「どうして指しゃぶりをしてしまうのか」
その理由について深く考えたことはありますか?
指しゃぶりなどの口腔習癖を発見したり相談された際に、多くの先生は「歯並びに悪いからやめましょう」と指導することでしょう。
しかし、何が原因でその習癖が起こったり続いてしまうのかについて言及し対応される方は限られているように感じます。
歯科医師や保護者からの指導で改善する患児もいますが、心理的な要因や全身疾患などが背景にある場合本人の意思のみで解決に至らないこともあります。もしかしたら先生のクリニックの「なんで口腔習癖が改善しないんだろう」という方には何かしらの背景が存在しているかもしれません。
すでに知っているという先生におかれましても、口腔機能や審美性に関心が高い保護者が増えていることから現在の知識のみでは解決が難しい質問や症例に今後出会う可能性は高いと思われます。
このセミナーでは「口腔習癖」をテーマに、口腔習癖に関する疫学データなどをもとにして原因・背景の見方や習癖による影響、そして発育段階に応じた指導方法に至るまでを 昭和大学小児成育歯科学講座客員教授 井上美津子先生に解説していただきます。
口腔習癖についての、意外と忘れてしまっている基本的な内容から臨床と結びつけて考慮したい事柄までを一気復習しちゃいましょう。
こんな方におすすめ
👉 口腔習癖について勉強したい
👉 口腔習癖の具体的な改善策を知りたい
👉 背景因子から口腔習癖について考えたい
講義目次
口腔習癖とは
対応を考える前に知っておきたいこと
幼児期・学童期にみられやすい口腔習癖の原因や背景
口腔習癖の口腔への影響
口腔習癖の診察・検査とその対応