超高齢社会を迎えた現在では、義歯の概念は変わりつつあります。それは、治療が必要となる高齢者の残存歯数が大きく増えていること、義歯治療を行う世代の年齢が急速に上昇していることが主な原因だと考えられます。
そして、この流れは今後急速に進むことから、取り組んでいくケースが難症例化している時代の流れを感じています。
社会的な背景が変わりつつある分岐点に立っている私たちは、患者さんへのアプローチ法の原点を見直すことが大切なのではないでしょうか?
今回は、一般歯科診療の目線の義歯治療と高齢者中心の義歯治療の目線から、義歯治療における年代別のアプローチを一緒に考えていきましょう。