印象採得は若手歯科医師が学ぶものというイメージが強いですが、基本的なものから機能印象や光学印象などアドバンス的なものもあり、保険治療が完璧に出来るようになった中堅の先生がこれらを身につけることで長期に渡って使える補綴物に1歩近づくとこが出来ます。
例えば総義歯であれば可動粘膜の印記を適切に出来るかどうかが義歯の安定を左右しますし、歯科業界に徐々に浸透し始めている光学印象は記録だけでなく患者さんへの説明にも有効です。
しかし臨床に出て5から6年が経つと日々の仕事に慣れ、印象採得が流れ作業になり「この症例はここに気を付ける」「トレーを変えてみよう」など細かな工夫をする頻度が減ってしまう先生が多いと聞きます。
このセミナーでは「印象採得」をテーマに、印象採得について若手の先生が学ぶべき基本的項目から、中堅の先生が治療をワンランクアップさせるためのコツについて全4回に分けて 岩手医科大学歯学部臨床教授 齋藤善広先生に解説していただきます。
症例ベースに1つずつ「この症例はこう」とお話していただくため、具体的なイメージを得ることができます。
基礎的手技を極め、さらなる高みを目指しましょう!
<講義目次>
【第1回】
・印象材の種類と概形印象
・トレーの使い分け
・寒天アルジネート連合印象について
・インレー、クラウンの印象
こんな方におすすめ
👉 印象採得に自信がない
👉 補綴物の精度を上げたい
👉 臨床に直結する手技について学びたい
岩手医科大学歯学部臨床教授。岩手医科大学歯学部卒業後、同大学歯学研究科修了。くにみ野さいとう歯科医院開院、同医院厚労省臨床研修施設指定。株式会社モリタ下顎吸着総義歯セミナー主宰。Japan Plate Denture Association 指導医、日本口腔インプラント学会専門医、日本臨床歯周病学会認定医、日本顎咬合学会指導医。著書・講演に「吸着して機能的な総義歯,3つのエッセンス」「見えなかった咬合の不思議を診る」など多数。