小児の健やかな成長発育を支える上で、口腔機能の発達や全身状態へのアプローチは非常に重要な要素です。
しかし、臨床の現場において「お口ポカン」を伴う口呼吸の背景にある耳鼻咽喉科領域の問題や、偏食・低体重といった小児科領域が関わる全身的な栄養・成長の課題に対し、歯科単独での対応に限界を感じている先生も多いのではないでしょうか。
医科歯科連携の重要性は理解していても、実際の臨床で「どのタイミングで他科へ紹介・対診すべきか」「どのように連携の仕組みを構築すればよいのか」といった具体的なステップは、書籍や論文を読むだけではなかなか実践に落とし込みづらいのが現状です。
特に、地域の開業医が他科の医師とスムーズにコンタクトを取り、保護者にも納得してもらえるような説明を行うための具体的なノウハウは、一筋縄ではいきません。
だからこそ、単に紹介状を送るだけでなく、医科側が必要とする情報や、紹介・対診をスムーズに行うための院内・院外の仕組みづくりといった明確な基準を持っておくことが求められます。
本セミナーでは、「小児科・耳鼻科との連携」をテーマに、小児歯科治療をよりスムーズに進めるための鼻呼吸支援や栄養・全身管理のアプローチ、そして実践的な医科歯科連携の仕組みづくりについて、日本小児歯科学会専門医指導医の佐々木 康成先生に解説いただきます。
小児歯科において耳鼻科や小児科と連携する必要性について、口呼吸や低体重・偏食といった具体的な臨床での問題点を交えながら整理。
また、他科の医師とスムーズに連携するための仕組みづくりや、実際に紹介・対診を行う際のポイント、さらには保護者へのアプローチ方法についても詳しく解説いただきます。
他科へ繋ぐべきかどうかの見極めや、紹介・対診を日常臨床に組み込むための実践的なフローについても提示。
「医科とどのように連携すればよいか分からない」「他科への紹介基準や保護者への説明方法を整理したい」という先生におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 小児科や耳鼻科へ紹介・対診すべき症例の判断基準が知りたい
👉 地域の医科とスムーズに連携するための仕組みづくりを学びたい
👉 口呼吸や栄養に課題がある小児の保護者への説明方法を身に付けたい
講義目次
小児歯科における小児科・耳鼻科連携の重要性と基本的な考え方
口呼吸や低体重・偏食から考える他科への紹介・対診の判断基準
小児科・耳鼻科とスムーズに繋がるための連携の仕組みづくり
医科歯科連携を成功させるための保護者への説明とアプローチ
日常臨床に落とし込む医科歯科連携の実践フロー
講師
昭和大学歯学部卒業。同大学大学院歯学研究科(歯科補綴学専攻)修了。現在は昭和大学歯学部歯科補綴学講座の准教授として、臨床・研究・教育の第一線で活躍している。専門分野は歯科補綴学(義歯、クラウンブリッジなど)および高齢者歯科医学。特に咀嚼機能、嚥下機能、口腔機能低下症、ならびに磁性アタッチメントを用いた義歯補綴などに関する研究において、数多くの科学研究費助成事業(KAKEN)に採択された実績を持つ。
日本磁気歯科学会、日本老年歯科医学会、日本デジタル歯科学会、日本補綴歯科学会など、関連する主要学会での論文発表や学会活動を精力的に行っており、学術的根拠に基づいた高齢者補綴治療の普及に尽力している。