有効性を再確認。

その上で、RC-Prepなどに代表される各種EDTA製剤の選択基準や、使用時に注意すべきリスクについて詳しく触れていきます。

さらに、ナノバブルなどを併用した根管洗浄のアプローチや、狭窄根管をこじ開けるための具体的な穿通テクニックを症例解説とともに提示。

EDTAの正しい知識を整理し、狭窄根管に対する穿通の手技や判断基準をアップデートしたい先生におすすめの内容です。
原田 芙太巴 先生
歯科医師
2024年に東北大学大学院歯学研究科を修了し、博士(歯学)を取得。同年より東北大学病院にて医員を務めるとともに、東北大学大学院歯学研究科 歯科保存学分野に所属している。日本歯科保存学会に所属し、歯科保存学(保存修復・歯内療法など、歯を残すための治療)の領域において臨床および研究に従事している。若手歯科医師・研究者として、大学病院という高度医療機関を拠点に知見を深めている。

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