先生方の診療所に長年メンテナンスなどで通院している患者さんが「私,来月に手術を受けることになりましたのでしばらく通院できません」といった話が診療所内でも聞かれることはありませんか?
超高齢化時代を迎え、90歳の方でも全身麻酔下の手術を受けることも珍しくありません。そのような患者さんがいらっしゃった時「退院されたらまたご連絡おまちしています」では済まされない時代が来ています。
しかし、周術期口腔管理の算定は複雑かつ医科からの依頼文書が無ければ算定できない等、一般歯科開業の先生方からしたら無関係ととられかねない内容となっています。
このセミナーでは「口腔機能管理」をテーマに、診療所に通院している患者さんが全身麻酔を受けることになった場合、どのような対応が必要なのか、どんなアドバイスや処置をすることで手術や当該の全身疾患に歯科医師や歯科衛生士が寄与できるのかについて 杏林大学顎口腔外科准教授 池田哲也先生に解説していただきます。
顎口腔領域が持つ全身への影響についての報告は枚挙に遑がありませんが、全身麻酔を受けられる方にこそ最も我々歯科医療従事者が介入しなければなりません。
普段行っている口腔機能指導の視点を少しだけ変え、その内容に幅を持たせましょう!
こんな方におすすめ
👉 周術期口腔管理に関心がある
👉 新しい分野に切り込みたい
👉 医科歯科連携について勉強したい
講義目次
周術期口腔管理とは
介入を行う意義とは
必要なケアと処置
今後の展望
杏林大学顎口腔外科准教授。日本歯科大学歯学部卒後、杏林大学歯科専攻医。同大学助教・学内講師・講師を経て現職に至る。有病者歯科医療学会専門医、日本口腔内科学会専門医、口腔ケア学会評議員、日本口腔外科学会認定口腔外科専門医。著書・講演に「健常者におけるEpstein-Barr virusの感染維持について」「Epstein-Barr virusと特発性間質性肺炎との関連について」など多数。