いつまでもう蝕や歯周病が治らない患者さんの背景には食生活の問題があるかもしれません。「歯周病時に発生する炎症物質による、糖質や脂質の代謝障害」「甘味料や高GI食品の過剰摂取によるう蝕の多発」「咀嚼機能の低下による、栄養の偏り」は最近注目されている項目であり、患者さんの食生活と口腔状態の関連性に焦点を当てて食生活指導を行うクリニックも増えています。
食生活に関する問題はライフステージや生活環境により大きく異なるため、着手に難しさを感じる方や技術を優先して磨きたいと考える方も多いですが、どんなに精密な治療をしても食生活が同じでは数年後には同じ状態に戻り「真の健康」に至ることは期待できません。
このセミナーでは「歯科で行う食事指導」をテーマに、歯科と食生活の関連性、最低限必要な知識、オーダーメイドの食事指導の行い方、患者指導のポイント、管理栄養士さんを雇用するメリットについて 日本大学歯学部臨床教授 武内博朗先生にご解説いただきます。
先生が携わった「食事指導により症状が改善した・長期予後を得た症例」をご提示いただくため、食事指導の有用性を肌で感じることが出来ます。
明日からチェアサイドで使える、食事指導について学びましょう!
こんな方におすすめ
👉 食事指導を取り入れたい
👉 予防歯科に使える食生活の話を学びたい
👉 口と全身の健康の相関性について勉強したい
講義目次
歯科疾患と食生活
基礎的知識
ライフステージに応じた指導
チェアサイドで話す内容
症例供覧
日本大学歯学部臨床教授。日本大学歯学部歯学科卒業後、横浜市立大学医学研究科大学院博士課程修了。マックス・プランク研究所免疫遺伝研究部研究職員、ハイデルベルク大学医学部泌尿器科学講座分子腫瘍研究部研究職員、横浜市立大学医学部細菌学講座非常勤講師、国立予防衛生研究所口腔科学部う蝕室研究員、医療法人社団武内歯科医院理事長、鶴見大学歯学部 臨床教授を経て現職に至る。日本口腔衛生学会認定医、日本抗加齢医学会専門医。著書・講演に「50歳から老けない人の歯の習慣」「老化の予防”歯科Q&A: 口の健康が生活習慣病を防ぎます」など多数。