外傷の急患患者が来院したときには、焦った経験がある先生は少なくないでしょう。
また、小児患者の場合は「動揺ならいいけど、露髄しているケースは苦手」、「保護者への説明が難しい」と思っている先生もいらっしゃるのでは?
それに加えて、外傷は正確な診査や治療を要しますが、患児がパニック状態だったり、歯医者が苦手であることも多く、満足のいく診断や治療が難しい場合があります。
また、外傷の術後管理に関しても「どうやるんだろう?」と迷われる方もあるでしょう。
歯の外傷を受けた場合、「歯に何が起こっているのか」「何をすべきか、すべきでないか」これらを正しく把握しているか否かで、診査・治療のクオリティは大きく変わってきます。
このセミナーでは「外傷歯」をテーマに、幼児〜若年期を中心に、亀裂から歯冠-歯根破折など様々な症例に対処するための診察、治療、治癒率向上のための術後管理など健全な口腔を育てるための知識・対応法について 日本外傷歯学会副理事長の宮新美智世先生に解説していただきます。
急患を余裕で乗り越えるためのテクニックが詰まったセミナーです。
こんな方におすすめ
👉小児外傷患者がきた際の一般的な流れを知りたい
👉小児外傷全般の知識を復習したい
👉小児外傷の予後管理について学びたい
講義目次
小児外傷の特徴
小児外傷症例ですべきこと、してないけないこと
診査・治療時の流れと手技的ポイント
予後管理における注意点
東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業後、同大学歯学部小児歯科学教室に入局。2014年東京医科歯科大学大学院小児歯科学分野分野長(准教授)、2020年に東京医科歯科大学歯学部臨床教授(小児歯科外来)に就任。日本外傷歯学会副理事長、認定指導医、認定医研修コース講師、日本小児歯科学会専門医・指導医、日本子ども虐待歯科研究科の保健検討委員会委員。