下顎智歯抜歯において、下歯槽神経損傷のリスクが高い症例に対する回避策として知られる「コロネクトミー」は、ガイドラインや文献では紹介される一方、実臨床で経験する機会は決して多くありません。
そのため、適応判断や術式、術後管理に不安を抱える先生も少なくないのが実情です。
このセミナーでは「コロネクトミー」をテーマに、コロネクトミーを単なる“抜歯を避けるための手技”としてではなく、神経損傷リスクを最小限に抑えるための戦略的選択肢として再整理し、適応症例の考え方、CT読影によるリスク評価、実際の処置における削除範囲や操作上の注意点を具体的に日本口腔外科学会専門医・指導医の谷口真一先生に解説していただきます。
さらに、術後に注意すべき合併症や経過観察の目安、患者説明のポイントまで含め、明日からの智歯抜歯に自信を持って臨める実践的な知識を提供します。
講義目次
コロネクトミーの概念と位置づけ
コロネクトミーの適応症と非適応症
CT読影による下歯槽神経リスク評価
実際のコロネクトミー手技と削除範囲
術後管理・合併症と経過観察の目安
講師
伊勢総合病院副部長。愛知学院大学卒業。日本口腔外科学会専門医・指導医 、がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)。著書・講演に「下顎第三大臼歯歯冠部切除術後の長期経過観察経過観察期間別のパノラマ X 線画像所見比較」「下顎第三大臼歯歯冠部切除術(コロネクトミー)の有用性と術式」など多数・