なぜ高齢者と比べて、小児に対する訪問歯科は少ないのでしょう。
重症心身障害を持ち通院が難しく、在宅での歯科治療・口腔管理を要する子どもが一定数存在しています。
重度の障害を持つ子どもは人工呼吸器や経管栄養を行っているケースも多く、医療的ケア児と呼ばれています。口腔衛生管理が難しいだけではなく、摂食嚥下機能にも問題があるなど、必要に応じて特別な管理が求められます。
「その様な症例に遭遇したら専門医を紹介すればいい」としても、連携先の確保は十分でしょうか。
また、紹介する前に、できることはないでしょうか。医療的ケア児の増加が社会問題になる中で、地域開業医として、どのような準備をしていますか?
このセミナーでは「スペシャルニーズ児の歯科訪問診療」をテーマに、どのような子ども・障害が対象になるのか、地域開業医はどう動けばよいのか、やるべきこと・知っておいてほしいことについて 日本歯科大学生命歯学部講師 町田麗子先生に解説していただきます。
在宅のニーズは高齢者だけじゃありません。
こんな方におすすめ
👉 障害者歯科について学びたい
👉 小児の在宅訪問についての知識が浅い
👉 小児の摂食嚥下リハビリテーションについて勉強したい
講義目次
スペシャルニーズ児の歯科訪問診療とは
対象となる障害と口腔の特徴
摂食嚥下障害に対するメジャーな評価・訓練
一般歯科に知っていてほしい知識
日本歯科大学生命歯学部講師。同大学附属病院口腔リハビリテーション科所属。著書・講演に「在宅訪問における重症心身障害児の摂食機能療法の必要性」「在宅療養児に対して実施したオンラインによる摂食嚥下リハビリテーション」など多数。