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開催日時:2024年8月1日(木)19:00〜20:00
開催場所:オンライン(zoom)
参加費用:11,000円(税込)
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義歯を適切に製作し、繰り返し調整を行っても、咀嚼時の疼痛を訴える症例が散見されます。
そのような症例に対し、2016年の診療報酬改定で、有床義歯内面適合法に軟質材料が新たに保険に収載されました。
適切な前処置、印象採得、咬合採得および人工歯排列を行った上で、軟質リラインを応用すると、患者は今まで食べることができなかった食品を咀嚼することができるようになり、大変満足していただけます。
しかし、安易に軟質リライン材を応用しただけでは、決して良好な結果は得られません。本講演では、軟質リラインの一般的な臨床術式と製作時の注意点やコツを紹介します。
軟質リライン後の義歯の取り扱いは、従来の硬質床用材料や硬質リライン材とは異なります。
軟質リラインの成功のカギは、術後管理といっても過言でありません。装着後の適合試験の方法や調整方法、術後管理の方法についても、症例を供覧しながらポイントを解説させていただきます。
一方、直接リラインは、訪問診療や来院回数に制限のある場合などでも広く活用されています。
光硬化型リライン材は、安全に利用できるリライン法として、重要な選択肢の1つです。
安全・確実に直接リラインための光硬化型リライン材(トクヤマ ヒカリライナー)の活用法についても解説したいと思います。