歯科医師の年収は5,000万円が限界?成功するキャリアプランを考える

歯科医師の年収は5,000万円が限界?成功するキャリアプランを考える

文・構成:1D公式アカウント | 投稿日: 2021年07月07日
令和3年3月31日に厚生労働省が発表した「令和2年賃金構造基本統計調査の概況(令和3年4月8日訂正)」より、歯科医療者を含めた150近くの職種における年収の分布が公になり記憶に新しいが、その中で歯科医師の平均年収は約770万円と見出された。

ちなみにこれは「賃金」においての統計であり、個人開業医や法人理事、つまり経営者の年収は反映されていない。770万円と聞いて高い低いという感想は個人の価値観に依存するが、平均の給与所得からみれば全体の上位2%に食い込む富裕層にあたる。

だが体感として、富裕層だと自負している歯科医師はどれくらいいるだろうか。10年近くの歳月と少なくとも4,000万円はかかる学費その他のことを思い出せば、歯切れ良く答えられないかもしれない。

「歯科医師過剰」「ワーキングプア」とまで言われる歯科医師の”お金事情”は実際どうだろうか。自信を持って富裕層だと言い切る未来は訪れるだろうか。

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データから見る歯科医師の「お金事情」

ここで引用する数字は政府統計を基にしたあくまで標準化されたものであり、全ての実態において当てはまるデータではないことを念頭においていただきたい。

まず歯科医師(勤務医)の月給は中央値で50-60万円、最頻値で30-40万円とされている。歯科医師のほとんどが開業することを踏まえれば、勤務医の多くは20代半ばから30代後半と考えられ、体感的にも理解できる数字だろう。

前述の年収が上振れしているのは分院長や専門医の非常勤歯科医師など、単価が高い一部の勤務医が含まれるためだと推測できる。そしてその歯科医師たちは、年齢別分布で最も多い50代が大半を占めていると考えれば自然な結果だ。

では開業医はどうだろう。正確な統計データは出ていないが、医院収入からある程度推計できる。

歯科医院の平均収入は4,000万円ほどとされ、院長(または理事長)の年収に換算すると800-1,000万円といったところだろう。勤務医の平均年収から考えると大きくは差が開いていないが、開業前後の歯科医師を想像するとだいたいそれくらいの年収に収まるイメージがあると思う。

歯科医院の法人化の目安、成功しているとされる指標に「年商1億円」といった大雑把な一般論があると思う。

それをボーダーに例えば「大成功している歯科医院の年商を2億円」と仮定した場合、大成功している歯科医師の年収はざっと計算して5,000万円といったところになる。

空論的かもしれないが歯科医師で年収5,000万円と聞いたら、ほとんどの人がだいぶ稼いでいると感じるのではないだろうか。そして同時に、歯科医師の限界はその辺りだろうとぼんやり認識するだろう。

”大成功している”歯科医師のアウトライン

年収5,000万円ともなれば一般的にも大富豪の領域で、大企業の社長だとか外資金融系企業の役員だとかちょっとした有名人になり得るが、いずれもプレーヤーというより首脳陣をイメージしやすいと思う。

歯科医師でもマネージメントに徹し経営者として高所得者の仲間入りしている人もいるが、多くの場合歯科医師は生涯プレーヤーだ。いわばプレーイングマネージャーという、特殊な職業になるかもしれない。

プレーヤーである歯科医師が収入を上げるシンプルな方法は、診療報酬を増やすことだ。勤務医であれば自費診療をたくさん行い歩合給をたくさんいただくことで、開業医は加えて集患・増患に務め医院全体の収入を上げる。

こうして可能な限り多くの患者を診察し、自費診療で一人当たりの単価を上げれば”年収5,000万プレーヤー”に躍り出ることができるだろう。

しかしこの方式には欠点とも言える必要条件が存在する。その中心となるのが患者数だ。

まず現実的に歯科医師一人で対応できる患者数は一日40人前後が限界だろう。そして患者に依存する方式のため地域ごとの人口や所得が大きなファクターになり、さらに歯科医師の技術的なスキルとライフステージでも変わってくる。

つまり体力的にピークのタイミングで高度なスキルを身につけておき、患者数を最大化して初めて実現する。

例えば、この条件が全て整った場合の年収が5,000万円と言われたらどうだろう。条件次第では年収1億円なんてこともあり得なくはないが、休みなく診療し年間15,000人の患者に対し一人当たり3万円弱売り上げたらの話だ。

一定まで実現可能性は担保されているが、各々そう高くない天井が見えているのではないか。

歯科医師として成功するもう一つの方法

ここまでは歯科医師が「歯科医業」で成功する話をしてきた。ほとんどの歯科医師がこの土俵で戦っているはずだ。

しかし年収を上げる方法はこの一辺倒ではない。もう一つの方法に、成功する歯科医師のヒントが隠されている。

結論から言えば、歯科医師に求められる歯科医師になる、といった方法だ。患者を相手とする土俵に同業者も加えるという考え方が正しい。

例えばセミナーを開催したり、歯科医療者に対し価値提供することで同業からの支持を得る。有名人になれれば講演料も上がり診療以外での収入増が見込める。

この場合の講演内容は「明日から使える、インプラントのコツとポイント」といった臨床的な話が望ましい。全国のジェネラリストが悩んでいる、臨床手技についてのレクチャーが多く求められている。

こういったレクチャーはセミナーだけでなく雑誌への投稿や学会発表でも良いが、いずれにせよある程度の専門知識と経験、場合によっては「肩書き」も必要になってくる。ここがネックになるポイントかもしれない。

ただ歯科医師に認められる歯科医師になれば、自ずとスタッフも集まり医院規模の拡大、分院展開なども可能になり、結果的に医院全体で診察できるキャパシティも増やせる。相乗効果的に歯科医業でも成功する可能性を広げる仕組みだ。

先程のプレーヤー方式をブーストする作用が見込めるので当然、年収の最大値を上げる可能性がある。

実現可能性で言えばややハードルは高く見えるが、シンプルに市場を広げることのできる拡張性に優れた方法だろう。

「普通の歯科医師」にコンテンツは生み出せるのか?

例にセミナーを挙げたが、媒体は他にもあり限定もされていない。教育機関の講師や指導医でもいいしYouTubeでもいい。

講師業などは対象が学生となり若手人材の確保という点で優れているが対象が狭く、その点ではセミナーが優位だ。しかしセミナーを開催するにはそれなりの専門性だったり知名度が必要なことも多いだろう。いずれもそこに至るまでの道のりもネックだ。

また患者向けの発信でも可能性を持つYouTubeなどのSNSは手軽で、いわゆる「普通の歯科医師」でも始めやすい。一見優良な手法に見えるが、世間一般と同様これから成功するのは困難を極める。どれだけ質の高いコンテンツだったとしても、見つけられなければ一銭にもならない。

見落としがちだが、セミナーに似た性格を持ち、講師的な権威性を得ることができて、なおかつYouTubeのような拡散力を持つ媒体がある。それが書籍の出版だ。

出版と聞くと他のものよりハードルが高く感じるだろう。文才がないと執筆できない、著名人じゃなければ本は売れない、多くの人がそう考えていると思う。

しかし実際、書籍の内容はなんでもいいし、無名でも「売れる」本はたくさん存在する。出版はコンテンツではなくマーケティングなのだ。

権威でも有名でもない「普通の歯科医師」でも、コンテンツを生み出し歯科医師に「売れる」歯科医師になり得る。

「売れる」歯科医師になるための出版とマーケティング

例えば「若手歯科医師のためのスキルアップドリル」という本を出版するとしよう。この内容であれば、ある程度キャリアを積んだ歯科医師が経験をもとに後輩にアドバイスすれば成り立つので、そこまで難しくはない。逆に言えば誰でも書けてしまいそうなので、知名度で勝負がつきそうに思える。

しかしここで重要なのは知名度やコンテンツの内容でなく、どう売るかのマーケティングだ。前述の通り無名作家でも本は売れている。ベストセラーが生み出せれば他の条件は必要ない。

もちろん誰でも簡単にベストセラー本が作れる、ということではない。いかに戦略的にマーケティングできるかでその書籍が売れ行きが変わるという話だ。

出版業界は今、マーケティングで勝負する世界になっている。良い作品を生み出すのではなく、商品をどう見せて売れる「作品」に仕上げるか、その手法に左右されるのが現実だ。

売れた本がベストセラーと呼ばれるが、ベストセラーだから売れるという世の中の仕組みに沿って、源流を作り出してしまうといった実に戦略的な手法を取っている。

だからこそ出版にチャンスがある。一冊の本を売ることで「売れる」歯科医師になる可能性が広がった。

出版の仕組みがわかる「ベストセラーの値段」

ベストセラーの著者となれば、さぞかし有名で素晴らしい作品の著者だと認識されるだろう。その認知こそが歯科医師としての市場価値を高める。

成功する方法として”歯科医師に売れる”歯科医師になると書いたが、その具体的な方法論がベストセラーを生み出す手法だ。上記の通りベストセラー作家という肩書きがあれば優秀な歯科医師として知名度を得て、そのほかのコンテンツも売れるようになる。

つまり一冊のベストセラーが次のベストセラーを呼び、セミナーやコンサルティングにまで派生し、所得の最大値をどんどん上げていくことができる。まさしく売れるものが売れる構図が完成する。

では一体どうベストセラーを生み出すのか、いかに著書を売り出すのか、その手法について解説しているのが水野俊哉著『ベストセラーの値段』だ。

作家である水野氏が出版の仕組みとマーケティング戦略について詳しく指南し、出版することで本業にどう生かされるか、自身の市場価値を高めるために重要な考え方を学ぶ内容となっている。

「値段」というところに要点が隠されていて、現実的にベストセラーを作り出すために必要なお金の話が特徴的だ。これは「お金でベストセラーを買う」ような話ではなく、出版というコンテンツ作りに出資して最終的に本業で回収するといった投資的な解釈の話となっている。

ただ出版するだけではなくその書籍をどのメディアで告知し、宣伝費をどの割合でどれくらいかければ良いのか、売上を左右する初速に効果的な書店買取といったプロモーション術を解説し、理論的にベストセラーを作り上げる方法論が展開されている。

忘れないで欲しいのがこれは本の売り方ではなく、その先の「売れる」歯科医師を見据えて行うブランディングの一環だということだ。本書の中でもしっかりと本業につなげる考え方として解説されている。

年収の上限を取り払うために出版という手法を

実際に出版したい、となってもどうしたらいいのか知っている人の方が少ないだろう。特に今まで書いたような「戦略的プロモーション」をするには相応の知識と経験をもったコンサルタントも必要になる。

この記事を読んで、少しでも出版に興味を持ったならばそれはチャンスかもしれない。出版は誰にでもできることではないが、やる気を出せば成功する可能性がグッと上がるコンテンツだ。

歯科医師で年収5,000万円、それ以上も夢ではないかもしれない。

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