「歯医者はコンビニよりも多い」。不本意な評価を受けがちな歯科業界ですが、その実態はどうでしょうか?
国が口腔機能低下症に対する介入を推奨している点から歯科の未来は明るいと捉えるか、それとも8020達成者の増加報告から尻すぼみと考えるか…。
その答えは診療報酬改訂で強調されている内容と疫学的データにあります。
例えば、診療報酬改訂の内容とう蝕や歯の欠損症例の減少という強調されている事実の表面を読み取ると「これからの歯科は形態ではなく機能重視」という結論に至ります。
しかしこの考え方は大きな落とし穴があり、一見8020達成者の割合が増えていれば補綴治療は不要に思えますが、現在歯が19歯以下の高齢者の数は増えており、義歯や補綴治療を必要とする高齢者は増えているのです。
国の強調するデータのみを参考にするのではなく、フラットな視点から情報を整理し、今の歯科の社会的評価を見直してみませんか?
このセミナーではこのセミナーでは「歯科の社会的評価」をテーマに、てここ10年で歯科業界がどのように変わったのか、今後何が求められるのかについて国の政策や疫学的評価を参考に東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科健康推進歯学分野教授 相田潤先生に解説していただきます。