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2026年10月25日 20:00
じょうずな「補強線」の使いかた講座

じょうずな「補強線」の使いかた講座

日常の保険診療において遭遇する機会の多い義歯床の破損。適切な処置を行ったつもりでも、短期間で再破折を繰り返し、対応に苦慮した経験を持つ先生も多いのではないでしょうか。

義歯破折の原因は様々であり、咬合圧の偏りや床の厚み不足、経年劣化など多岐にわたります。しかし、いざ修理を行う段になると「単に樹脂で補修するだけで足りるのか」「補強線を入れるべきなのか」の判断に迷う場面が少なくありません。

書籍等で一般的な修理手順を理解していても、どのようなケースで補強線を選択すべきか、あるいはどのような形状・位置で埋入するのが効果的かといった具体的な臨床判断や手技のコツは、書籍の知識だけではなかなか身につきにくいものです。

再発を防ぎ、患者満足度の高い修理を行うためには、義歯破折の根本的な原因を解明した上で、補強線の要不要を見極める明確な判断基準と正しい手技を網羅的に理解しておくことが不可欠です。

本セミナーでは、「じょうずな「補強線」の使いかた講座」をテーマに、義歯破折の原因分析から具体的な修理・防止策、補強線を用いるケースの見極めと手技のポイントに至るまで、いとう歯科医院院長の伊藤 高史先生に解説いただきます。

義歯床破損の主な要因と一般的な修理方法を再整理し、補強線が必要なケース・不要なケースの判断基準を明確化。

さらに、補強線の種類や選択方法、適切な設置位置、臨床で役立つ実際の手技手順について分かりやすく提示します。あわせて、見落としがちな保険請求上のポイントについても網羅。

「補強線をどこにどう入れればよいかわからない」「義歯の再破折を防ぎたい」とお悩みの先生や、義歯修理の基本的な判断軸と手技を今一度しっかりと整理したい先生に最適な内容です。
伊藤 高史
伊藤 高史 先生
歯科医師
1997年日本歯科大学(東京校)卒業。卒業後、最新治療設備を備えた専門医のもとで約7年間の研鑽を積む。その後、昭和10年(1935年)より東京都杉並区松庵にて続く家系の3代目として「いとう歯科医院」の診療に携わる。
地域密着型の保険診療を重視し、特に保険適用内での義歯(入れ歯)の修理・調整・新製、ワイヤー曲げ技術(クラスプ作製等)をはじめとする臨床技術に深いこだわりと豊富な実績を持つ。現在は臨床の現場で患者に寄り添った義歯治療を提供する傍ら、歯科医師向け臨床動画プラットフォームやセミナー等を通じて、保険義歯診療の有用性や即時対応可能な技法についてのノウハウを発信・臨床教育に貢献している。
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2026年10月22日 20:00
部分被覆冠か?全部被覆冠か?

部分被覆冠か?全部被覆冠か?

「全部被覆冠」と「部分被覆冠」、私たちはどのように使い分けるべきでしょうか。
従来、全部被覆冠は高い予知性を持つ補綴装置として広く用いられてきました。
一方、接着技術やセラミック材料の進歩により、健全歯質をできるだけ保存する部分被覆修復の適応は大きく広がっています。

本講演では、全部被覆冠と部分被覆冠の生存率・成功率、破折抵抗性、歯質削除量、接着の長期安定性などについて、近年の臨床研究や基礎研究をもとに整理します。
ガイドラインや文献などで基本的なコンセプトを理解していても、実際の現場では残存歯質量や咬合条件、拮抗関係などの要素が複雑に絡み合うため、教科書的な知識だけでは臨床判断へ落とし込みづらいのが実情です。
被覆範囲の選択は修復物の長期的な予後に直結するため、感覚的なアプローチではなく、歯質の欠損状態や力学的環境を踏まえた客観的な評価軸を持つことが欠かせません。

だからこそ、部分被覆で対応可能か、全部被覆を選択すべきかの明確な基準を整理し、症例に応じた材料選択や補綴設計を組み立てることが重要です。

本セミナーでは、「部分被覆冠か?全部被覆冠か?」をテーマに、onlay、occlusal veneer、partial veneer、endocrownなどの低侵襲修復も取り上げ、残存歯質、接着環境、咬合力、必要な形態回復量から、どこまで歯を被覆すべきかを、東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座准教授の野本 俊太郎先生に解説いただきます。

まず、日常臨床で直面しやすい境界線上の症例を整理し、残存歯質量や咬合条件に応じた部分被覆・全部被覆の適応基準をクリアに示していただきます。
続いて、各種補綴材料の機械的・物理的特性を踏まえたうえで、症例ごとの適切なマテリアル選択について考察。

さらに、支台歯形成の注意点、マージン設定や接着手技に至るまで、長期予後を引き出すための具体的な補綴テクニックについても触れていきます。

実際の症例を交えながら解説が行われるため、明日からの診断や治療計画の立案にすぐさま活用できる実践的な内容となっています。
野本 俊太郎
野本 俊太郎 先生
東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座准教授
東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座准教授。東京歯科大学歯学部を卒業後、同大学大学院歯学研究科を修了。Boston University, GS Dental Medicine Dept. of Restorative Sciences/Biomaterials ポストドクトラルフェロー、東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座助教、同講師を経て現職。主な研究テーマはCAD/CAMレジンやジルコニアなどメタルフリー治療について。日本歯科専門医機構認定補綴歯科専門医、日本補綴歯科学会指導医、日本歯科審美学会常任理事・認定医、日本接着歯学会理事・専門医・指導医、日本デジタル歯科学会専門医。ジルコニア、メタルフリー治療に関わる執筆多数。
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2026年10月18日 20:00
審美修復治療における「顔貌・口唇」の診査診断

審美修復治療における「顔貌・口唇」の診査診断

審美修復治療に取り組む際、歯単体の形態や色調を追求するだけでは、必ずしも患者さんの満足のいく結果を得られないことがあります。

口腔内写真や模型上だけで設計を進めてしまうと、実際に装着した際に「口唇のラインと合っていない」「笑顔になったときの印象が不自然」といったギャップが生じるケースも珍しくありません。
顔貌や口唇の動態、歯肉ラインとの調和を図るためには、体系的な評価項目と診査診断の流れを理解しておく必要があります。

しかし、文献やセミナーで知識を得ても、実際の症例においてどこを基準とし、どのように治療計画へ落とし込めばよいのか、具体的なイメージが持ちづらいと感じる場面も多いのではないでしょうか。
予知性の高い審美修復を達成するためには、感覚に頼るのではなく、顔貌分析からスマイルデザインへつなげる明確なステップと判断基準を持つことが極めて重要です。

本セミナーでは、「審美修復治療における『顔貌・口唇』の診査診断」をテーマに、歯と顔貌の調和を図るための検査・治療計画立案のテクニックを、日本顎咬合学会元理事長・指導医の南 清和先生に解説いただきます。

講義では、顔貌・口唇と歯の調和において欠かせない評価項目の整理からスタートし、予知性を高めるための具体的な分析方法について順を追って提示。

さらに、収集したデータや検査結果をどのようにスマイルデザインに応用し、一連の治療計画へと反映させていくか、臨床の流れに沿ってわかりやすく整理します。
顔貌や口唇の動きまで見据えた総合的な診査診断のアプローチを学ぶことで、補綴物の美しさを極めるだけでなく、患者さん本来の表情に調和した審美修復を実現する視点が身につきます。

「審美治療において口腔内だけでなく顔面全体の調和を考慮したい」「審美性のトラブルを防ぎ、再現性の高いスマイルデザインを学びたい」という先生に、ぜひご覧いただきたい内容です。
南 清和
南 清和 先生
日本顎咬合学会元理事長・指導医
明海大学歯学部臨床教授。城西歯科大学(現・明海大学)を卒業。朝日大学歯学部客員教授、日本顎咬合学会元理事長指導医、日本口腔インプラント学会専門医、日本臨床歯科医学会(SJCD)指導医。著書・講演に「歯科医院成功へのステップアップセミナー 「ミナミ歯科クリニック」34年の取り組みからみなさんにお伝えしたいこと」「月刊南 清和~審美歯科修復への誘い~」など多数。
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2026年10月16日 20:00
第二大臼歯の欠損に補綴は必要か?

第二大臼歯の欠損に補綴は必要か?

日常の臨床において、第二大臼歯の欠損に直面した際、介入の是非や方針の決定に苦慮された経験は少なくないのではないでしょうか。

「欠損部位を補綴すべきか」「短縮歯列(SDA)として経過観察を選択すべきか」といった判断は、患者ごとの状態によって大きく左右されるため、一筋縄ではいきません。
書籍や論文でSDAの概念や補綴の理論を学んだとしても、実際の患者を目の前にしたとき、臨床的な判断基準をどこに置くべきか迷ってしまう場面も多く存在します。

特に7番欠損は、即座に大きな不便を訴えない患者もいる一方で、対合歯の挺出や咬合の不安定化を招く懸念もあり、その介入基準の曖昧さが判断を難しくする一因となっています。

だからこそ、単に選択肢を提示するだけでなく、患者ごとの背景やリスクを見極めた上での明瞭な判断基準を持つことが極めて重要です。

本セミナーでは、「第二大臼歯の欠損に補綴は必要か?」をテーマに、選択基準と治療戦略の組み立て方について、日本補綴歯科学会代議員・専門医・指導医の松田 謙一先生に解説いただきます。

まず、第二大臼歯を喪失する主な要因を整理し、欠損が及ぼす咀嚼能力への影響や短縮歯列(SDA)に関する基礎知識を再確認。
義歯・インプラント・SDAという各選択肢の利点や注意点をはじめ、上顎と下顎の違い、対合歯の挺出リスクに対する考慮、さらには患者の年齢やライフステージが与える影響についても網羅的に整理します。

その上で、どのようなケースで積極的に介入すべきか、あるいは経過観察にとどめるのが妥当か、臨床の現場で即座に活用できる視点からわかりやすく紐解いていただきます。

「とりあえず様子を見る」という選択から一歩深め、根拠を持った治療戦略を立案したい臨床家にとって、日々の悩みをクリアにする一助となる講義内容です。
松田 謙一
松田 謙一 先生
日本歯科補綴学会専門医・指導医
医療法人社団ハイライフ 大阪梅田歯科医院 院長。 平成15年に大阪大学歯学部を卒業後、同大学大学院歯学研究科を修了。大阪大学歯学部附属病院第二補綴科医員、大阪大学大学院歯学研究科(顎口腔機能再建学講座)助教、臨床講師、臨床准教授を経て、令和7年4月より同講座 臨床教授に就任。 現在はハイライフ大阪梅田歯科医院院長およびHILIFE DENTURE ACADEMY学術統括責任者を務める。 日本補綴歯科学会 専門医・指導医、日本老年歯科医学会 認定医。
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2026年10月10日 20:00
西川 義昌の支台歯形成

西川 義昌の支台歯形成

クラウンやブリッジの補綴治療において、支台歯形成は補綴物の適合や予後を左右する極めて重要なステップです。

しかし、基本的な手順や理論は理解していても、実際の臨床では「どこまで削るべきか」「どのようにマージンを設定すべきか」といった細かな判断に迷う先生も多いのではないでしょうか。
教科書やアトラスで学んだ知識があっても、実際の症例における指針や繊細なバー操作のニュアンスまでは読み取りにくく、日常臨床で再現性を高める難しさを感じやすい分野でもあります。

特に患者ごとの歯冠形態や咬合状態のバリエーションに対して、単一の術式をあてはめるだけでは限界があり、個々の状態に応じた柔軟な判断が求められます。
だからこそ、手順の暗記にとどまらず、「なぜその操作を選択するのか」という明確な根拠と判断基準を持つことが不可欠です。

本セミナーでは、「エキスパートに学ぶ臨床テクニックと思考プロセス」をテーマに、支台歯形成における実践的な手技のポイントや臨床的な考え方について、熊本SJCD顧問の西川 義昌先生に解説いただきます。

形成を始める前の事前準備から、各種バーの選択基準、正確なマージン形成のテクニックを中心に整理。
単なる手技の提示に終わらず、「なぜそのプロキシマルカットを行うのか」「どのような目的で形成量をコントロールするのか」といった、エキスパートならではの思考プロセスについても詳細に解説します。

さらに、実際の臨床現場で役立つ具体的なTipsや再現性を高める工夫についても紹介。

自身の支台歯形成の精度をより高めたい先生や、「なんとなく」の形成から脱却し、確固たる理論に基づいた判断基準を身につけたい先生におすすめの内容です。
西川 義昌
西川 義昌 先生
熊本SJCD顧問
すみよし歯科 勤務・NMG 代表。大阪歯科大学卒業。「Tooth Preparation 」「Single Crown Provisional Restorations」医歯薬出版(桑田正博との共編著)、「VISUAL支台歯形成前歯部編、臼歯部編」「VISUALプロビジョナル・レストレーション」インターアクション社など多数。
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2026年10月8日 20:00
予知性の高い支台築造のテクニック

予知性の高い支台築造のテクニック

補綴物の長期安定性(Longevity)を追求する上で、支台築造は処置全体の成否を左右する極めて重要なプロセスです。

しかし、フェルールが十分に確保できない症例や残存歯質が乏しいケースなど、日常臨床では「どのマテリアルを選択すべきか」「どのように保持力を高めるか」と頭を悩ませる場面も少なくありません。

教科書的なガイドラインや各種マテリアルの特性を知識として理解していても、それを複雑な臨床現場に落とし込み、予知性の高い歯冠修復へ繋げるのは容易ではないのが現状です。

築造体の選択や処理手順のわずかな違いが、歯根破折のリスクや二次う蝕の発生、ひいては補綴物の脱離を引き起こす要因になりかねません。

だからこそ、個々の症例に応じた確実な材料選択と、ステップごとの精密な手技に裏付けられた明確な判断基準を持つことが不可欠です。

本セミナーでは、「予知性の高い支台築造のテクニック」をテーマに、Longevityを考慮したマテリアルの選定基準から臨床で差がつく手技のポイントまでを、日本歯周病学会認定医の杉山 達也先生に解説いただきます。

ファイバーコアや金属コアをはじめとする各種マテリアルの物理的特性や適応症の整理を中心に解説。

接着性能を最大限に引き出すための前処理や、支台築造時の気泡混入を防ぐテクニックなど、臨床の精度を高めるポイントについて網羅的に整理します。

支台築造のマテリアル選択に迷いのある方や、予知性の高い補綴処置を突き詰めたい臨床家にとって、日常臨床の精度を一段引き上げるヒントが得られる内容です。
杉山 達也 先生
歯科医師
新潟大学歯学部卒業。横浜市内の医療法人での勤務や「Team東京 ノブデンタルオフィス」診療所院長を経て、2014年に群馬県前橋市の杉山歯科医院院長に就任。地域に根ざしたGP(総合臨床医)として、歯周病治療を中心に歯内療法、インプラント、審美修復まで包括的な歯科診療を行っている。日本歯周病学会認定医としての専門的な臨床を行うかたわら、SJCDをはじめとする著名な研修会で継続的に研鑽を積む。2022年には東京SJCD「平林アワード」を受賞。歯科専門誌『QDT』への論文寄稿や症例発表を行うなど、臨床と学術の双方において精力的に活動している。
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2026年10月7日 20:00
保険高速生PZ

保険高速生PZ

生活歯の支台歯形成は、形成量やテーパー、マージン設定など繊細な配慮が求められ、その精度が補綴物の長期予後に大きく影響します。

しかし、保険診療の現場では限られたチェアタイムの中で処置を進める必要があり、「露髄を避けながら、短時間でいかに制度の高い形成を行うか」という点に悩む臨床家も多いのではないでしょうか。
教科書的な形成理論は理解していても、タイムスケジュールに追われる日常臨床において、正確な操作性とスピードを両立させる具体的な手順やバー選択の工夫まで落とし込むのは容易ではありません。

自費補綴の選択が難しい症例において、保険診療下でのブリッジ設計や生PZ形成を行う場面は少なくないからこそ、確実かつ効率的な判断基準と手技の確立が求められます。

本セミナーでは、「保険高速生PZ」をテーマに、生活歯の支台歯形成を短時間で精度高く行うテクニックと臨床ポイントについて、JIADS補綴コース講師の伊藤 貴彦先生に解説いただきます。

形成量や角度設定(テーパー)の明確な目安をはじめ、補綴物の精度を高めるマージンデザインの考え方を中心に整理。
さらに、操作性と切削効率を高めるバー選択や手順の組み立て、臨床で直面しやすい露髄リスクを回避するための注意点についても解説いただきます。

保険診療の限られた時間の中でも質を落とさず、効率と精度を極めた生PZ形成のプロセスを整理したい先生におすすめの内容です。
伊藤 貴彦
伊藤 貴彦 先生
JIADS補綴コース講師
1997年昭和大学歯学部卒業。都内歯科医院での勤務を経て、2000年に東京都中野区にて「桜山デンタルクリニック」を開業し、2007年に医療法人社団仁晟会を開設・院長に就任する。著名なスタディグループ「JIADS」において補綴コース講師を務め、支台歯形成やプロビジョナルレストレーションなどの精密な補綴治療指導に尽力。また、歯科医療機器メーカー等のセミナー講師を歴任するほか、専門誌への執筆や共著書の出版など、学術・教育活動を通じて「長持ちする確実な歯科治療」の実践と啓発に取り組んでいる。
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2026年9月25日 20:00
天然歯を守るパーシャルデンチャーの臨床論

天然歯を守るパーシャルデンチャーの臨床論

部分床義歯(パーシャルデンチャー)は日常臨床で接する機会の多い補綴処置ですが、欠損形態や咬合状態が患者ごとに異なるため、治療計画や設計に迷う場面も少なくありません。

適切な設計がなされないまま治療を進めてしまうと、義歯の不適合や床下の粘膜痛だけでなく、支台歯への過度な負担による破折や移動を引き起こし、将来的な欠損拡大につながってしまうリスクもあります。

教科書的に原則を学んだとしても、「個々の症例においてどこまで原則を適応すべきか」「どのような条件を考慮して力をコントロールすべきか」という臨床上の判断基準は、書籍の知識だけではなかなか身につかないのが現実です。

義歯を単なる「欠損補綴物」として捉えるのではなく、残存歯を長期的に維持するための「装置」として機能させるためには、補綴設計の背景にある明確な根拠と条件設定の理解が欠かせません。

本セミナーでは、「天然歯を守るパーシャルデンチャーの臨床論」をテーマに、残存歯を10年以上保つための原則と条件、そして長期経過を見据えた設計・治療戦略について、日本顎咬合学会認定医の飯沼 学先生に解説いただきます。

天然歯を保護するための力学的アプローチや設計の基本原則、症例に応じた考慮すべき条件について整理。

また、トラブルや支台歯の喪失を防ぐために日常臨床で意識すべきポイントや、咬合・支台歯への影響を最小限に抑えるための臨床的な工夫についても触れていきます。

「とりあえず入れる義歯」から脱却し、長期予後を見据えた義歯治療の考え方・判断軸を構築したい先生におすすめの内容です。
飯沼 学 先生
歯科医師
1992年、北海道大学歯学部卒業。都内の寺西歯科医院勤務を経て、1998年に東京都豊島区にて「北大塚歯科」を開院。有床義歯(入れ歯)や補綴(ほてつ)・咬合治療、歯周病治療をはじめとする包括的な歯科診療に従事している。スタディーグループ「赤坂会」会員、東京S.J.C.D.会員、日本補綴歯科学会会員などに所属。欠損補綴やパーシャルデンチャーに関する執筆・書籍監著を行うほか、臨床セミナーの講師としても精力的に活動し、臨床技術の普及に努めている。
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2026年9月21日 20:00
CAD/CAMレジンvsセラミックス

CAD/CAMレジンvsセラミックス

日常臨床において保険診療でのCAD/CAMレジン冠が普及する一方、自費診療におけるセラミックス修復の提案や材料選択に迷う場面は少なくありません。

患者側からすれば「見た目が白い」という点では共通して見えてしまうため、なぜセラミックスを選択すべきなのか、それぞれの材料にどのような違いがあるのかを明確に説明することは容易ではないのが現状です。
書籍や論文で物性や各種データを学んでいても、耐摩耗性やプラーク付着性、あるいは弾性係数や曲げ強さといった数値を、実際の症例や患者への説明にどう落とし込めばよいか整理しきれていないケースも多いのではないでしょうか。

補綴装置の長期的な安定や予後を左右するのは、各材料の構造と物性を正しく理解し、症例に応じた適正な判断基準を持つことです。

本セミナーでは、「CAD/CAMレジンvsセラミックス」をテーマに、材料ごとの構造と物性の関係から臨床・患者説明への応用までを、昭和医科大学副学長の宮﨑 隆先生に解説いただきます。

金属・セラミックス・合成高分子といった各種補綴材料の歴史的変遷をはじめ、硬さ・弾性係数・破壊靭性などの物性が支台歯形成量や装置の耐久性に与える影響について整理。

さらに、ジルコニアの分類や臨床評価、CAD/CAMレジンブロックやPEEK(ピーク)、ファイバー強化レジンの特徴と限界についても、論文やデータをもとに客観的な視点からアプローチします。
耐摩耗性やプラーク付着性を含めた材料ごとの優位性と臨床上の注意点を提示し、日常の補綴物選択や患者説明で迷わないための判断軸を明確化。

「保険のCAD/CAM冠と自費のセラミックスの違いを明確に説明したい」「物性データに基づいた補綴選択の根拠を整理したい」と考えている方に最適な内容です。
宮﨑 隆
宮﨑 隆 先生
昭和医科大学 副学長・国際交流センター長
東京医科歯科大学歯学部卒業、同大学院歯学研究科修了。1991年に昭和大学(現・昭和医科大学)歯学部教授(歯科理工学)に着任し、歯学部長などを経て現在は同大学の副学長・国際交流センター長を務める。また、新東京歯科技工士学校および新東京歯科衛生士学校の学校長を兼職し、後進の育成に尽力している。専門分野は歯科理工学、デジタル歯科、インプラント材料など。これまでに日本口腔インプラント学会理事長、日本歯科理工学会会長、日本デジタル歯科学会初代会長などを歴任。現在は日本歯科医学会連合副理事長や日本学術会議連携委員などの要職も務め、臨床・研究・教育の全方位から歯科医療の発展を牽引している。
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2026年9月11日 20:00
小川洋一の支台歯形成

小川洋一の支台歯形成

日常の臨床において、クラウンやブリッジの予後を大きく左右する支台歯形成は、遭遇する頻度も高く、非常に重要なステップです。

しかし、基本的な理論や手順を頭では理解していても、実際の臨床現場では「どのバーをどのように当てるべきか」「マージンの明瞭性をどう確保するか」といった具体的な判断に迷う場面は少なくありません。

書籍や論文を読み進めても、基礎的な術式は理解できますが、実際の生体内での操作や術者の細かな手の動き、こだわりといった部分は可視化されにくいため、自身の臨床に落とし込みづらいと感じる若手歯科医師も多いのが現状です。

だからこそ、単に手順をなぞるテクニックの習得にとどまらず、臨床のエキスパートがどのような意図を持って操作しているのかという、明確な判断基準を学ぶことが重要になってきます。

本セミナーでは、「小川洋一の支台歯形成」と題し、エキスパートに学ぶバーの選択から美しい形成のテクニックについて、日本顎咬合学会指導医の小川 洋一先生に解説いただきます。

講義では、美しい支台歯形成を行うための基本的な考え方の整理から、臨床現場で迷わないためのバー選択の基準、そして具体的な手技のポイントを中心に解説。

さらに、「なぜその操作を行うのか」という術者の思考プロセスにまで踏み込み、感覚に頼らない再現性の高い形成テクニックについても紹介いただきます。

実際の臨床経験に基づいた実践的なTipsを学ぶことで、自身の臨床における支台歯形成の精度をより高めることができる構成です。

日々の支台歯形成において、再現性や精度を向上させたいと考えている先生や、バー選択や手の動かし方に明確な基準を持ちたいと悩む先生におすすめの内容です。
小川 洋一 先生
歯科医師
1990年明海大学歯学部卒業。河津歯科医院勤務、国際デンタルアカデミーでの研修等を経て、1997年に小川歯科医院を開業。2010年に東京ステーション歯科クリニックを開業(2023年に現在の東京駅前に移転開院)。
現在は同クリニック院長として臨床の最前線に立つ傍ら、明海大学歯学部客員教授・臨床教授、松本歯科大学臨床教授を兼任し、後進の育成に尽力している。科学的根拠に基づいた高精度な治療にこだわり、これまで50編以上の論文発表や2冊の著書を執筆。国内外での学会発表・講演実績は100回を超える。院内にはオペ見学スペースを兼ねた研修室を併設し、若手歯科医師への実技指導や国際的な技術交流など、歯科臨床教育の充実にも精力的に取り組んでいる。

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