咀嚼も衰えていくことはご存じですか?
健全な状態であれば、適切な咬合の付与により問題なく噛めますが、加齢を含めた生体環境の変化により、咀嚼能力は衰えていきます。
近年、頻繁に言われるようになったオーラルフレイルもそうですが、咀嚼能力の低下により軟らかい食べ物ばかり食べるようになると、咀嚼機能の低下にも繋がります。
このような負のスパイラルに陥る前に、どのようにしたら咀嚼能力を維持できるか、咀嚼は脳でどのように制御されているかを知ることも必要です。
このセミナーでは咀嚼のメカニズムから脳での制御、口腔全体での協調運動にいたるまでを松本歯科大学 総合歯科医学研究所 顎口腔機能制御学部門 教授、大学院歯学独立研究科 教授である増田 裕次先生に解説いただきます。
何も考えずとも食べることはできますが、せっかくなら「高次機能を使った咀嚼」を学んでみませんか?
こんな方におすすめ
👉 咀嚼のメカニズムを学びたい
👉 咀嚼能力を高める食事に関心がある
👉 脳機能と咀嚼の関係について知りたい
講義目次
咀嚼のメカニズム
脳と咀嚼運動の関係
ライフステージによる変化
食育について
咀嚼能力維持のために
松本歯科大学 大学院歯学独立研究科 教授、同大学総合歯科医学研究所 顎口腔機能制御学部門 教授。大阪大学歯学部歯科卒業後、同大学歯学部助手、講師、同大学大学院・歯学研究科講師を経て現職。著書に「咀嚼機能アップBOOK」「咀嚼の本」「咀嚼の本2」「口・鼻・耳の感覚メカニズムと応用技術」など多数。国立研究法人 科学技術振興機構 戦略的国際共同研究プログラム「カムカム健康プログラム」監修。咀嚼回数識別計数表示装置、口唇力測定装置の特許取得。