患者さんの口腔に乾燥の所見を見つけた時に、先生はどの程度の乾燥から指導をしていますか?
ドライマウスがう蝕や歯周病のリスクになりうることは有名ですが、一般開業医における診断の手法や治療法、専門医に紹介する基準についての認知度は低いように感じます。
以前より口腔環境への関心が上がる昨今「抗がん剤を飲み始めてから口が乾燥する」と来院する患者も現れ始め「保険適用の薬剤には何があるか」「それは根本的治療なのか、対象療法なのか」について正しく説明する能力が今後求められるでしょう。
またドライマウスは摂食嚥下障害への関与することが言われており、これを放置することは低栄養や誤嚥性肺炎のリスクを放置する事とも考えられます。
このセミナーでは「ドライマウス」をテーマに、唾液量減少のリスク、ドライマウスの原因と診断法、年齢毎・原因毎の対処の仕方、処方出来る薬剤、口腔ケアでのポイント、酸化ストレスや睡眠時の唾液の蒸発など新しいドライマウスについて ドライマウス研究会代表(元鶴見大学歯学部教授) 斎藤一郎先生に解説していただきます。
潤いを失わせない、患者さんのウェットな口腔環境を守りましょう!