必修14問削除、ボーダー急落... プロが分析、波乱の114回歯科国試

dentalkokushi
2021年3月19日

第114回歯科医師国家試験の合格発表&合格率に関する考察

3月16日火曜日午後2時に第114回歯科医師国家試験の合格発表がありました。

合格された皆様、本当に本当に本当に本当におめでとうございます!

今回は114回歯科医師国家試験の合格発表を踏まえて今後の国試の展望についてdentalkokushiの視点で述べさせて頂きます。

114回歯科医師国家試験の合格率は64.6%でした(合格者数2,123名、受験者数3,284名)。

なお、厚生労働省が発表する「合格率」とは、合格者数/受験者数×100です。ここは私立大学の合格率を分析する際にたびたび議論になる点ですが、後述します。

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114回国試のボーダーラインの分析

114回国試のボーダーラインは予想通り低下しました。

前回の歯科国試突破論でも述べましたが、114回国試のボーダーラインの予想はとても困難でした(笑)

前回の歯科国試突破論では、一応参考になるデータとして、過去3年間で一番問題が難化したと言われた112回国試のボーダーラインを掲載しました。

112回国試では必修問題9問削除、A領域58点以上、B領域116点以上、C領域126点以上で合格でした。

では114回国試のボーダーラインはどうだったのでしょうか??

114回国試のボーダーラインは以下の結果になりました。

必修問題=14問削除
A領域=53点/100
B領域=107点/167
C領域=129点/206

前述した112回のボーダーラインと比較してかなり低下していることがわかります。

必修問題が14問削除されたという非常にレアな回になりました。この数は過去最高だと思われます。

難易度と合格率は別の議論であることをきちんと認識しましょう
難易度と合格率を混同する方がいらっしゃいますので、念のため強調しておきますが、問題が難しいということと、合格率は別の議論であることに注意してください。

問題が難しいからといって、国試の合格率が低下しているわけではないのです。

これも一応念のため記載しておきますが、きちんとデータを示して議論することが必要だと思います。

107回(2014年実施)合格率63.3%合格者数2,025名
108回(2015年実施)合格率63.8%合格者数2,003名
109回(2016年実施)合格率63.6%合格者数1,973名
110回(2017年実施)合格率65.0%合格者数1,983名
111回(2018年実施)合格率64.5%合格者数2,039名
112回(2019年実施)合格率63.7%合格者数2,059名
113回(2020年実施)合格率65.6%合格者数2,107名
114回(2021年実施)合格率64.6%合格者数2,123名

107回以降のデータを示してみましたが、いかがでしょうか??

多少の幅はあるものの合格率、合格者数ともに極端に低下しているという状況ではないのです。合格者数に至っては2,000名を割り込んだ109回、110回よりも140名程度増加しているのです。

以上のデータを踏まえて、国試受験生には是非正しい認識を持って頂きたいわけです。

それは合格率が60~65%の幅で続く限り、必修をクリアして平均点をとれば絶対に合格できるということです。

ブログや動画でも何度も注意を促していることではありますが、多数派が正解する問題をきちんと正解すれば歯科医師国家試験には絶対に合格することができるのです。

国試問題や模試問題を分析・復習する際には正答率を意識するようにしてください。

ただし、正答率が低い問題であっても重要な概念を含む問題は次年度以降に再度形式を変えて出題される可能性がありますので、勉強する際にはこの点を留意する必要があります。

ますます広がる大学間格差(現役合格率の分析)

国試合格率を見る際には、見逃してはいけない点があります。

それは厚生労働省発表の資料による「合格率」とは、前述したとおり合格者数/受験者数×100であるという点です。私立大学の場合には現役生の出願者数と受験者数の解離がたびたび話題になりますので、厚生労働省発表の資料を基にして、出願者数ベースで合格率を計算してみました。

上位3校は①東京歯科大学(合格者数126名/出願者数156名,80.8%)②昭和大学(81/108,75.0%)③愛知学院大学(76/122,62.2%)という結果になります。

下位3校は、鶴見大学(43/127 = 33.9%)、福岡歯科大学(47/105 = 44.8%)、奥羽大学(37/81 = 45.7%)

このような結果になります。

【不合格になった方へのメッセージ】

①敗因分析をきちんとする
まず最初にするべきことは敗因分析です。

全力を尽くして受験して、合格する予定だったはずの114回国試の敗因分析をまずやりましょう。

これをやらない方がなぜか多いのですが、まずは自分の思考過程が正しいのか、そして問題に対するアプローチが正しいのかを確認することから始めてください。

ここが修正できないと、同じことを繰り返す可能性が高いです。

いろいろなところでいろいろな人がいろいろなことを言っているようですが、私がブログ動画で言っていることをマネしている方が多いようです(笑)

私のブログと動画で114回の問題の思考過程やアプローチ方法の解説をしていますので、是非参考にしてください。

②講師を選ぶ権利は自分にあることをきちんと認識する
誰に教えてもらうべきなのか??

講師を選ぶ権利は皆さんにあるんですからね。ここを間違えないようにしましょう。

国試本番で問題を解くのはあなた自身なんですから、あなた自身がきちんと問題を解決できるようにしてくれる先生に教わるようにしてください。

なんで、こんなことを言うのかといいますと、しょぼい講師に習ってしょぼくなってしまい国試合格までに時間がかかってしまっている方をたくさん見てきたからです。

でもまあそのしょぼい講師を選択したのはご自身なんでしょうから、まあ自己責任といえば自己責任なんでしょうけど、もう少し講師選びは慎重にされた方がよいです。

講師を選ぶ際には、その講師がわかりやすいのか、きちんと教えてくれる人なのかどうかをサンプル動画を見て決めましょう。

仮に集団授業を受けるとして各科目で講師が異なるなら講師全員のサンプル動画がないのはおかしいですよ。動画の撮影なんか簡単ですからね。

スマホで簡単に撮影できるのになんでサンプル動画がないんでしょうかね??

たぶんこれはその講師が講義に自信が無いからなんでしょうけど(笑)、一部講師のサンプル動画だけ掲載されているのはおかしいです。不自然極まりないです。

ちなみにdentalkokushiは僕だけです(笑)僕以外にスパルタゼミの講師はいません。YouTubeの僕のチャンネルの動画を見て僕の講義品質・講義能力を判断してください。

③出題基準は115回も同じ出題基準が適用される
2021年3月3日に厚生労働省から116回国試に向けた資料が発表されました。

ん??…116回??

出題基準は4年1回改定される慣行だったので、現行の出題基準は114回国試で終了になるはず・・・

だったのが、115回国試も現行の出題基準が適用されることになったようです(116回からの国試は形式に変更があります。詳しくはブログ記事をご覧ください)。

というわけで115回国試は現在の形式のままです。

過去問研究にしっかり取り組み、基本を重視する学習をして頂きたいと思います。

なお本稿で述べた内容の一部は動画でも説明しておりますので、是非ご覧ください。

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著者/監修者
dentalkokushi
歯科医師

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2023年12月23日
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