超高齢社会に突入し頭頸部癌罹患率が上がっている昨今、一般開業医においても顎顔面補綴に関する基本的な知識や対応が求められています。
癌治療後の患者さんが大学病院に定期通院することは身体的負担にもなるため、補綴装置の調整や軟組織のチェックを自院で行えれば患者さんからは大変喜ばれることでしょう。
顎顔面補綴治療成功のポイントは「軟組織にあった動きができるか」「嚥下や構音などの機能が正常に行えるか」この2点にかかっており、自院でみるためには評価のためにどこをみるかを知らなければなりません。
このセミナーでは「顎顔面補綴治療」をテーマに、目的や適応など基本的内容、製作手順や脱離や疼痛が生じる原因、メインテナンス時にみるポイント、開業医で行える修理・トラブル解決、歯科医療のデジタル化による影響と今後の展望について 日本歯科大学生命歯学部歯科補綴学第1講座 教授 隅田由香先生に解説していただきます。
顎顔面補綴治療は一般診療とかけ離れた治療ではありません。
社会貢献に役立つ顎顔面補綴治療を身につけましょう。