「子どもが食事を嫌がる」「歯磨きをさせてくれない」。その原因、口腔粘膜疾患かもしれません。
歯科医院にくる患者さんの主訴として挙げられることの少なくない口腔粘膜疾患。小児において口腔粘膜疾患の原因は外傷やストレス以外にも、ヘルパンギーナや手足口病など小児期に好発するウイルス性疾患、年齢によっては歯の萌出が関与していることもあります。中には全身疾患が背景にあることも…。
しかし、小児は自分で上手く症状を伝えられないため、これらの発見が遅れてしまうことがあります。そのため成人への対応の応用では足りず、小児独自の口腔粘膜疾患の対応の知識が必要になります。
このセミナーでは「小児の口腔粘膜疾患」をテーマに、小児において遭遇することの多い、または見逃してはいけない口腔粘膜疾患について、色調を用いた分類や鑑別方法、診査・診断、治療方法、歯の萌出時期と粘膜疾患の関係性について 新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔病理学分野教授の田沼順一先生に解説していただきます。
色調を用いた分類は、小児やその保護者への説明に有効なテクニックの1つになります。
「小児の口腔粘膜疾患」の知りたいことが詰まったセミナーです。
こんな方におすすめ
👉 口腔粘膜疾患の診断が苦手
👉 口腔粘膜疾患への対応に不安がある
👉 小児の粘膜疾患について学びたい
講義目次
小児の口腔粘膜疾患とは
成人との違い
色調を用いた分類
治療法・指導法
歯の萌出時期と粘膜疾患の関係性
新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔病理学分野教授。鹿児島大学歯学部歯学科卒業後、同大学歯学研究科に入局。鹿児島大学大学院医歯学総合研究科准教授、朝日大学大学院歯学研究科研究科長、日本歯科大学新潟生命歯学部病理学講座非常勤講師を経て現職に至る。新潟県臨床細胞学会・会長。日本口腔科学会・評議員、指導医、専門医。