歯科衛生士、実は「モテない職業」だった?

歯科衛生士、実は「モテない職業」だった?

文・構成:本吉 ひとみ | 投稿日: 2020年01月18日
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“歯科衛生士はモテる説”があるが、実際のところはどうなのだろうか。歯科衛生士がモテるのだとしたら、その理由は男性にとって“ちょうど良い”存在であることがいえる。

理由は3つある。歯科衛生士という国家資格である条件面、「マスク効果」や「白衣の天使」などのイメージ、むし歯のない子どもを育てられるなどの将来性だ。

国家資格で全国どこでも働ける

近年は共働きが当たり前になりつつある。そんなときにちょうど良いのが歯科衛生士だ。国家資格であり、全国どこでも働くことができる。転勤族である旦那さんを持っても安心なのだ。

勤務も夜間や休日出勤、残業などはほとんどない。給料もそれなりにもらえる。大卒の女性の平均年収は約290万だそうだが、歯科衛生士の平均年収は約350万である。安定して働けるのが歯科衛生士の特徴だ。

また、学力に関しても高すぎない。女性の歯科医師やCAなど憧れはあるものの、そういった方よりも手の届きやすい存在であるといえる。

医療職で清潔感がある

歯科衛生士は医療職で清潔感があり、世間のイメージは良い。女性が多い職業なので華があるのではないだろうか。

やはり一般の方が普段着ることのない制服は“白衣の天使”とも言われ、憧れがある。患者さんに笑顔で接する様子は“優しそう”や“癒される”と思ってもらえるようだ。

仕事中はマスクもしており、マスクマジックがある。マスクをしているだけで3割ほどかわいく見えるそう。マスクで顔が半分隠れるので素顔に期待を膨らませているのであろう。

むし歯のない子どもを育てられる

そして何より歯科衛生士は口腔内ケアのプロフェッショナルであるため、両親や旦那さんなど家族の健康をしっかり管理できる。むし歯のない子どもを育てられ、安心して子育てを任せることができる。栄養についても学ぶので、“いいお母さんになりそう”といったイメージもある。

また、歯科医院には子どもから高齢者まで幅広い年齢の方が来院され、対応になれている。様々な方とコミュニケーションが取れるのは安心である。

現実は、歯科衛生士の未婚率が高い

しかし、歯科衛生士である筆者の視点から見ると、現実はそういうわけでもない。

実際、出産適齢期といわれる20代後半から30代前半に歯科衛生士の未婚の割合が高いそうだ。日本歯科大学新潟歯学部口腔衛生学教室が17都府県に在住する歯科衛生士1,712人を対象として「歯科衛生士の業務従事状況調査」を実施したところ、749人の回答者のうち、歯科衛生士免許取得後の既婚率は6〜10年目で57%だということがわかった。

考えられる理由としては5つある。

  • 職場での出会いがない
  • 学生時代も出会いがない
  • 唯一出会う患者さんも難しい
  • 歯科衛生士が男性に対して厳しい
  • シフト制で休みが合いづらい

などである。

職場での出会いがない
歯科医院は歯科医師、歯科技工士、歯科ディーラーなど男性の多い職種もあるが、実際勤務している人は受付、歯科助手、歯科衛生士の女性が占める。小さい医院であれば歯科医師、歯科衛生士、受付兼助手の3人でまわしているところもある。職場での出会いは難しいことも。

学生時代も出会いがない
学生時代も同じく出会いは少ない。男性歯科衛生士も増えてきてはいるものの、歯科衛生士を目指すのはやはり女性のが多い。高校を卒業してから学校の行き来だけでは出会いはないのだ。

唯一出会う患者さんも難しい
唯一出会えるのは患者さんだが、仕事としてしか見ることができない人もいる。また、歯科衛生士は口腔内が清潔な人を理想とすることがあるが、治療として通っている患者さんとなるとそういうわけでもない。虫歯や歯周病の人に対してそういった目線で見ることは難しいのではないだろうか。日本全体が「予防のために歯科医院に通院する」時代になってほしいと願う。

男性に対して厳しいので恋愛に発展しない
歯科衛生士は患者さんの生活習慣を管理してサポートしていくので、どうしても男性に対してもそのクセがでやすい。職業病で相手の歯を必ず見てしまうこともあり、歯並びはどうか?プラークがついていないか?歯茎が炎症していないか?治療はしてるのか?など、無意識のうちに確認している。

普通だったらそこまで気にならないところも見てしまい、特に清潔感を尊重する傾向にある。男性に対して評価を厳しくしている人も多いのではないだろうか。

シフト制で休みが合いづらい
また、他の人と休みが合いづらいこともある。たいていの医院は平日1日と日曜日が休みのことが多い。一般的に土日休みの割合が高く“華金“なんて言葉もあるが、歯科衛生士は華金などない。シフト制のところは平日休みになることもあり、融通が利きづらいことも。

現実はこんなものである。歯科衛生士だからモテるというわけではなく、結局は自分次第なのだ。

以上のことから、「歯科衛生士は男性にとって“ちょうど良い“存在であるが、結局は人による」ということである。

「歯科衛生士はモテる」みなさんはどう考えるだろうか。 

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