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2026年12月5日 20:00
筋圧形成の材料と使い分け

筋圧形成の材料と使い分け

義歯の維持・安定を左右する印象採得において、筋圧形成は欠かすことのできない極めて重要なステップです。

しかし、実際の臨床現場では「どのタイミングでどの材料を選択すべきか」「適切な形態をどのように付与すればよいのか」など、判断に悩む場面も少なくありません。
体系的に学ぶ機会が限られているテーマでもあるため、書籍で得た知識だけでは実際の患者ごとに適した材料選択や手技へ落とし込みにくいと感じる若手歯科医師の先生方も多いのではないでしょうか。

だからこそ、単に手順をなぞるだけではなく、症例や義歯の完成イメージに応じた明確な判断基準と確かな手技のコツを押さえることが成功の鍵となります。

本セミナーでは、「筋圧形成の要点」をテーマに、材料の特徴や使い分けから臨床で即実践できる手技の工夫に至るまで、東京医科歯科大学名誉教授の下山 和弘先生に解説いただきます。

モデリングコンパウンド、シリコーンゴム印象材、ティッシュコンディショナーといった各材料の特性や長所・短所を比較しながら、臨床に応じた使い分けの基準について整理。

さらに、筋圧形成の成否を大きく分ける「個人トレー製作の要点」や義歯の仕上がりを捉える考え方、モデリングコンパウンドを取り扱う際の具体的なコツや実際の操作ポイントについてわかりやすく提示します。

また、手技の精度を高めるための筋圧形成の良否を確認する方法についても解説。
筋圧形成に対する苦手意識を克服し、義歯の維持・安定につながる確固たるステップを身に付けたい先生におすすめの内容です。
下山 和弘
下山 和弘 先生
東京医科歯科大学名誉教授
東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業、同大学大学院歯学研究科歯科補綴学専攻修了、歯学博士。東京医科歯科大学・大学院において助手・講師・助教授・教授を経て東京医科歯科大学名誉教授。著書に「要介護者の義歯治療の勘所」(単著),「基礎からわかる高齢者の口腔健康管理」(単著)、「訪問歯科診療の実践 寄り添う訪問歯科」(編著)など、講演は高齢者の歯科治療・義歯治療など多数。
2026年11月24日 20:00
残根のトリセツ

残根のトリセツ

日常臨床において、残根状態の歯に直面した際、保存を試みるべきか抜歯を選択すべきかの判断に苦慮する場面は少なくありません。

特に平らな残根に対して根面板などを想定した形成を行う際、「残存歯質が乏しくマージンの設定が難しい」「どの位置から形成を開始すべきか」といった手技上の問題は、多くの歯科医師が抱える共通の悩みです。

書籍や論文で解剖学的・補綴的な知識を得ても、実際の症例における具体的な形成のアプローチや、状況に応じた保存バリエーションの使い分けまでを臨床現場で即座に再現するのは容易ではありません。

だからこそ、単に削る技術だけでなく、残存歯質や欠損形態に基づいた的確な治療計画と、確固たる形成・接着の判断基準を確率しておくことが不可欠となります。

本セミナーでは、「残根のトリセツ」をテーマに、抜歯と保存の判断基準から実践的な形成・印象の手技、接着のポイントに至るまでを、大阪大学歯学部名誉教授・招聘教授/日本歯科補綴学会指導医・専門医の前田 芳信先生に解説いただきます。

まず、残根を維持する生物学的・機能的な意義と、抜歯を選択すべき基準について整理。

さらに、挺出や再植、根面板やアタッチメントの利用、歯根埋伏といった残存歯の状態や欠損形態に応じた多様な利用法と、それぞれのメインテナンスにおける留意点を深く掘り下げます。

臨床で最もつまずきやすい平らな残根に対する形成法や印象採得のコツについても、具体的な手技のポイントを分かりやすく指導。

あわせて、残根への接着時における最適な材料選択や失敗を防ぐための注意点についても網羅的に解説します。

マージン形成に苦手意識のある方や、残根処理の引き出しを増やして自信を持って臨床に臨みたい先生方に、ぜひご覧いただきたい内容です。
前田 芳信
前田 芳信 先生
医療法人サラヤ健育会理事長
医療法人サラヤ健育会理事長。大阪大学歯学部卒業後、同大学大学院歯学研究科修了。大阪大学大学院歯学研究科顎口腔機能再建学講座有床義歯補綴学・高齢者歯科学分野教授、大阪大学歯学部附属病院病院長、大阪大学大学院歯学研究科名誉教授特任教授を歴任。大阪大学大学院歯学研究科名誉教授招聘教授。日本口腔インプラント学会指導医・専門医
、日本歯科補綴学会指導医・専門医、日本スポーツ歯科医学会認定医。著書・講演に「インプラントオーバーデンチャーの臨床とエビデンスQ&A―インプラントをしていてよかったと思ってもらうために―」「義歯とインプラントを効果的に組み合わせて欠損の拡大を防ぐ」など多数。
2026年11月9日 20:00
咬合面はなぜ、その形なのか?

咬合面はなぜ、その形なのか?

日常の修復治療やプロビジョナルリカバリーの製作において、咬合面の形態をどこまで作り込むべきか悩む場面は少なくありません。
解剖学的な解剖形態や小窩裂溝の緻密な再現は魅力的である一方、チェアサイドの限られた時間内でどこまで付与すべきか、その判断基準に迷いが生じることも多いのではないでしょうか。

教科書的な形態を把握していても、実際の臨床でその形態が果たす解剖学的・機能的意義を深く理解していなければ、付与した形態が患者の咀嚼運動にどう影響するのかを的確に捉えるのは困難です。
仮に解剖学的形態を考慮せず真っ平らなクラウンやCRを装着してしまった場合、咀嚼効率の低下や咬合バランスの崩壊を引き起こすリスクが生じます。

だからこそ、単に「形態を模倣する」のではなく、小窩裂溝の位置や一つひとつの形態が持つ機能的意味を正しく理解し、チェアサイドで再現すべき要点を押さえる判断基準が求められます。

本セミナーでは、「咬合面形態の機能的意義とチェアサイドにおける再現のポイント」をテーマに、解剖学的根拠に基づいた咬合面の役割からCR充填・TeC製作における実践的テクニックまでを、宮城大学学長/東北大学参与・名誉教授・歯学研究科非常勤講師の佐々木 啓一先生に解説いただきます。

咬合面の解剖学的形態が持つ本来の意義や、小窩裂溝の配置が果たす具体的な機能的役割を詳しく整理。
真っ平らな咬合面が口腔内に及ぼす悪影響を紐解き、咬合バランスや咀嚼効率への影響について解説いただきます。

さらに、日常臨床におけるCR充填やTeC(プロビジョナル)製作の場面で、どのポイントを意識して形態を付与すべきか、チェアサイドで活かせる実践的な再現テクニックを伝授。
咬合面形態の「なぜ」を基礎から整理し、明日からの直接修復やプロビジョナル製作における付与基準を明確にしたい医療者におすすめの内容です。
佐々木 啓一
佐々木 啓一 先生
宮城大学学長/東北大学参与・名誉教授・歯学研究科非常勤講師
1981年 東北大学歯学部卒業、1985年 同大学院歯学研究科(歯学臨床系専攻)修了。東北大学大学院歯学研究科口腔システム補綴学分野教授、ならびに歯学研究科長・歯学部長等を歴任し、長年にわたり補綴歯科学・咬合学領域の研究および教育・臨床を牽引してきた。日本補綴歯科学会理事長・名誉会員などの要職を務め、咬合面の機能と形態に関する学問的考察をはじめ、インプラント補綴や高齢者歯科、咀嚼機能と全身健康の関連など多岐にわたる先進的研究を展開。現在は東北大学名誉教授・参与として後進の育成や共同研究に携わり、臨床と学術の架け橋として多大な影響力を有している。
2026年11月3日 20:00
どこよりも詳しい「支台歯表面」の清掃と前処理

どこよりも詳しい「支台歯表面」の清掃と前処理

クラウンやインレーなどの補綴物治療において、最終的な予後を左右する重要なステップの一つが「支台歯表面の清掃・前処理」です。

日常臨床で頻繁に行うステップでありながら、削除面には残留シーラーや仮着材、プラークといった多様な汚染物質が付着しており、「どのタイミングで、どのように除去すべきか」「どこまで徹底すればセメントの接着性能を引き出せるのか」と判断に迷う場面も少なくありません。

接着歯学の文献やマニュアルで概念を学んでも、実際の支台歯表面で生じている汚染のリスクや、それらを確実に除去するための具体的ステップを臨床手技へ落とし込むことの難しさを感じている先生も多いのではないでしょうか。

特に、支台歯の清掃状態を目視だけで厳密に評価することは難しく、手順を一層あいまいにさせる要因となっています。

そのため、単に洗浄を行うだけでなく、汚染物質の特性に合わせた清掃方法や使用器具の選択基準をしっかりと整理しておくことが重要です。

本セミナーでは、「どこよりも詳しい支台歯表面の清掃と前処理」をテーマに、補綴物の接着力を最大限に生かすための清掃手順と汚染防止策について、昭和医科大学歯学部歯学教育学講座准教授の片岡 有先生に解説いただきます。

支台歯表面の清掃がなぜ必要なのかという根本的な理由から、残留シーラー・仮着材・プラークなどの主な汚染物質とそれぞれの適切な除去方法を中心に整理。

スケーラーやEDTA、NaOCl、サンドブラストといった各種使用器材の特徴と、それらを活用した具体的な清掃ステップについても詳しく解説。

さらに、臨床現場で遭遇しやすい多様なバリエーションを想定し、補綴物の接着を高める清掃方法と汚染防止のポイントを網羅的に紹介。

「支台歯前処理の根拠を整理したい」「セメント本来の接着力を引き出し、脱離や二次カリエスを防ぎたい」と考えている先生におすすめの内容です。
片岡 有 先生
昭和医科大学歯学部准教授(歯学教育学講座、歯科理工学講座)
昭和医科大学歯学部准教授(歯学教育学講座、歯科理工学講座)
昭和医科大学歯学部卒業後、同大学大学院修了。昭和医科大学兼任講師・歯学部口腔生化学教室助教・口腔病理学教室助教・歯科理工学教室助教・歯科保存学講座歯科理工学部門助教・講師を歴任。昭和医科大学歯学部准教授(歯学教育学講座、歯科理工学講座)著書・講演に「なるほど・なっとくのやさしい歯科材料入門 レーザー総論(2) 」「なるほど・なっとくのやさしい歯科材料入門 レジンの成形加工法(架橋高分子&複合化) 」など多数。
2026年10月22日 20:00
部分被覆冠か?全部被覆冠か?

部分被覆冠か?全部被覆冠か?

「全部被覆冠」と「部分被覆冠」、私たちはどのように使い分けるべきでしょうか。
従来、全部被覆冠は高い予知性を持つ補綴装置として広く用いられてきました。
一方、接着技術やセラミック材料の進歩により、健全歯質をできるだけ保存する部分被覆修復の適応は大きく広がっています。

本講演では、全部被覆冠と部分被覆冠の生存率・成功率、破折抵抗性、歯質削除量、接着の長期安定性などについて、近年の臨床研究や基礎研究をもとに整理します。
ガイドラインや文献などで基本的なコンセプトを理解していても、実際の現場では残存歯質量や咬合条件、拮抗関係などの要素が複雑に絡み合うため、教科書的な知識だけでは臨床判断へ落とし込みづらいのが実情です。
被覆範囲の選択は修復物の長期的な予後に直結するため、感覚的なアプローチではなく、歯質の欠損状態や力学的環境を踏まえた客観的な評価軸を持つことが欠かせません。

だからこそ、部分被覆で対応可能か、全部被覆を選択すべきかの明確な基準を整理し、症例に応じた材料選択や補綴設計を組み立てることが重要です。

本セミナーでは、「部分被覆冠か?全部被覆冠か?」をテーマに、onlay、occlusal veneer、partial veneer、endocrownなどの低侵襲修復も取り上げ、残存歯質、接着環境、咬合力、必要な形態回復量から、どこまで歯を被覆すべきかを、東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座准教授の野本 俊太郎先生に解説いただきます。

まず、日常臨床で直面しやすい境界線上の症例を整理し、残存歯質量や咬合条件に応じた部分被覆・全部被覆の適応基準をクリアに示していただきます。
続いて、各種補綴材料の機械的・物理的特性を踏まえたうえで、症例ごとの適切なマテリアル選択について考察。

さらに、支台歯形成の注意点、マージン設定や接着手技に至るまで、長期予後を引き出すための具体的な補綴テクニックについても触れていきます。

実際の症例を交えながら解説が行われるため、明日からの診断や治療計画の立案にすぐさま活用できる実践的な内容となっています。
野本 俊太郎
野本 俊太郎 先生
東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座准教授
東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座准教授。東京歯科大学歯学部を卒業後、同大学大学院歯学研究科を修了。Boston University, GS Dental Medicine Dept. of Restorative Sciences/Biomaterials ポストドクトラルフェロー、東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座助教、同講師を経て現職。主な研究テーマはCAD/CAMレジンやジルコニアなどメタルフリー治療について。日本歯科専門医機構認定補綴歯科専門医、日本補綴歯科学会指導医、日本歯科審美学会常任理事・認定医、日本接着歯学会理事・専門医・指導医、日本デジタル歯科学会専門医。ジルコニア、メタルフリー治療に関わる執筆多数。
2026年10月18日 20:00
審美修復治療における「顔貌・口唇」の診査診断

審美修復治療における「顔貌・口唇」の診査診断

審美修復治療に取り組む際、歯単体の形態や色調を追求するだけでは、必ずしも患者さんの満足のいく結果を得られないことがあります。

口腔内写真や模型上だけで設計を進めてしまうと、実際に装着した際に「口唇のラインと合っていない」「笑顔になったときの印象が不自然」といったギャップが生じるケースも珍しくありません。
顔貌や口唇の動態、歯肉ラインとの調和を図るためには、体系的な評価項目と診査診断の流れを理解しておく必要があります。

しかし、文献やセミナーで知識を得ても、実際の症例においてどこを基準とし、どのように治療計画へ落とし込めばよいのか、具体的なイメージが持ちづらいと感じる場面も多いのではないでしょうか。
予知性の高い審美修復を達成するためには、感覚に頼るのではなく、顔貌分析からスマイルデザインへつなげる明確なステップと判断基準を持つことが極めて重要です。

本セミナーでは、「審美修復治療における『顔貌・口唇』の診査診断」をテーマに、歯と顔貌の調和を図るための検査・治療計画立案のテクニックを、日本顎咬合学会元理事長・指導医の南 清和先生に解説いただきます。

講義では、顔貌・口唇と歯の調和において欠かせない評価項目の整理からスタートし、予知性を高めるための具体的な分析方法について順を追って提示。

さらに、収集したデータや検査結果をどのようにスマイルデザインに応用し、一連の治療計画へと反映させていくか、臨床の流れに沿ってわかりやすく整理します。
顔貌や口唇の動きまで見据えた総合的な診査診断のアプローチを学ぶことで、補綴物の美しさを極めるだけでなく、患者さん本来の表情に調和した審美修復を実現する視点が身につきます。

「審美治療において口腔内だけでなく顔面全体の調和を考慮したい」「審美性のトラブルを防ぎ、再現性の高いスマイルデザインを学びたい」という先生に、ぜひご覧いただきたい内容です。
南 清和
南 清和 先生
日本顎咬合学会元理事長・指導医
明海大学歯学部臨床教授。城西歯科大学(現・明海大学)を卒業。朝日大学歯学部客員教授、日本顎咬合学会元理事長指導医、日本口腔インプラント学会専門医、日本臨床歯科医学会(SJCD)指導医。著書・講演に「歯科医院成功へのステップアップセミナー 「ミナミ歯科クリニック」34年の取り組みからみなさんにお伝えしたいこと」「月刊南 清和~審美歯科修復への誘い~」など多数。
放映済み
2026年10月8日 20:00
予知性の高い支台築造のテクニック

予知性の高い支台築造のテクニック

補綴物の長期安定性(Longevity)を追求する上で、支台築造は処置全体の成否を左右する極めて重要なプロセスです。

しかし、フェルールが十分に確保できない症例や残存歯質が乏しいケースなど、日常臨床では「どのマテリアルを選択すべきか」「どのように保持力を高めるか」と頭を悩ませる場面も少なくありません。

教科書的なガイドラインや各種マテリアルの特性を知識として理解していても、それを複雑な臨床現場に落とし込み、予知性の高い歯冠修復へ繋げるのは容易ではないのが現状です。

築造体の選択や処理手順のわずかな違いが、歯根破折のリスクや二次う蝕の発生、ひいては補綴物の脱離を引き起こす要因になりかねません。

だからこそ、個々の症例に応じた確実な材料選択と、ステップごとの精密な手技に裏付けられた明確な判断基準を持つことが不可欠です。

本セミナーでは、「予知性の高い支台築造のテクニック」をテーマに、Longevityを考慮したマテリアルの選定基準から臨床で差がつく手技のポイントまでを、日本歯周病学会認定医の杉山 達也先生に解説いただきます。

ファイバーコアや金属コアをはじめとする各種マテリアルの物理的特性や適応症の整理を中心に解説。

接着性能を最大限に引き出すための前処理や、支台築造時の気泡混入を防ぐテクニックなど、臨床の精度を高めるポイントについて網羅的に整理します。

支台築造のマテリアル選択に迷いのある方や、予知性の高い補綴処置を突き詰めたい臨床家にとって、日常臨床の精度を一段引き上げるヒントが得られる内容です。
杉山 達也 先生
歯科医師
新潟大学歯学部卒業。横浜市内の医療法人での勤務や「Team東京 ノブデンタルオフィス」診療所院長を経て、2014年に群馬県前橋市の杉山歯科医院院長に就任。地域に根ざしたGP(総合臨床医)として、歯周病治療を中心に歯内療法、インプラント、審美修復まで包括的な歯科診療を行っている。日本歯周病学会認定医としての専門的な臨床を行うかたわら、SJCDをはじめとする著名な研修会で継続的に研鑽を積む。2022年には東京SJCD「平林アワード」を受賞。歯科専門誌『QDT』への論文寄稿や症例発表を行うなど、臨床と学術の双方において精力的に活動している。
放映済み
2026年9月21日 20:00
CAD/CAMレジンvsセラミックス

CAD/CAMレジンvsセラミックス

日常臨床において保険診療でのCAD/CAMレジン冠が普及する一方、自費診療におけるセラミックス修復の提案や材料選択に迷う場面は少なくありません。

患者側からすれば「見た目が白い」という点では共通して見えてしまうため、なぜセラミックスを選択すべきなのか、それぞれの材料にどのような違いがあるのかを明確に説明することは容易ではないのが現状です。
書籍や論文で物性や各種データを学んでいても、耐摩耗性やプラーク付着性、あるいは弾性係数や曲げ強さといった数値を、実際の症例や患者への説明にどう落とし込めばよいか整理しきれていないケースも多いのではないでしょうか。

補綴装置の長期的な安定や予後を左右するのは、各材料の構造と物性を正しく理解し、症例に応じた適正な判断基準を持つことです。

本セミナーでは、「CAD/CAMレジンvsセラミックス」をテーマに、材料ごとの構造と物性の関係から臨床・患者説明への応用までを、昭和医科大学副学長の宮﨑 隆先生に解説いただきます。

金属・セラミックス・合成高分子といった各種補綴材料の歴史的変遷をはじめ、硬さ・弾性係数・破壊靭性などの物性が支台歯形成量や装置の耐久性に与える影響について整理。

さらに、ジルコニアの分類や臨床評価、CAD/CAMレジンブロックやPEEK(ピーク)、ファイバー強化レジンの特徴と限界についても、論文やデータをもとに客観的な視点からアプローチします。
耐摩耗性やプラーク付着性を含めた材料ごとの優位性と臨床上の注意点を提示し、日常の補綴物選択や患者説明で迷わないための判断軸を明確化。

「保険のCAD/CAM冠と自費のセラミックスの違いを明確に説明したい」「物性データに基づいた補綴選択の根拠を整理したい」と考えている方に最適な内容です。
宮﨑 隆
宮﨑 隆 先生
昭和医科大学 副学長・国際交流センター長
東京医科歯科大学歯学部卒業、同大学院歯学研究科修了。1991年に昭和大学(現・昭和医科大学)歯学部教授(歯科理工学)に着任し、歯学部長などを経て現在は同大学の副学長・国際交流センター長を務める。また、新東京歯科技工士学校および新東京歯科衛生士学校の学校長を兼職し、後進の育成に尽力している。専門分野は歯科理工学、デジタル歯科、インプラント材料など。これまでに日本口腔インプラント学会理事長、日本歯科理工学会会長、日本デジタル歯科学会初代会長などを歴任。現在は日本歯科医学会連合副理事長や日本学術会議連携委員などの要職も務め、臨床・研究・教育の全方位から歯科医療の発展を牽引している。
放映済み
2026年9月8日 20:00
やっかいな「脱離」と「再セット」

やっかいな「脱離」と「再セット」

日常診療や急患対応において、補綴物の「脱離」や「再セット」は非常に遭遇する機会が多い処置の一つです。

しかし、脱離した補綴物をただ元の位置に再装着するだけでは、しばらくして再び脱離してしまったり、二次う蝕などのトラブルを繰り返してしまったりするケースも少なくありません。
書籍や論文で接着や補綴の知識を得ていても、いざ目の前の症例に対峙した際、なぜ脱離したのかの根本原因を即座に見極め、再セットで対応すべきか新製すべきかの境界線をどう引くべきか、現場で迷いが生じやすいテーマでもあります。

補綴物の脱離には、支台歯形態、咬合、接着操作、あるいは補綴物自体の問題など多様な要因が絡み合っており、一律の対応ルールが存在しない点も判断を難しくしている要因です。

だからこそ、単なる応急処置にとどまらず、脱離に至った背景や予後を見据えた正確な診査・診断と、確実な再装着を成立させるための手技上の判断基準を持つことが重要となります。

本セミナーでは、「脱離の原因から繰り返さない再装着のテクニックと新製の判断」をテーマに、日常臨床で頻繁に直面する脱離・再セットの疑問や疑問点について、松本歯科大学歯学部歯科理工学講座教授の黒岩 昭弘先生に解説いただきます。

まず、補綴物が脱離に至る主な原因を科学的・臨床的視点から整理し、再装着が可能かどうかの診断の考え方や、予後を考慮した最適な治療選択の基準を明示。
続いて、再装着を選択した際に必要となる補綴物や支台歯の調整、前処理、接着における具体的な手技上のポイントについても動画を交えて詳しく紹介します。

さらに、無理に再装着せず「新製」へと切り替えるべき臨床的な判断の境界線についても分かりやすく整理。

「なぜ外れたのか」の原因究明から、トラブルを繰り返さない再装着テクニック、新製への判断基準まで、明日からの補綴臨床における迷いをすっきり解消したい先生におすすめの内容です。
黒岩 昭弘
黒岩 昭弘 先生
松本歯科大学歯学部歯科理工学講座教授
松本歯科大学卒業。明海大学大学院修了。現在、松本歯科大学 歯科理工学講座・硬組織疾患制御再建学講座、教授。 明海大学、客員教授。 日本顎咬合学会、前理事長。日本歯科理工学会、理事・中部地方会会長。日本歯科産業学会、副会長。日本歯科専門医機構、共通研修評価認定小委員会 副委員長。著書に「これから習得したい!歯科臨床の最新テクニック21選」「補綴装置製作のための歯科材料学UPDATE」「図説無歯顎補綴学」、 論文に「チタン鋳造体の接着に関する再考」「チタンの補綴装置としての可能性を再考する」 など多数.
放映済み
2026年3月22日 20:00
”保険メタルフリー補綴”の調整と装着

”保険メタルフリー補綴”の調整と装着

日々の保険診療で「クラウンの装着・調整」は非常に多くの頻度で行われる治療です。

補綴装置の正しく装着することは脱離による再来院を予防し、適切な調整は補綴装置の長期予後に直結します。
「脱落」は予期できないため急患となる場合が多く、「再製作」は患者さんとの信頼関係に影響しかねません。

このセミナーでは「保険メタルフリー補綴の調整と装着」をテーマに、CAD/CAM冠を失敗しないための支台歯形成や使用する器材選択、脱落を防ぐ接着歯学、そして最終研磨までのプロセスについて紹介します。
また保険収載されて日の浅いエンドクラウンやPEEK冠の特性などについても触れていきます。
明日からの補綴治療が驚くほどスムーズになる「最適化のポイント」について東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座准教授の野本俊太郎先生に解説していただきます。

精度を落とさず失敗を防げる「保険メタルフリークラウン調整&装着」の実践セミナー。

数多の症例をこなす中で培われた、無駄を削ぎ落とした最短ルートの臨床術を公開します。
野本 俊太郎
野本 俊太郎 先生
東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座准教授
東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座准教授。東京歯科大学歯学部を卒業後、同大学大学院歯学研究科を修了。Boston University, GS Dental Medicine Dept. of Restorative Sciences/Biomaterials ポストドクトラルフェロー、東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座助教、同講師を経て現職。主な研究テーマはCAD/CAMレジンやジルコニアなどメタルフリー治療について。日本歯科専門医機構認定補綴歯科専門医、日本補綴歯科学会指導医、日本歯科審美学会常任理事・認定医、日本接着歯学会理事・専門医・指導医、日本デジタル歯科学会専門医。ジルコニア、メタルフリー治療に関わる執筆多数。

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