スタッフ問題で疲弊、ストレスで入院、そして医院収入が減少…。最悪の状況を経験した院長が語る、新人スタッフとの付き合い方

スタッフ問題で疲弊、ストレスで入院、そして医院収入が減少…。最悪の状況を経験した院長が語る、新人スタッフとの付き合い方

文・構成:大澤優子 | 投稿日: 2021年09月08日
スタッフ問題で疲弊しその結果医院収入が減少。金銭問題で悩みストレスで健康を害し、挙句の果てにプライベートも最悪ーー。

もし、先生方に「どのような歯科医院を成功している歯科医院と定義しますか?」そして「自分が理想とする歯科医師人生とはどのような形ですか?」と質問したら何と答えますか。

歯科医師としてのキャリア、または年齢や立場が違うため大切にしていることや理想の人生は十人十色。正しい答えはないと思っています。

しかし、冒頭のような結果を望んでいる人は一人もいないはずです。ところが私は冒頭の悪夢を40代で全て経験しました。

感情に任せて周りに怒りをぶちまけていた毎日

なぜこんなことになる?なぜ私ばかりがこんな思いをしなければならない?毎日、不平不満愚痴を唱え、周りの人たちに感情に任せて怒りをぶちまけていました。そんな私を見かねた方がある経営塾に誘って下さり、経営者としての学びを始めました。その後多くの素晴らしい経営者と出会い事業やお金との向き合い方、また従業員の心理や個性など人についても学ぶ機会に恵まれました。

最悪な歯科医院経営状態、絶望的な毎日から抜け出す方法はただ一つ。「院内のシステムそのものとスタッフ(歯科医師も含めて)のマインドチェンジをするしかない」と気づきただひたすらに実行しました。その軌跡を振り返ったのが「歯科衛生士のトリセツ(かざひの文庫)」です。

開業準備中あるいは開業直後の先生、中間管理職として後輩や新人スタッフの教育を担っている教育係の皆さんにぜひ読んでいただき、明日からのスタッフ教育の参考書としてお使いいただければ幸いです。

彼女たちはまさに“別の星から来た生き物”

新人スタッフを教育するにあたりまず最初に「彼女たちに期待しない、自分とは違う」ということを頭に入れておく必要があります。これは決して彼女たちの能力が低いということではなく、育ってきた環境や受けてきた教育も文化も私達とは全く異なるからです。ゆとり世代の教育を受けた彼女たちはまさに「別の星から来た生き物」なのです。

別の星の生き物に以前の私のように「そんなことも知らないの?」「これくらい常識でしょう!」と怒っても体力とパワーを失うだけです。まずは彼女たちが知っている事と知らない事、得意な事と苦手な事をはっきりさせることから新人教育が始まります。

彼女たちにとっては当たり前の事でも私達には非常識としか思えないような事が存在します。またその逆の事例も多く、私達にとっては常識でも彼女たちにとっては「イミフ(意味不明)」となります。

些細なすれ違いをなくす「ルール」と「個性」

このようなすれ違いは最初は些細なことから始まります。些細なすれ違いが積み重なり、いずれ大きくなり院内がボロボロになります。すれ違いを少なくするためには双方の「ルール」を同じにしなければなりません。

職場の基本となるルールブックは「就業規則」ですが、就業規則は常時10人以上の労働者を雇用する場合に作成して労働基準監督署への届け出が義務付けられています。ほとんどの歯科医院はスタッフが10人未満のため就業規則にはあまり重点をおいていないと思います。当院のスタッフも10人未満ですが、社会労務士さんにお願いして就業規則と給与規定を見直してもらいました。

今回のセミナーでは当院の具体例を交えて労使協定、就業規則と給与規定の重要性をお話させていただきます。また義務教育、高等教育で抜けている「お金」と「仕事」についてもスタッフに考えてもらわなければならない重要項目です。

>>大澤先生のセミナーはこちらから

共通のルールブックが出来上がったとしても、ルールのとらえ方は千差万別です。ルール通りに仕事をしていても自分とは考え方や価値観、行動パターンが異なる(=個性が違う)ため人間関係のトラブルに発展することもあります。個性心理學は人間の個性を12匹のキャラクターにあてはめ、さらに60分類した実学です。

不思議なことに他人の事は何かと気になるのに案外自分の個性には気がつきにくいものです。先ずは自分の個性を知り、さらにスタッフの個性も理解することが出来たらギスギスした院内の雰囲気も和らぐことでしょう。

悪夢のような状況も必ず打開できる

コロナ禍というトンネルは出口の先にあるはずの明るい光がなかなか見えてきません。しかし、トンネルの中で自分の健康や生活習慣、そして人生について考えた人も多かったのではないでしょうか。

より健康にそして幸せな人生を送るために私達歯科医療従事者が患者さんのために出来ること、やらなければならないことは山のようにあります。そしてその役割を担っているのが一軒一軒の歯科医院です。

私達歯科医師を、そして歯科医院を支えてくれているスタッフとの良好な関係が築けなければ歯科医院経営も患者さんへの歯科医療の提供も困難になります。

冒頭で記した私の悪夢を皆さんは体験しないように、このセミナーをお役立て下さい。

大ヒット書籍待望のセミナー化!

本記事の執筆者、大澤優子先生が自身の経験をもとに歯科医院スタッフマネジメントのノウハウを余すことなく公開!大ヒット著書「歯科衛生士のトリセツ」で解説した内容から、セミナーでしか話せない裏話が満載の濃い120分となっています。

新人教育に悩む先生必見のライブセミナーです!

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