口腔機能が低下している患者さんへの義歯治療、一般的な治療と同じにしていませんか?
昨今、特に訪問歯科で増えている「ご飯が食べにくい」というお悩み。
原因は患者さんによって様々ですが、加齢による舌機能の低下が関わっていることも少なくありません。
改善のためには舌筋のトレーニングのみではなく、口蓋に適切な形態を付与し舌を補助してあげることも必須。逆にこれがなければ正常な嚥下を阻害してしまう可能性もあります。
このセミナーでは「パラトグラムを活用した義歯製作」をテーマに、義歯床に機能的形態を付与する意義から、正常・舌機能低下を判断するための検査法・評価法・必要な処置、口腔機能低下症で算定可能となった舌接触補助症床(PAP)について日本老年歯科医学会指導医の齋藤貴之先生に解説していただきます。
実際の症例を用いて「口腔機能が低下するとどうなるのか」「機能的な形態を付与するとどのくらい変わるのか」についてもお話ししていただきます。
パラトグラム・PAPの適応範囲は広く、気付いていないだけで実は先生のクリニックにも適応となる患者さんがいるかもしれません。
患者さんの「ずっと美味しいご飯が食べたい」を実現させましょう。