「パノラマ撮っただけなのに”被爆させられた!”と苦情を受け、近隣施設に怪文書をばらまかれたーー」。
ありえないような話だが、これは実際に歯科医院で起きた患者との実話である。
毎日さまざまな患者と関わる中で、このように実際、歯科医院では歯科治療以外にも頭を悩ませるような厄介な問題が起こることがあるのではないか。
院内だけで穏便に解決できるような小さなトラブルであれば何ら問題はないが、院内だけでは到底解決できないような、警察沙汰になるような大きなトラブルの場合には第三者が入ることでこれ以上、大ごとにさせずに解決することができる。
このようにトラブルを発生前や大きな問題となる前に穏便に解決へと導いてくれる存在が歯科医院専属の”顧問弁護士”だ。
そこで今回は歯科医師免許を持ち、歯科医院や歯科医師会の顧問弁護士を引き受けている藤田氏に話を伺った。
歯科医院を経営していると患者とのトラブルはもちろんだが、スタッフと院長、スタッフ同士のトラブルなどさまざまなトラブルが生じることも多くあるだろう。
しかしこのようなトラブルのほとんどは”顧問弁護士”の存在で防ぐことができる。
患者とのトラブルの場合には、医院側と患者だけの当事者同士の話し合いではなかなか折り合いがつかず、そこから大きなトラブルに発展してしまうケースや、解決まで持ち込めないケースがある。
もちろん話し合いにきちんと対応してもらえる普通の患者であれば話し合いにて穏便に解決してしまえば問題はない。しかしそれが難しい患者については問題をこじらせてしまったり、大きくなってしまいかねないので、その場合は早急に顧問弁護士に出てきてもらうのが1番の解決法だ。
第三者という立場で、さらに専門家が出てくればどんなトラブルでも穏便に解決へと導いてくれる。
スタッフとのトラブルの場合、院長はスタッフをすぐに解雇させられると勘違いしているケースがよくある。しかしそれは大間違いで、仮に院長の判断でスタッフを解雇してしまった場合には、逆に訴えられたり、裁判になったりしたら確実に院長側が負けてしまう。
事前に顧問弁護士に介入をしてもらい、就業規則や個別の雇用契約内容に問題がないかを確認しておくことでトラブルが起きた場合、書面を確認しながら話し合いができたり、大きな問題にならずに穏便に解決できたりする。
また、解雇ではなく合意退職とするために顧問弁護士が間に入り対応してもらえるなど顧問弁護士の存在は院長側にもかなりメリットがあるのだ。
事前の契約内容によっては院長からの相談だけではなく、スタッフからの相談も対応可能なので働く側にとっても安心感が大きいのではないか。
さらに矯正歯科医院との業務委託書、医院HP製作時の契約書、医院の契約書類などさまざまな場面で顧問弁護士との契約はメリットが大きい。
また、院内で生じたトラブルだけではなく、院長の私生活で生じたトラブルにも柔軟に対応してもらえる。例えば、交通事故や対人問題、遺産問題など、どんな内容でもすぐに相談できる相手がいることはかなり心強い。
橋爪・藤田法律事務所を経営している藤田貴彦氏は現在弁護士として活躍しているが、歯科医師としての勤務経験もある、歯科医院の顧問弁護士としてはうってつけの弁護士だ。
藤田先生は、愛媛県立西条高校を卒業後、岡山大学歯学部へ進学。
ちなみに藤田氏は高校生時代、クイズ番組で有名な”高校生クイズ”で優勝したという珍しい経歴も持っている。
大学を卒業後は5年間開業医にて勤務していたそうだ。
そして勤務医時代に歯科医師としてメインであるのは治療や医院経営であるにも関わらず、患者とのトラブルやスタッフの労務問題などのトラブルに煩わされるのは心身ともに大変であること、法律家の必要性を肌で感じ「法律の専門家として歯科に関わることができれば…」という強い思いが弁護士を目指すきっかけとなった。
ロースクール時代は、法学部上がりの学生がほとんどの中、全くのゼロからスタートの藤田氏にとってはかなり大変だったという。
その後、猛勉強の末、狭き門と言われている司法試験にも見事合格を果たし、研修や試験をクリア、念願だった弁護士としての道を歩み始める。
藤田氏は歯科医師としての臨床経験があるため、歯科用語や治療内容への理解があるうえ、院長の立場や気持ちに寄り添うことができ、さらに法律の専門家としてもプロフェッショナルであるため、院内で生じたトラブルにも迅速に対応してもらえる。
院内では日々さまざまな問題が生じるリスクがあり、歯科医療業務に影響を及ぼすこともある。弁護士を採用することで歯科医院経営を今よりもっと円滑に、安心して行うことができるのではないだろうか。
橋爪・藤田法律事務所では、院内トラブル対応もちろんだが、契約書や同意書などの院内のさまざまな書類を事前にチェック、関連法規の改変や医療広告ガイドラインに準じた表現などについては随時こまめに連絡するなど、院内の法的な部分に関してはすべて迅速に対応する。
さらに院長の私生活で生じた交通事故や対人トラブルなどにも柔軟に対応していただけるので、仕事とプライベートともに顧問弁護士の導入はメリットでしかない。
院内トラブルでお困りの方や顧問弁護士について気になっている方、採用してみたい方は歯科医師弁護士のWライセンスを持つ弁護士、藤田氏にぜひ一度相談してみることをおすすめしたい。