骨吸収の激しい患者さんにインプラント治療を希望された時「インプラント埋入には骨量が必須なので難しい」「骨量が不足する場合は骨移植を行う必要がある」学生・研修時代に得た知識からこの2つのどちらかの答えを提示する先生が大半でしょう。
そこに新しく「ショートインプラントを提案する」を選択肢に入れてみませんか?
歯を喪失した患者さんの多くは歯槽骨吸収が顕著であり、前述の通り治療が難しいか、追加で移植術を行う必要が出てきます。しかし一般のインプラントより短い低侵襲インプラントとも呼ばれる「ショートインプラント」を用いれば、骨量が少なくとも追加の手術なしでかつ血管や神経などの組織を傷つけずにインプラント治療を行うことが出来ます。
先生の中には「知ってるけど、短いってことは物理的性質悪そう」「保持とか大丈夫なの?」と懐疑的な印象をお持ちの方もいるでしょう。けど1度認識をフラットにしてから改めて使うかどうか考えてみるのも一興では?
このセミナーでは「低侵襲インプラント」をテーマに、ショートインプラントが作られた理由、メリット・デメリット、主な適応と術式、他術式を併用するケース、今後の展望について 元昭和大学歯学部インプラント歯科教授 尾関雅彦先生に解説していただきます。
また低侵襲インプラントについて言及する際に欠かせない骨移植を要さない・グラフトレスと切開・剥離・縫合を省略出来るフラップレスについてもお話していただきます。
「低侵襲インプラントって言われてるけど、実際どうなの?」その疑問にズバッとお答えします。