歯科助手の給料はいくら?給料アップを目指す方法とは?

歯科助手の給料はいくら?給料アップを目指す方法とは?

文・構成:1D公式アカウント | 投稿日: 2021年06月11日

歯科助手の給料はいくら?給料アップを目指す方法とは?

本ページでは、歯科医院・デンタルクリニックで働く歯科助手・デンタルアシスタントの給料について、また給料アップを目指していくための方法について、実際の統計データをもとに解説していきます。

正社員・パート・アルバイトなど雇用形態に関わらず、歯科助手・デンタルアシスタントになりたい / 興味があるという方は、ぜひ最後までお読みください。

歯科助手とは?

まず、歯科助手という仕事・職業の概要について、解説をしていきましょう。

仕事内容

歯科助手とは、歯科医師や歯科衛生士のアシスタントとして患者さんに対する診療をサポートする仕事です。診療をサポートする以外にも、材料の管理や患者さんの対応、受付業務など、歯科医院の運営をサポートする様々な仕事を担っています。

働く場所

歯科助手が働く場所は、歯科医院・デンタルクリニックです。歯科医院には、歯科助手の他にも歯科医師や歯科衛生士、または歯科技工士といった職種の人が働いています。

基本的には、一般的な歯科医院(GP:ジーピーと呼ばれます)で歯科助手という職種を求人・採用していることが多く、あなたも歯科助手として働くことになれば、一般的な歯科医院で働くケースが多いかと思います。

歯科医師や歯科衛生士との違い

歯科助手と、歯科医師や歯科衛生士との違いはどういった点にあるのでしょうか。

歯科医師・歯科衛生士は国家資格です。歯科医師は歯科医師国家試験、歯科衛生士は歯科衛生士国家試験に合格し、歯科医師免許・歯科衛生士免許を取得している必要があります。

一方で歯科助手という職種に就くために必要な資格はありません。民間の団体が発行している資格はありますが、歯科医院で働く上では必須ではありません。

歯科助手の平均年収・給料

次に、歯科助手のお給料事情を見ていきましょう。歯科医院で歯科助手として働くと、どれほどの待遇が待っているのでしょうか。

歯科助手の平均年収・月収・ボーナス

歯科助手の平均年収については確かなデータは存在しませんが、300万円前後が相場と言われています。一般的な会社員と比較すると、年収・給料はやや低めであると言えるでしょう。

したがって歯科助手の平均月収は、手取りで18万円程度となります。これに加えて、歯科医院から賞与・ボーナスが出ることもあります。

もちろん、他の歯科助手のスタッフをマネジメントできたり、歯科医院医院全体の重要な仕事も担えるようになると、自然と院長先生も昇給について検討してくれるはずです。

歯科助手の初任給は?

歯科助手の正社員の初任給は、もちろん歯科医院ごとにまちまちではありますが、17万円〜22万円程度が相場です。歯科助手として都市部で働くと、大きな余裕のある生活を送ることは難しいかもしれません。

歯科医院で歯科助手として働いてみて、待遇面や給料面から歯科衛生士になることを志す歯科助手も多いようです。

歯科助手の福利厚生は?

歯科医院の福利厚生は、それぞれのクリニックごとに大きく異なります。というのも、歯科医院は全国に7万件存在しますが、その多くが個人事業主として歯科医院を営んでおり、福利厚生の仕組みが必ずしも整っているわけではないという現状があります。

中規模以上の歯科医院や、医療法人が運営している歯科医院などは、様々な福利厚生・手当があるケースがあります。交通費補助や家賃補助、また自院での矯正治療やホワイトニング治療が一定割引で受診できたりといった福利厚生がある歯科医院も存在します。

歯科助手の給料・年収の特徴

それでは、歯科助手の給料・年収の特徴としては、どのようなことがあるのでしょうか。

地方よりも都市部の給与水準が高め

歯科助手が働く歯科医院は、日本全国に約7万箇所存在しています。これはコンビニエンスストアの数(5.5万箇所)よりも多い件数で、歯科医院は都市部にもそうでない地域にも、広く分布していることがわかります。

一般的に、都市部の歯科医院の歯科助手求人の方が、給料・年収が高い傾向にあります。しかし都市部ではその分家賃などの生活費がかさみますから、いずれにしても歯科助手として普通に働いているだけでは給料には上限があります。

ただ、都市部ではない地域でも、医療法人が経営している規模の大きい歯科医院だと、歯科助手の給料面での待遇も良好であることもあります。

経験・スキルに応じて昇給が望める職場もある

歯科助手は、法的にも業務が定義されていないだけに、様々な歯科医院内の業務をこなさなければなりません。例えば前職がWebディレクターで歯科助手に転職した方の事例だと、歯科医院のホームページ関連の作業や更新を業務の一環として行うことで、歯科衛生士と同等の給料をもらっている事例もあります。

経験やスキルに応じて、歯科医院の経営の一部を担うことができれば、昇給が望める場合も少なくありません。また、スタッフのマネジメントや新人歯科助手に対する教育なども、歯科医院によっては特別手当が付く場合もあるため、人とのコミュニケーションが得意な方は探してみてはいかがでしょうか。

歯科助手の正社員以外の給料・年収

歯科助手は、これも正確なデータはありませんが女性が大半を占めています。したがって、男性と比べて結婚や出産、育児などのライフイベントの影響を受けやすいという側面があります。

歯科助手は、派遣社員やアルバイト、パートという雇用形態でも働くことができます。

派遣社員

派遣社員としての歯科助手は、時給で働くケースが多いようです。もちろん派遣社員として歯科医院で働いた場合、正社員の歯科助手にはあるような賞与・ボーナスの支給は一部の福利厚生の手当が受けられなかったりするため、派遣社員として歯科医院で働く上では事前のチェックが必須です。

アルバイト・パート

歯科助手のアルバイト・パートはとても多いと思われます。若い方だと大学生から、育児がひと段落した主婦の方まで、年齢問わずに様々な方が歯科助手の職種に応募します。

もちろん歯科医院によりますが、未経験者でも基本的には問題ありません。院長先生が面接の際に見るポイントとしては、対人コミュニケーションスキルが最も大きなポイントだと思われます。

歯科助手として働く面接・見学の際には、服装や髪型などの身だしなみや、社会人として適切な態度で望むと良いでしょう。

歯科助手が給料を上げるには

それでは、歯科助手が給料を上げるためには、どうすれば良いのでしょうか。

資格取得を目指す

歯科助手にも、「トリートメントコーディネーター」などの資格があります。歯科助手は患者さんの口腔内に触ることは原則としてできませんが、患者さんに対する接遇、また歯科医院の顔として患者さんの体験を良いものにすることなどは可能です。

こうした民間の資格を取得しながら、歯科医院に貢献できることを増やしていけば、院長先生が認めてくれ給料が上がっていく可能性があります。

好待遇なクリニックへの転職

先ほどご説明したように、歯科助手としての業務が多岐に渡る影響で、自分の経験やスキルに応じて昇給も可能です。また歯科助手経験者を優遇している歯科医院も多くありますから、最初に就職した歯科医院で昇給が見込めないとなれば、思い切って他の歯科医院に転職するのもひとつの手でしょう。

まとめ

歯科助手の給料や、給料アップを期待できる方法について、本ページでは解説を行いました。

まずは、最初の歯科医院の全体を俯瞰して、歯科医院全体がチームとなって患者さんの歯・口腔の健康を支えられるような役割・動き方を意識していけば、自ずと院長先生や他の歯科衛生士、歯科助手の評価は付いてくるのかもしれません。

監修者情報

松岡 周吾

歯科医師。1992年千葉県生まれ。2016年鶴見大学歯学部卒業、歯科医師免許を取得。2017年同大学附属病院歯科医師臨床研修修了、東京歯科大学大学院博士課程に入学。2018年同大学院退学後、株式会社Dentability(現・ワンディー株式会社)を創業。

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