次の歯科国試で出そうなところをリストアップしてみた【後編】

次の歯科国試で出そうなところをリストアップしてみた【後編】

文・構成:dentalkokushi | 投稿日: 2019年12月14日

「淡々と」生活し、「淡々と」基本を勉強することが重要

願書の提出も終わり、いよいよ本格的な国試シーズン到来(?)かもしれません。

この時期になると周囲の人のことが気になることもあるかもしれませんが…まあ気にしないことですね。
 
結局本番で問題を解くのは自分自身ですので、最後まできちんと自分自身で問題と向き合うことが重要ですからね。
 
あと、いろいろなデマを流して受験生を不安に陥れようとする不思議な人達が多数出没する季節でもあります(笑)

前回の歯科国試突破論でも言いましたが、よくわからない都市伝説を信用しないでくださいね。
 
勉強の姿勢として重要なことは枝葉末節にこだわらないことです。

しつこいですが、多数派が正解する問題を確実に正解できるような勉強をすることが大事なんです。

マニアックな方向に入り込みやすい方は方向性がずれないように強く認識しつつ行動することが必要かもしれません。
 
さて!

今回の歯科国試突破論は、113回国試で出題されそうなところ第2弾になります。

読むだけでも勉強になるように書きました。

時間があるときに読んでみてくださいね!
 

地球温暖化と温室効果ガス(参考問題:111D28)

111D28.png 63.25 KB
https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/image.oned.jp/v3J0RdbMtDzjBPEndB4aprfcqRA2lWMDACVoKcZ3.png

二酸化炭素、メタンガス、フロンガスの3つの温室効果ガスをまず確認しましょう。

フロンガスはオゾン層の破壊にも関与しますので、フロンガスは二重の意味で環境破壊に関係することになります。
 
地球温暖化防止に関する国際的な枠組みとしては京都議定書がありましたが、2020年からはパリ協定に移行します。
 
温暖化の影響で、
  1. 海水面の上昇が生じて水没する地域があること
  2. 感染症の拡大(特にマラリア、デング熱)

が懸念されていることも知っておきましょう。
 
下記111D28では、大気中の二酸化炭素濃度が問われていました。
 
現在大気中の二酸化炭素濃度は現在0.04%(=400ppm)を超えたのですが、この濃度は人類が経験する最高濃度の二酸化炭素濃度なのです。。。

111D28が出題された背景はここにあったわけです。

遺伝子病と配偶子病の区別(参考問題:110C2,110A63,110D13)
先天異常は、
  1. 遺伝子病
  2. 配偶子病
  3. 胎芽病
  4. 胎児病
の4つに分類して整理されていますが、受験生は1と2が区別できていないことが多いようです。
 
遺伝子病は親から受け継いだ遺伝子の影響で生じる疾患ですが、配偶子病は機序が異なります。
 
精子と卵子は減数分裂によって形成されますが、減数分裂の過程で精子と卵子に異常が生じることが原因で発生する疾患です。
 
【110C2】
ちなみに減数分裂という現象を認識していない受験生が多いようですが、減数分裂は110A63で出題されているんですよー
 
【110A63】
歯科医師国家試験にしばしば出題される配偶子病にはDown症候群、猫鳴き症候群、Klinefelter症候群、Turner症候群があります。
 
Klinefelter症候群はXY染色体のXが増えることが原因で、男性のみに生じます。

Turner症候群はXX染色体のXが不足することが原因ですので、女性のみに生じます。
 
Turner症候群がストレートに問われていた問題として110D13があります。
 
【110D13】(写真は省略しました)
 

歯科口腔保健の推進に関する法律(参考問題:112B39,111A90)

歯科口腔保健の推進に関する法律は111回、112回で連続して出題されています。
 
【112B39】
【111B39】
歯科口腔保健の推進に関する法律で、出題されそうな事項としては国民の責務があります。

該当する条文は歯科口腔保健の推進に関する法律第6条です。

 (国民の責務) 第六条 国民は、歯科口腔保健に関する正しい知識を持ち、生涯にわたって日常生活において自ら歯科疾患の予防に向けた取組を行うとともに、定期的に歯科に係る検診(健康診査及び健康診断を含む。第八条において同じ。)を受け、及び必要に応じて歯科保健指導を受けることにより、歯科口腔保健に努めるものとする。

ポイントは、以下の3点です。
  1. 歯科口腔保健に関する正しい知識を持つこと
  2. 生涯にわたって日常生活において自ら歯科疾患の予防に向けた取組を行うこと
  3. 定期的に歯科に係る検診(健康診査及び健康診断を含む)を受け、及び必要に応じて歯科保健指導を受けること
 

天蓋と髄床底の区別(参考問題:105D42,102C6)

天蓋が残っているかどうかをきちんと認識できていない方が多いです。

臨床の基本でもありますので、この機会に確認してください。

過去問の画像を利用して説明してみます!
 
まず102C6の画像を見てください。
【102C6の画像】
画像を見ますと、中央に「黒い線」が見えると思います。

この「黒い線」が髄床底の目印になる線です。

したがって、102C6の画像は天蓋が除去されて、髄床底が見えているということになります。
 
次に105D42を見てください。
【105D42】

1042D.png 232.34 KB
https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/image.oned.jp/zhWYnWZKG4MFcjpAuldPQVZV6uP7UewPQsSstv5a.png

105D42の画像を見ると、先ほど説明した「黒い線」が見えません。

つまり、105D42では、まだ天蓋が残っているということになります。

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