患者さんから好かれたいなら「接触回数」を増やせ!

患者さんから好かれたいなら「接触回数」を増やせ!

文・構成:本吉 ひとみ | 投稿日: 2019年12月19日

患者さんから好かれる簡単なテクとは?

あなたの好きな人に振り向いてもらいたいときはもちろん、患者さんとのコミュニケーションを円滑に進める上でも”患者さんに好かれること”は大切である。

好かれているということは良好な人間関係を築けている証拠。

会話も無理なくできるうえ、信頼していただいているため自分の意見を取り入れてもらいやすくなる。そうなるとTBIもスムーズでプラークコントロールを良好にしていくことも容易くなるだろう。

また、信頼関係ができているとキャンセル率まで減らすことができる。医院に対してよりも1対1である個人に対してのほうが罪悪感を抱く。患者さんが急なキャンセルをする場合、”衛生士個人”に迷惑がかかるという気持ちからキャンセルが少なくなるのだ。

好かれていると仕事がどんどんやりやすくなるだろう。では、好かれるために何をしたらよいのか?

患者さんと何度も会う

それは、”ただその人と何度も会う”だけ。会う回数が増えるだけで相手のことを好きになるのである。

これは恋愛にも使えるだろう。気になる異性がいたときにも、ぜひ試してみよう。

ザイアンスの単なる接触理論

心理学者のザイアンスはただ単に何度も相手の顔を見たというだけで、その人に好意を持つようになることを実証している。

そのことを実証した実験はこちら。

実験の被験者は大学生。実験は記憶の実験である。顔写真のスライドを何回も見て、写真の顔をどれぐらい覚えているかをみる記憶のテストだ。

しかし、この実験の本当の目的は、顔写真をみる回数と好意度との関係をみるもの。記憶の実験というのは建前上だけ。

実験の中で、何回も見せる写真のうち数枚、多く写真を提示している。そして提示終了後、記憶テストとして各写真の記憶を調査して、それと同時に写真の人に対する好意度も調査した。

実験の結果、何回も見た顔写真に対して好意を持つことが実証された。しかも提示回数が多ければ多いほど好意度が高くなる。

それも顔のルックスにはほとんど関係なく、単に何度も顔を見たというだけでその人に好意を持つようになった。

衛生士業務は担当制がおすすめ

ただ単に何度も顔を合わせるようにするだけ。

この実験の結果から考えても、歯科衛生士業務をやるのであればやはり担当制が理想である。担当制であれば顔を合わせる回数も自然と増えていく。

衛生士自身も自分が診ていく責任感がでてくるので、その患者さんのことをもっと知ろうとする。そしてアプローチの仕方を自分なりに工夫していくようになるので、自分の成長にもなる。

また、口腔内のことや患者さん自身のこともよく知ってるため、小さな変化にも気づけるだろう。早期発見、早期治療である。

あいさつだけでもしよう

自分が担当している患者さんがドクター枠で治療していたときにも、あいさつにいこう。

アシスタント業務につかなかったとしても、一声だけなら忙しい合間でも行くことができる。

そのひと手間が信頼関係を築く上で重要だ。何度も顔を合わせることで早期に顔や名前を覚えてもらえ、患者さんからの信頼を得ることができる。

コミュニケーションに躓いたとき、まずは会う回数を増やすところから始めてみよう。

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