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昔に投稿した記事に『市販の洗浄剤を使って洗浄しないで』と書きました。
あれから、患者さんにはこちらが指定した洗浄剤を購入して頂くよう指導してますが…やはり商品名に『矯正用』と書かれていると、どうしても購入してしまうようです。
近年『マウスピース矯正』が増える中、市販の洗浄剤を購入する方が増えています。
マウスピースなら市販の物で大丈夫かもしれませんが、保定リテーナーは場合によっては金属部分が腐食します。
1〜2枚目の写真は市販の洗浄剤を使用し続けた患者さんが『壊れた』と臨時で来られた時の装置です。鑞着部分に再研磨をしても消えない穴があり、脆くなって腐食しています。
鋳巣のような感じです。
3~4枚目は修理をし研磨したものです。
鋳巣のような穴は消えました。
鑞の中に埋まっていたはずのワイヤーも腐食した穴から洗浄剤(酵素と銀イオン入り)が侵入したのか、黒く酸化したような状態になってました。
是非とも矯正をされる方は頭の片隅に置いといてもらいたい。。。

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【シリコンの扱いについて】
なにかと身近な材料として『シリコン』があります。
当院は青と黄のシリコンを練って圧接出来るパテタイプのシリコンをバイトチェックやコアなどに使用しています。
そこでたまにあるのがシリコンが硬化しない…といった現象です。
シリコンが硬化しない原因として色々あると思います。
例えば…気温の問題であったり、ちゃんと練れずにマーブル状になってたり。
その中でも『ラテックス製の手袋と接触させない事』と注意書きされている事もあります。意外とグローブを外しても手にラテックス成分が残ってるのか手を石鹸で洗わず練ると硬化しない事もありました。
あとは…ハンドクリームの油分との相性が悪かったり、パウダー付きのグローブの場合は手にパウダーが残っていても硬化しにくい原因になる事があります。
シリコンの扱いには注意書きをよく読んで使用して下さい。

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【ソーピング作業】
矯正では『平行模型』という模型を作ります。
その模型製作の仕上げ作業として『ソーピング作業』があります。
ソーピング作業をすると、模型が長期保存していても変色が少なくカビが生える事もありません。
患者さんの大切な模型。
ソーピング作業してみるのもいいかもしれません。
ソーピングは石鹸水でも出来ます。
模型をソーピング液に漬け、その後ひたすら綿などで磨きます。
すると艶が出て見た目も綺麗になります。

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【即日30分ソフトスプリント】

院内ラボにいると【即日】という指示書を貰うことが多々あります。その中でも1番多いのは『ソフトスプリント』で、厚さ1.5mmの歯ぎしり用です。
印象に石膏を流すところから30分程で製作するように…といった指示が多いですが、その『30分でどれだけ適合がよく作れるか』が課題です。
スプリントの適合としては歯頚ラインがハッキリ出ているか、ソフトスプリントの表面が艶々したままの所はないか(艶々の所は上手く吸着してない)などをチェックします。
バキュームフォームの製作で肝心なのは【模型の乾燥具合】なので、シートを軟化させつつ出来るだけギリギリまでドライヤーで乾燥させてみました。
綺麗に歯頚ラインが出て適合も確認して約25分程で患者さんにお渡し出来ました。

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矯正ではお馴染みですが、平行模型の製作についてです。
一般歯科で院内ラボや技工所勤務でも作れる方は限られてるのかもしれませんが…
平行模型の制作にあたって、あると便利なのは2連トリーマーです。
当院は平行模型を全て院内で製作してます。
軽い手順としては…
①まず下顎基底面を咬合平面に合わせ35mmの高さにします。その後上顎の正中縫合に垂直になるよう7の遠心1cm後方辺りを削り、下顎の後方も上顎に合わせます。上下咬合させた状態で高さが70mmになるよう上顎基底面を削り乾燥させます。
②エンジンを使い、小帯などを傷つけないようにトリミングします。気泡が出てきた場合は埋めてまた乾燥させ綺麗にトリミングし、耐水ペーパーを歯肉頬移行部にあてます。
③全体的に耐水ペーパーをあて、乾燥させてナンバリングをしたらソーピングをして完成です。
因みに、模型の角度など全て決まっています。学生の頃は教科書で見る程度でしたが…
意外と【決まり事】が多い平行模型です。
これを年間約200件以上製作しますが…
もし、歯科医師の方で平行模型が必要になった場合…技工士には最低でも中7日程は余裕をもってあげてください。

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【鑞着のあれこれ③】
矯正には『一般矯正』や『外科矯正』などあります。
『一般矯正』は自費診療ですが『外科矯正』は保険診療になります。
この『外科矯正』は大体がまず矯正をし手術直後から咬合する様に矯正をし(約1年〜1年半)、口腔外科で手術をし、また最後の微調整で矯正(約1年〜1年半)をしていきます。
この外科手術の前に患者さんのワイヤーに『フック』を着けます。手術後、ゴムをかけたりして固定する為のものです。
この『フック』も当院では1本1本技工サイドでつけます。
最近、フックに使っていたブラスワイヤーが生産中止になってしまい在庫もそろそろ限界になってきました。他の矯正歯科さんは何を使用していますか?
クリンパブルフックも併用してますが、どうしてもベンド部分が難しくどうしても鑞着になってしまいます。

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【鑞着のあれこれ①】
技工士サイドの鑞着には色々種類があると思います。ブリッジの鑞着だったり、はたまた溶接して鑞を流したり…
その中で『矯正』も鑞着を多用します。
補助弾線やLingual Arch、Wire Retainerなどなど…
学生の頃はとても苦手でした。すぐにワイヤーは黒く酸化し、鑞着しなければいけないワイヤーはどんどん短くなっていく…模型も黒くなり崩壊していく…
しかし10年も矯正鑞着をやり続けると『慣れ』ていきます。
もし、学生さんて実習で鑞着が上手く出来ない人がいるならちょっとしたコツとして…
①炎の先をよく見て下さい。
②鑞は熱い方へ流れます。
③鑞着したい処は接してますか?
特に③のコツが大切で、ワイヤー同士が接触してないと鑞は思うように流れてくれません。
試してみて下さい。

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