若手歯科医療者にフォーカスした連載企画「1D Seeds」。今回は、日本歯科大学新潟生命歯学部を卒業後、同大学病院で歯科医師臨床研修終了後同大学院に進学、現在は都内歯科医院で勤務医として働く歯科医師の高田真代先生を取り上げます。
ーー歯科医師になったきっかけから現在に至るまでのことについて教えてください。医師である父の背中を見ながら、医療従事者への関心が芽生え始めた頃、幼少期に通院していた歯科医院の女医さんが優しく丁寧に治療してくださいました。
私も担当してくださった女医さんのような歯科医師になりたいと憧れを抱いたことがきっかけです。
ーー歯科医師になってから現在に至るまでのことについて教えてください。
研修医時代、コンポジットレジン修復に魅了され、より専門的知識を身に付けたいと思いました。それから研修医修了後、保存修復を学ぶため大学院へ進学。大学院では、学生指導に携わりながらの臨床や研究、論文など学術的な内容について、4年間大変貴重な時間を過ごし、尊敬する教授をはじめ、先生方には大変多くのことを学ばさせて頂きました。
大学院卒業後、開業医で学びながら臨床経験を積みたいと考えた矢先、素晴らしいご縁がきっかけで、恩師である土屋賢司先生、そして土屋歯科クリニック & worksと出会いました。
尊敬する先生方やスタッフに囲まれながら、素晴らしい環境下の中で、診査・診断の重要性、包括的な治療計画の立案、臨床応力について基礎から学べたことは、歯科医師人生の中でかけがえのない財産であると感謝しております。
今後さらなる経験を積み重ねながら、新たな目標を掲げて、理想とする憧れの歯科医師像へ近づけるように、日々精進したいと考えております。
ーー日々研鑽を積まれているなかで、自信があることについて教えてください。自信のあることで言えば、患者様に対する丁寧な治療、対応を心掛けています。
また、現場ではスタッフとの協調性を大切にし、尊重する姿勢を持つようにしています。
ーー歯科医師人生を歩む中でぶつかった壁について教えてください。大学院卒業後大学病院から開業医へ進み環境が大きく変わる中で、当時は若手女性歯科医師として、患者様方との信頼関係を構築するためのコミュニケーション力など院長先生との経験値や技術の差がありました。素晴らしい環境下である一方、常に自分自身に対するプレッシャーと不安との闘いでした。
ーー今後のキャリアビジョンについて教えてください。
私は、今まで経験させていただいたような患者様に対してベストを尽くせる環境を職場選びでは重視しています。それ以外にも、治療に対する概念やチームワークの連携など自分にとって学べるものが多く成長できるといいですね。
今後のキャリアビジョンとしては、さらなる経験を積み重ね、個々の患者様にとってベストな治療法を提案し実践出来るよう、知識や技術の幅を広げていきたいと考えています。