舌接触補助床を日常臨床で見たことのある先生は多くないでしょう。
本装置が保険適応されてから数年が経ちますが、装置を必要とする摂食嚥下障害の患者さんが開業医に訪れることは少なく、医科歯科連携が国の求めるレベルに達していないことがその背景にあると考えられます。
しかし超高齢化に伴い以前より舌接触補助床の需要は高まっており、今後更なる上昇が予想されます。つまり「うちの医院には来ないだろう」で終わらせず舌接触補助床に関して適応や管理方法、経過観察時の注意点については知っていなければなりません。
保険改訂にて対象患者拡大されたいま、大学で学びきれなかった舌接触補助床について知識を深めてみませんか?
このセミナーでは「舌接触補助床」をテーマに舌接触補助床の目的・効果・適応、開業医に知っておいてほしいポイント、経過観察時の注意点、保険改訂の内容とその背景、医科歯科連携の行方、今後の展望について大阪歯科大学歯学部高齢者歯科学講座専任教授 小野高裕先生に解説していただきます。
舌接触補助床を要する患者をどうすれば診れるのか、どうやって診ていくのか。
いまこそ学びの時です。
こんな方におすすめ
👉 舌接触補助床に興味がある
👉 医科歯科連携を強化したい
👉 保険改訂された分野を勉強したい
講義目次
現代社会と舌接触補助床
舌接触補助床の基本知識
舌接触補助床と臨床
開業医に求められるもの
医科歯科連携と今後の展望
大阪歯科大学歯学部高齢者歯科学講座専任教授。広島大学歯学部卒業後、大阪大学歯学研究科博士課程修了(歯学博士)。大阪大学歯学部助手、同大学歯学部・付属病院講師、歯学部・附属病院助教授、大学院歯学研究科助教授・准教授、新潟大学医歯学系教授を経て現職に至る。日本補綴歯科学会専門医・指導医、日本顎顔面補綴学会認定医、日本老年歯科医学会指導医・専門医。著書・講演に「超高齢社会に求められるデンタルテクノロジー:咀嚼・嚥下機能回復のために 」「咀嚼・嚥下障害を有する高齢者の義歯治療のヒント」など多数。