臨床現場に出ると、想像以上に多く遭遇する歯科恐怖症や嘔吐反射などで円滑な歯科治療が難しい患者さん。声かけや大学病院に依頼のも一手ですが、笑気吸入鎮静法を併用して治療してみるのはいかがでしょうか?
笑気吸入鎮静法は鎮静効果がイマヒトツという印象を持たれる傾向がありますが「低濃度笑気を吸入させながら局所麻酔を行うことで麻酔時のストレスを緩和できる」「高濃度の酸素と一緒に投与するため、術中の安全性を上げることが出来る」など患者・術者双方に大きなメリットのある手法と言われています。
もちろん過去には事故に発展したケースもありますが、それは使用方法の誤り故に生じた事象であり、正しい使い方をマスターすれば笑気吸入鎮静法は小児から高齢者までに使える、全ての臨床家におすすめな鎮静法なのです。
このセミナーでは「笑気吸入鎮静法」をテーマに、笑気の特性、クリニックへの機材の導入の流れ、適応症・禁忌症、不適切な使い方、実際の治療の流れについてデモンストレーションをまじえて 日本歯科麻酔学会歯科麻酔認定医 見﨑 徹先生に解説していただきます。
これから導入を検討する先生が気になる酸素やボンベの使い方、交換方法、笑気吸入鎮静法のトラブルなどについてもお話ししていただきます。
全ての患者さんが笑って治療を終われる、ストレスゼロの治療をマスターしましょう!