クリニックに口唇口蓋裂の患者さんが来た場合、先生ならどのように対応しますか?
大半の先生が専門の医療機関に紹介すると答えるでしょうし、その答えは間違いではありません。しかし「知識に基づき自院では対応不可と判断したうえでの紹介」と「どうすればいいか分からず取りあえずで行う紹介」とでは天と地程の差があります。
一般的に大学病院のような専門機関で治療するイメージの強い口唇口蓋裂ですが、症例によっては開業医でも対応可能なものもあります。特に治療のひと段落着いた後のメインテナンスは一次医療機関である開業医の役割であり、遭遇頻度が低いからと勉強を怠ることは致命的とも言えるでしょう。
このセミナーでは「開業医が知っておくべき口唇口蓋裂」をテーマに、一次医療機関として口唇口蓋裂患者が来院した際に対応するための知識、対応の可否を判断するための目、具体的どのような処置を行うのか、定期メインテナンスでの注意事項、患者及び保護者の心に寄り添うことの重要性について 東京大学大学院医学系研究科外科学専攻感覚・運動機能医学講座准教授 西條英人先生に解説していただきます。
「口唇口蓋裂の患者さんも普通の子と同じように診て大丈夫なんだ!」これまでの考え方がひっくり返るセミナーです。