今回は114回国試超超直前期ですので、113回で初めて出題された事項などを整理しておきます。114回国試の予想にもなりますのでご活用ください。
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ワルファリンとミコナゾールの相互作用(113A84)
113回国試で初出題の事項をまとめてみました。114回国試での出題も高い確率であり得るところです。
プレガバリン(商品名:リリカ)は日常臨床でそれなりに遭遇します。他科で処方されている場合が多いです。鎮痛薬ではありますが、NSAIDs,アセトアミノフェンとは作用機序が全く違います。先日の 1D主催のLIVEオンラインセミナー でもご説明しました。113回国試でようやく(?)出題されましたので、今後は作用機序が出題される可能性があります。もちろん帯状疱疹後神経痛に使用されるという必須知識もあります。
セレコキシブはCOX-2選択的阻害薬ですが、間違い選択肢として出題されました。COX-2選択的阻害薬との組み合わせなら正解ですが、COX-1選択的阻害薬という組み合わせだったので×です(113A24を参照してください)。
上部消化管内視鏡検査とワルファリンとミコナゾールの相互作用も口腔外科臨床で重要なところです。下記動画で説明している事項もありますので、ご確認ください。
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歯科口腔保健の推進に関する法律に関する問題は出題されませんでした(笑)
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免疫に関する問題は1問だけの出題でした(113C1)。
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インプラントの1回法と2回法の区別、セメント固定式とスクリュー固定式の区別といった基本的な問題
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医療安全に関する知識問題(医療安全支援センターや医療事故調査制度)も出題されませんでした。
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セツキシマブ、デノスマブ、ニボルマブも出題されていません。
上記の項目は114回国試での出題がかなり高い事項だと思われます。下記動画で説明している事項もありますので、ご確認ください。
前日に流れてくる怪しい情報は見ないようにしましょう。というか、前日に大量の細かい文字読んでどうするんですかね??(笑)
dentalkokushiは前日の2日目の予想をしますが、それは精度の高い予想に基づくもので、大量の情報を流したりはしません。
相撲ではないので、敢闘賞はありません。達成感では合格できません。点数になりそうなことをしてください。
直前期に細かい知識を覚え込んで重要な知識が抜ける人がいますが、それほんとに必要なんですか??
問題文を無視して自分の考えたいように考える人がいますが、永久に合格できなくなります。特に浪人生に多いようです。出題者の状況設定を無視して解答したって、不正解になるに決まってます。
昔の国試と違って、今の国試では状況設定を詳細にして、読み取ることを要求しています。これはAIが台頭してきたこととも関係があると思います。単なる知識を聞くならペッパー君やSiriに負けてしまうわけですから(笑)
難しそうに見える問題って、意外と簡単なことを聞いていることがありますからね。投げ出してギャンブル的にマークする人がいますが、これはやめましょう。ナンバーズじゃないんですから…
いわゆるスーパーXがほとんど出題されない現在の歯科医師国家試験では消去法の有効性が更に高まったといえます。
大学入試センター試験(現:大学入試共通テスト)の受験経験が無い方は消去法の概念が欠落していることが多いようです。意識して消去法を積極的に使ってください。
私の経験上国公立大学の人は100%消去法を活用しています(当たり前過ぎて誰も口にしない)。
国試前日だろうが国試本番だろうが、いつもの勉強の延長です。普段どおりやってください。
イメージはこんな感じです。わからない問題に固執しても意味がないので、ペースを崩さずに次に行きましょう!
僕が皆さんに言えることは繰り返しになりますが、とにかくすべての面において緊張しても「淡々と」行動するということです。
緊張してもよいですから、特別なことはしないでください。しつこいですが、いつもの勉強の延長線ですから。
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