歯科医業の経済に直結する診療報酬。
その具体的な動向を決める中医協(=中央社会保険医療協議会)ですが、一体何をしているのかあまり知られていないのではないでしょうか?
しかし実は定期的にYouTubeでライブ配信されていて、オープンな場で協議されています。とはいえ、かなり細かく議題も分かれておりその中から歯科分野だけに集中して情報収集するのも一苦労です。
そこで本番組では”中医協ウォッチャー”の歯科技工士、青木 秀馬先生に直近で行われた議会から歯科医業に関わるトピックだけをまとめて解説していただきます。
第二弾の今回は、来年(2024年)の改訂発表を先取りするため11月に公示される提案書リストの中から歯科分野のエントリーラインナップをご紹介。
「どんな改訂が行われる?「」新しく収載される処置は?」
事情通の青木先生と一緒に、診療報酬改定の最新情報から予想される展開について考察していきましょう。
<中医協とは?>
中央社会保険医療協議会(中医協)は厚生労働大臣の諮問機関で、2つの小委員会と4つの部会で構成されています。
政府が決定する改定率や社会保障審議会が決める基本方針に基づき、具体的な点数や算定要件を議論しその結論を中医協から厚労大臣に答申しています。