患者さんから寄せられるフッ化物についての様々な疑問に答えられる自信はありますか?
歯科医療従事者としてフッ化物に関する知識は基礎から最新のトピックまで全て網羅しておきたい項目の1つです。しかし、形成や印象などテクニック方面が優先されこれらの勉強が後回しになっている方が多いように感じます。
小児でも「歯医者でフッ素を塗ってもらう」ことが浸透し始めていますが、初診では「副作用とか出ないんですか?」「どうして虫歯予防になるんですか?」と質問されることは多く、これに答えられないスタッフはいないでしょう。ですが、ここでもう一声、ライフステージに応じた予防の話などができれば患者さんからの信頼度がグッと上がるのではないでしょうか。
このセミナーでは「フッ化物」をテーマに、中毒量や名称ごとの違いについての基礎的な話や歯面塗布・う蝕予防のメカニズムなど応用的な内容から、フッ化物を原因としたアナフィラキシーショックなどリスク管理にまつわる項目に至るまでを2回に分けて 東京歯科大学口腔衛生学講座名誉教授 眞木吉信先生にご解説していただきます。
フッ化物の応用を進めるための、地盤となる根拠を身につけましょう。