求める美しさは人それぞれであり、個人差が生じやすい領域ですが医療である以上「科学的根拠」が必須。審美歯科治療の芸術的な箇所を如何に科学寄せられるかが、治療のクオリティと普及の向上の鍵になります。
歯科治療において、診査・診断を治療のゴールを決めてから着手するトップダウントリートメントが基本であり審美歯科治療でもそれは同じです。歯の幅径や顔貌のバランスなど様々な情報を整理しゴールを決めることが重要なのですが「患者さんの希望を反映させたゴールの決め方がわからない」「ゴールを定めて始めたのに、思ったような結果にならなかった」とお悩みの方は多いでしょう。
このセミナーでは「理論的に考える審美歯科学」をテーマに、最も審美的要件が求められる上顎前歯部における補綴歯科治療において治療前後の主観的・客観的評価項目、審美性の高め方、現代に求められるSPA要素、治療のエンドポイントについて 徳島大学病院そしゃく科講師 石田雄一先生に解説していただきます。
ゴールがわかっていれば、治療説明の段階で患者さんに「最終的にはこうなる予定です」とお話が出来、万が一のトラブル回避にも役立ちます。