臨床現場に出ると、想像以上に多く遭遇する歯科恐怖症や嘔吐反射などで円滑な歯科治療が難しい患者さん。声かけや大学病院に依頼のも一手ですが、笑気吸入鎮静法を併用して治療してみるのはいかがでしょうか?
笑気吸入鎮静法は鎮静効果がイマヒトツという印象を持たれる傾向がありますが「低濃度笑気を吸入させながら局所麻酔を行うことで麻酔時のストレスを緩和できる」「高濃度の酸素と一緒に投与するため、術中の安全性を上げることが出来る」など患者・術者双方に大きなメリットのある手法と言われています。
もちろん過去には事故に発展したケースもありますが、それは使用方法の誤り故に生じた事象であり、正しい使い方をマスターすれば笑気吸入鎮静法は小児から高齢者までに使える、全ての臨床家におすすめな鎮静法なのです。
このセミナーでは「笑気吸入鎮静法」をテーマに、笑気の特性、クリニックへの機材の導入の流れ、適応症・禁忌症、不適切な使い方、実際の治療の流れについてデモンストレーションをまじえて 日本歯科麻酔学会歯科麻酔認定医 見﨑 徹先生に解説していただきます。
これから導入を検討する先生が気になる酸素やボンベの使い方、交換方法、笑気吸入鎮静法のトラブルなどについてもお話ししていただきます。
全ての患者さんが笑って治療を終われる、ストレスゼロの治療をマスターしましょう!
こんな方におすすめ
👉 動画で吸入鎮静法を学びたい
👉 患者さんのストレスを軽減させる方法を勉強したい
👉 笑気吸入鎮静法を始めるために必要な設備を知りたい
講義目次
笑気吸入鎮静法とは
ダメな使い方
クリニックへの導入法
適応と禁忌
動画で学ぶ、笑気吸入鎮静法
日本大学歯学部卒業後、同大学大学院歯学研究科修了。日本大学歯学部歯科麻酔学准教授、独立行政法人労働者健康福祉機構関東労災病院麻酔科、日本大学歯学部付属歯科病院歯科麻酔科科長を務める。日本大学歯学部口腔外科学教室、日本大学歯学部歯科麻酔学講座、国立がんセンター麻酔科所属。日本歯科麻酔学会歯科麻酔指導医・専門医・認定医、日本歯科心身医学会指導医・認定医、日本障害者歯科学会指導医・認定医、日本有病者歯科医療学会指導医・認定医、日本口腔インプラント学会基礎系指導医、みさき歯科医院院長。著書・講演に「フローチャート式 歯科医のための救急処置マニュアル」など多数。