台湾の歯科病院に行ってみた!

台湾の歯科病院に行ってみた!

文・構成:H. Takizawa | 投稿日: 2019年11月22日
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筆者はとあるきっかけで台湾の歯科大学病院を見学させてもらったことがある。

見学したのは台北医学大学のキャンパス内にある、台北医学大学附設医院という病院だ。

東京で言うスカイツリーにあたる「台北101」に近く、駅からのアクセスも良好な場所である。
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台北医学大学附設医院(筆者撮影)

院内の看板はもちろん中国語

台湾の歯科病院なだけあって、そこら中に漢字で書かれた看板があった。

中国語は漢字であるの、まぁ分かるだろうと思ったら全くわからず、結局英語表記で病院の案内を見ていた記憶がある。

例えば、診療科名が日本と違う漢字を使っている事に気付いた。
 
正解は「歯周病科」である。

歯は中国語では「牙」であるので牙の周りの病気ということで歯周病というわけだ。

例えばこれは分かるだろうか。
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これは簡単であっただろうが、X線撮影室である。X線ではなく「X光」となるのが面白いところである。

他にもインプラントは「植牙」ブリッジは「牙橋」と言うのだそうで、勉強になった。
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マスクの自販機(筆者撮影)

漢方が処方されることもある

台北医学大学は超がつくほどのエリート大学で、それに見合った高度な医療を提供している。

台北医学大学の学生、先生には日本語がスラスラ話せるものも何人もいた。

だが西洋由来の高度な医療と同時に、中華圏独自に発展した伝統医学に基づく医療もここでは行っている。

例えば、中華圏の伝統医学では舌診が重視される。舌の腫脹、歯圧痕、色調、乳頭の状態、舌苔の状態で全身の管理もしているのである。

実際にこのような看板があった。
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中国式の医学が介入したことによるビフォーとアフターが示されている写真だそうである。

また、薬局も漢方薬を処方することもあり、舌痛症や口腔潰瘍には処方されるケースも有るようである。

日本の歯科でも7つの漢方薬が保険適用されているのは知っている方も居るだろう。
  • 立効散(りっこうさん):歯痛、抜歯後の疼痛
  • 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう):口内炎
  • 黄連湯(おうれんとう):口内炎
  • 茵陳蒿湯(いんちんこうとう):口内炎
  • 五苓散(ごれいさん):口渇(口腔乾燥症)
  • 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう):口渇(口腔乾燥症)
  • 排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう):歯周炎

今後、中国系の患者が日本でも歯科診療を受ける機会が増えることもあり、漢方薬が日本でも処方される機会は増えるのかもしれないと台湾の医療を見て感じた。

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参考文献

日本歯科医師会, 歯科における漢方,(URL), 2019年11月18日アクセス.
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