カルシペックスとビタペックス、なにを基準に使い分けていますか?
「乳歯にはビタペックスを使っている」「カルシペックスは根管治療の途中で殺菌を目的に使用している」という先生が多いですが、薬剤の成分から吟味し用途を決めている先生は少ないと聞きます。
成分を学ぶことで「これはアルカリ性が強いから、貼薬期間を短縮できるな」「ヨードを含んでいるから、この患者さんへの投与は控えよう」など、より患者さんファーストな思考が身につきます。
またこの2剤が主流と思われがちですが、カルシペックス最大の難所である除去の困難性をクリアし、そのうえアルカリ性も強い「ウルトラカル」という貼薬剤にも注目が集まっており、より高みの根管治療を目指すためには3剤の得手不得手を熟知することが必須となります。
カルシペックス・ビタペックス、そしてウルトラカル。この3種の貼薬剤の成分を比較し、今の用途が最適化チェックしてみませんか?
このセミナーでは「カルシペックス・ビタペックス・ウルトラカル」の3剤に焦点を当て、それぞれの成分から長所・短所・適切な用途について実験データと実際の症例をもとに北海道大学大学院歯学研究院口腔機能学分野小児・障害者歯科学教室・教授 八若保孝先生に解説していただきます。
貼薬剤使用時に若手が不安になる「押し出し」についても言及していただきます。
貼薬剤選びに悩む先生。
その悩みの答えはここにあります。
こんな方におすすめ
👉 貼薬剤に関する最新の研究の話が聞きたい
👉 おすすめのについて知りたい貼薬剤
👉 材料学に基づいた貼薬剤について学びたい
講義目次
貼薬剤の要件
各種貼薬剤の特徴
貼薬剤の使い分け
実験に基づく考察
臨床データとの比較
北海道大学大学院歯学研究院口腔機能学分野小児・障害者歯科学教室・教授。北海道大学歯学部附属病院医員(小児歯科)職員(医療系)・小児歯科助手、同大学歯学部小児歯科学講座助手、同大学大学院歯学研究科口腔機能学講座小児歯科学分野助手、大学病院歯科診療センター咬合B(小児歯科専門)外来講師を経て現職に至る。著書・講演に「Impacted mandibular primary second molar: A case report」「小児歯科における接着について」など多数。