日常臨床において根尖性歯周炎は頻繁に遭遇する疾患ですが、その治療法は知っていても病因・病態に関する知識は曖昧になっていませんか?
原因が細菌感染によるものなのか機械的刺激なのか、治療により症状は改善方向に向かっているのか、そもそも診断は根尖性歯周炎で間違いないのか、これらの見極めができなければ数年後の再発や最悪症状の悪化なんてことも…。再度治療を行うにしてもなぜ再発したのかが分からなければ解決には至りません。
病気を制すには病気の本質を知るべきである、基礎的な知識を振り返ることは、明日の診療をより良いものにする一手になります。
このセミナーでは「根尖性歯周炎の病態と基礎知識」をテーマに、根尖性歯周炎の病因・病態の基本的なことから忘れがちな内容、日常臨床で強く関わってくるポイント、顎骨破壊の仕組み、近年エンド領域で注目されている治療抵抗性根尖性歯周炎や最新の根管洗浄に関する知識について 東北大学大学院歯学研究科口腔修復学講座歯科保存学分野教授 齋藤正寛先生に解説していただきます。
病因・病態に基づいた新しい治療戦略が身につきます。
こんな方におすすめ
👉 日常臨床に役立つ基礎的知識を学び直したい
👉 根尖性歯周炎の新しい治療戦略を身に付けたい
👉 最新の根管洗浄について学びたい
講義目次
根尖性歯周炎の病因・病態
病態学を活かした治療計画立案
治療抵抗性根尖性歯周炎
最新の根管洗浄療法
東北大学大学院歯学研究科口腔修復学講座歯科保存学分野教授。神奈川歯科大学 歯学部卒業後、同大学大学院修了。2004年に同大学歯学部保存修復学講座に入局、助手・講師を経て、2006年から大阪大学大学院口腔分子免疫制御学講座生化学教室講師、2009年から東京理科大学基礎工学部生物工学科准教授を務め、2013年に東北大学大学院歯学研究科口腔修復学講座歯科保存学分野教授、東北大学病院口腔修復系診療科保存修復科科長に就任。日本保存学会専門医指導医。著書・講演に「歯内療法のパラダイムシフト」「レーザー洗浄を用いたエンド治療戦略について」など多数。