原因不明の歯や顔面の痛み、その背景には精神疾患の存在があるかもしれません。
非歯原性疼痛の一つである精神疾患に起因する痛みや違和感に苦しむ患者さんは実少なくありません。しかし、精神疾患に関する知識の不足により正しい診断がされず、不要で不可逆的な処置が行われてしまうことが少なくありません。
このセミナーでは「歯科医師が知っておくべき精神疾患」をテーマに、歯科医師が精神医学を学ぶ意義、知っておくべき精神疾患とクリニックに来た際の対応方法、患者さんとの接し方・紹介のための基準処方の選び方などを解説します。
講演では、身体症状症、うつ病、双極性障害、パーソナリティ障害、口腔セネストパチーについて、最新の情報に基づいて日本口腔顔面痛学会専門医/指導医 井川雅子先生に解説していただきます。
精神医学と痛みの関係性を科学的に追求しましょう。
こんな方におすすめ
👉 原因不明の歯痛について学びたい
👉 精神疾患のある患者さんへの対応法を学びたい
👉 歯科医師が知っておくべき精神疾患について知りたい
講義目次
なぜ歯科医師が精神医学を学ぶべきか
知っておきたい精神疾患
クリニックに来たらどうするの?
口腔セネストパチー
抗うつ薬が奏効した症例
東京歯科大学卒業後、慶應義塾大学医学部歯科口腔外科学教室に入局。静岡市立清水病院口腔外科口腔顔面痛外来非常勤歯科医師、日本歯科大学臨床教授、神奈川歯科大学非常勤講師、国際医療福祉大学三田病院口腔外科非常勤歯科医師、井川歯科医院院長。第26回日本口腔顔面痛学会学術大会大会長。日本口腔顔面痛学会専門医/指導医、American Academy of Orofacial Pain(米国口腔顔面痛学会)ボード認定専門医、日本顎関節学会専門医、日本頭痛学会専門医。著書・講演に「口腔顔面痛を治す どうしても治らない「歯・口・顔・あごの痛みや違和感」がわかる本」「歯科医師のための口腔顎顔面痛 脳と心と痛みの科学」など多数。