患者さんの口腔に乾燥の所見を見つけた時に、先生はどの程度の乾燥から指導をしていますか?
ドライマウスがう蝕や歯周病のリスクになりうることは有名ですが、一般開業医における診断の手法や治療法、専門医に紹介する基準についての認知度は低いように感じます。
以前より口腔環境への関心が上がる昨今「抗がん剤を飲み始めてから口が乾燥する」と来院する患者も現れ始め「保険適用の薬剤には何があるか」「それは根本的治療なのか、対象療法なのか」について正しく説明する能力が今後求められるでしょう。
またドライマウスは摂食嚥下障害への関与することが言われており、これを放置することは低栄養や誤嚥性肺炎のリスクを放置する事とも考えられます。
このセミナーでは「ドライマウス」をテーマに、唾液量減少のリスク、ドライマウスの原因と診断法、年齢毎・原因毎の対処の仕方、処方出来る薬剤、口腔ケアでのポイント、酸化ストレスや睡眠時の唾液の蒸発など新しいドライマウスについて ドライマウス研究会代表(元鶴見大学歯学部教授) 斎藤一郎先生に解説していただきます。
潤いを失わせない、患者さんのウェットな口腔環境を守りましょう!
こんな方におすすめ
👉 ドライマウスに対する対処を勉強したい
👉 口腔乾燥症に有効な薬剤について聞きたい
👉 口腔ケアによる乾燥の予防・改善法を学びたい
講義目次
ドライマウスのリスク
原因と対処法
口腔ケアの重要性
保険適応の薬剤
最新のトピック-酸化ストレスなど-
ドライマウス研究会代表、株式会社クレインサイエンス代表取締役。日本大学歯学部助手、東京医科歯科大学難治疾患研究所助教授、徳島大学歯学部助教授、鶴見大学歯学部教授、鶴見大学歯学部附属病院病院長を経て現職に至る。受賞歴に日本シェーグレン症候群学会賞、日本歯科基礎医学会ライオン学術賞など多数。著書・講演に「歯科医師・歯科衛生士のためのアンチエイジング医学入門」「口からはじめる不老の科学」など多数。